実は一昨日あたりから
左下の奥に生えかかっている
親知らずがズキズキ
と痛み出し、往生してしまっています。
これ以外にあった3本の親知らずは、20代前半に全て抜いてしまってあるので
残っているのはこの1本だけなのですが
こやつは生え始めたのが30才を超えてからと遅かった上に
生え方が横向きで、根っこが顎の神経のすぐ近くにあるとのことで
町の歯医者さんの手には負えない難物らしく
抜くためには
大病院で手術しなければならないそうなんです( ;∀;)
最初にその診断を受けた時
「大病院に紹介状書きましょうか?」
と言われたのですが
その頃は子供がまだ小さくて
手が離せない時だったので
もう少し様子を見ようという事になったのでした。
この親知らず
普段は何ともないから別に良いのですが
少し体力が落ちると
途端にズキズキうずき出すんです。
去年、久しぶりに歯医者さんにかかった時もやっぱり
「これを抜くのは、大病院でないと出来ない」
と言われてしまいました。
根っこがあまりにも神経のすぐ近くにあるため
もしかすると
抜歯後に麻痺とかの後遺症が出るかも知れないんだそうです。
痛みが出ない時も多いし
そんな時には特に支障を感じませんから
後遺症の危険性を冒してまで
抜いてしまおう!
という気にはなれませんでした。
けれども
常に不発弾を抱えている状態で
ちょっと体の調子が悪くなると
途端にズキズキし始めるんですよねえ。
ああ~、厄介。
調べてみると
親知らずって
若いうちに抜いた方が良いらしいですね。
若い方が
抜いた後の体力の回復が早い
という事もありますが
下の親知らずの場合
親知らずの歯根がすっかり完成してしまうと
下顎を通っている下歯槽神経までの距離が近くなり過ぎて
抜歯の際に神経を傷つけるリスクが高まったり
顎の骨に親知らずが定着してしまって
抜くのが大変になってしまうよう
です。
40代、50代の人の場合
骨が固くなっているため
親知らずを抜くのは非常に困難なんだそうです。
う~ん
なんだか怖いですね。
そこまでの危険性を冒してまで抜くべきなのかどうか
考えてしまいます。
親知らずの抜歯って
普通の歯の場合とは難易度が全く違い
ほとんど手術と言っても良いそうですよ。
その手順は
まず、麻酔をかけた後
歯肉の粘膜を切開して剥離し
↓
それからドリルを使って骨を削り
↓
さらにドリルで歯を分割し、取り出して
↓
ぽっかり空いた穴に
抗生剤と止血剤を填入し、縫い合わせます。
生え方によって
通常のやり方では難しいと思われる場合には
病院に入院して
全身麻酔で手術する事になるんだそうです。
怖いよ~!!
親知らずを抜いた後に起こりやすいリスクは
下顎の神経の麻痺です。
これが起こる危険率は1%位なのですが
おとがいや下唇や舌の感覚が麻痺したり
味覚障害が出たりする事があるらしいです。
たいがいの場合それらは一時的なもので
次第に治って行くケースがほとんどみたいですが
中には、治るのに年単位の時間が掛かってしまう場合もあるらしいです。
私の場合、根っこが下顎神経のすぐ近くにあり
麻痺のリスクは高いようなので
ますます怖いです!!
この神経麻痺のリスクを少なくするために
抜歯手術を2回に分けて行う
「2回法」
という手法を取り入れている医院もあります。
1度目には歯の頭だけを取り除き
↓
それから数か月のインターバルを置きます。
↓
その間に、歯の根っこが次第に神経から離れたところに移動していきます。
↓
そこで2回目の手術を行い、根っこを取り除きます。
また、それとは別に
根っこは、あえて取らないことにして
歯冠部分だけを取り除く
歯冠切除術(コロネクトミー)
というものもあるらしいです。
2回法も歯冠切除術も
どちらも保険適用外のようですが
根っこなんか残したままでも支障が無いのなら
いっそ歯冠切除術でも良い~!
とは思うものの
今の所、これを実施している病院は少ないみたいですねぇ……。
とりあえず
紹介状を書くと言われた、うちの近くの大病院ではやっていないみたいです。
ううむ、残念……。
親知らずが痛む原因は
智歯周囲炎といって
親知らずの周囲と歯周ポケットに炎症が起きている可能性が高いようです。
(智歯=親知らずのこと)
これ自体は数日ほどで改善する事が多いのですが
体力が落ちたりするとまたぶり返すという
タチの悪い代物です。
また、それ以外にも
親知らずが斜めや横向きに生えて来ている場合
手前の歯(第二臼歯)を圧迫するために痛む
ということもあるらしく
この場合には、噛んだ時に痛みを感じるそうです。
親知らずに圧迫された第二臼歯は
徐々に移動を余儀なくされ
根っこが溶けて短くなり
寿命が短くなってしまいます。
なんで第二臼歯の根っこは溶けるのに
親知らずのは溶けないんだ!?
おまえの根っここそ溶けろよ!!
溶けて無くなれ!!
って思いますよね……。
とりあえず
親知らずが痛くなった時には
雑菌による炎症を抑えるため
デンタルフロスを使って歯磨きをするのが良いそうです。
そして
殺菌作用のあるうがい薬(イソジンとか)で口を漱ぐのが良いらしいです。
イソジンが良いってネットで知る前に
すでに薬局でリステリンを買ってきてしまったので
私は歯磨き後にリステリンで漱ごうと思います。
そして痛みは我慢せず
鎮痛剤を飲むと良いそうですよ。
(私はバファリンで押さえていますが、ロキソニンなどはもっと鎮痛効果が強いみたいです)
しかしまた
どうして人間には、こんなものが生えてくるんでしょうね?
歯科技術が今みたいに確立する以前の昔の人は
親知らず、どう処置してたんでしょう?
昔の不衛生な環境下では、1本抜いただけでも死んじゃいそうですよね。
それとも
昔の人は固いものを食べて顎が発達してたから
親知らずの生えるスペースも確保されてて
大丈夫だったんでしょうか?
謎です……。
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