TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪の「阪」は明治時代に「坂」から「阪」になったそうですが、昭和の初めごろまで大阪以外では「坂」と「阪」はゴッチャに使われていたようですよ。

私の尊敬する作家吉川英治の 「草思堂随筆」(昭和10年刊)に 『大坂の「サカ」』 という題のエッセイがあります。 これが書かれた昭和10年当時 大阪以外の場所では オオサカの「サカ」を表記する場合 「坂」と「阪」とが 両方ゴチャゴチャに使われていたよう…

ビーチボーイズが歌っている「ジョンB号の遭難」に出てくる船は、あの歌のエピソードの後に遭難してしまったって事なんでしょうか?

ここ近年の日本の夏は正直 あまりにも暑過ぎて、げんなりしちゃうのですが でも 青い空!青い海!眩しい太陽! といった 夏のイメージって やっぱりなんか良いですよね~。 さて そんな夏のイメージを代表する音楽のひとつが The Beach Boys! 私はその昔、1…

アメリカの偉大なる冒険家リチャード・バードが、地底世界に行って地底人と接触していた!?というお話

昨日書いたリンドバーグの 「翼よ、あれがパリの灯だ」の中で ニューヨーク~パリ間無着陸飛行の オーティグ賞を狙う 強力なライバルの一人として 1927年当時には中佐だった リチャード・バード という海軍将校が出て来たのですが 彼に関する情報をネットで…

邦題も内容もゾクゾクするほどカッコイイ!!「翼よ、あれがパリの灯だ」リンドバーグによる大西洋単独無着陸横断飛行の手記

今回は チャールズ・オーガスタス・リンドバーグ(1902-1974)が 1927年5月 世界初のアメリカ~ヨーロッパ間単独無着陸横断飛行を成し遂げた時の事を記した 「翼よ、あれがパリの灯だ」(1953年) のご紹介をいたします。 1902年 ミシガン州デトロイトの弁護士の…

猫の下肢の筋力アップのため「アデホス」を与え続けて約50日が経過しました~若干筋力が付いてきたような気がします。

約7か月ほど前の3月の後半 思わぬ大病をして 2週間の入院&寝たきり生活の末 どうにか死地から回復したミータ (8歳10か月、雄のロシアンブルー、糖尿病歴1年2か月) 現在の彼は、ほぼ以前通りの元気を取り戻しているのですが 長い寝たきり生活の余波のせいか …

恋多き才女がどうしても書き残しておきたかった、若き日の美しい恋の思い出「和泉式部日記」

今回は 平安時代中期の女流歌人・和泉式部による恋物語 「和泉式部日記」 のご紹介をいたします。 -------- 「和泉式部日記」 あらすじ 恋人だった為尊(ためたか)親王が26歳という若さで亡くなってしまった後 和泉式部は傷心と追憶の日々を送ってい…

天界に住む神様たちも寿命には逆らえないようです~天人たちの末期の際に現れる「天人五衰」という5つの徴候のこと

仏教の世界では 悟りを開いていない存在は皆 天道 人間道 餓鬼道 修羅道 畜生道 地獄道 という六道を 生まれ変わり死に変わり 永遠に輪廻転生し続ける ということになっています。 まあ、それはおいといて…… その六道の 最上位にある天道 というのは 神様た…

健康診断の日に「朝から水を飲んじゃ駄目」などと言われると、夏などは特に脱水を引き起こす危険性があると思うのですが……

今日は午前中 年に1度の定期健康診断を受けに 検診センターに行ってきました。 例年 「検診の予約をしてください」 という通知が届くのが初夏なので かつては6月あたりに受けるのを恒例としていたのですが 「検診当日は朝から何も飲食せずに来てください」 …

「ジャンボ旅客機99の謎」のレビュー~ベテラン整備士が明かす「飛行機のバキュームトイレに腸を吸い込まれてしまった乗客がいた」という話

今回は タイ国際航空でリペアマン・スーパーバイザーをしておられる エラワン・ウイパー氏の著書 「ジャンボ旅客機99の謎」~ベテラン整備士が明かす意外な事実~ という本のレビューと その中から特に 意外!! と思われるであろう事実をいくつかご紹介いた…

「一遍上人語録」「播州法語集」の感想~努力・善行など一般的に「良い」と言われている事にも思わぬ落とし穴がある。

今回は 鎌倉時代中期に活躍した時宗の開祖 一遍上人の教えをまとめあげた 「一遍上人語録」と「播州法語集」の感想 を書かせていただきます。 -------- 《一遍智真上人の生涯》 1239年(延応元年) 伊予の国松山に生まれました。 生家は瀬戸内海きって…

帝釈天の舅は阿修羅で、毘沙門天の姑は鬼子母神!?~神様たちの意外過ぎる人間関係について

特別信心深いわけでもなく 信仰している宗教もない私ですが 仏教とか世界の神話関係の本を読んでいるうちに 日ごろ街なかや観光地などで見慣れている神様仏様たちの間に 「えっ、そうだったの!?」 と思わず言ってしまいそうになる 意外な関係性がある事を…

トーマス・マン「ヴェニスに死す」の感想~美に殉じた芸術家の物語ですが、現代だったらまず間違いなく不審者として通報されてしまう事でしょう。

今回は ドイツ人のノーベル文学賞作家 トーマス・マン(1875-1955)による1912年発表の作品 「ヴェニスに死す」 の感想を書かせていただきます。 ※ネタバレあり。 1971年に映画化もされているこの物語 ──── ベニスに死す [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクショ…

kindle電子出版の方法は、以前よりもかなり簡単で単純になってきているようです。

大変ご心配をおかけしましたが 一時は悲惨な状態になっていた 「翼のキッチン」 の表記 おかげさまで無事になおりました!! 翼のキッチン: 機内食製造会社を舞台とした、ハートフルなお仕事長編小説 作者: 戸田蕨 発売日: 2019/05/25 メディア: Kindle版 こ…

kindle本の誤字を修正したら表記がおかしな事になってしまいました。(T_T)

緊急事態が 発生いたしました。 拙書 「翼のキッチン」ですが 先ほど ちょっとした誤字を発見したのでそれを訂正しましたところ 誤字は訂正されたのですが なぜか 表記がおかしく なってしまいました。 (T_T) 電子書籍として体裁がちゃんと出来ているかを確…

宇宙人か!?未来人か!?1803年に茨城の海岸に謎の美女を乗せて漂着した円盤「うつろ舟」のこと

江戸時代の 享和3年(1803年)2月22日正午 常陸国(茨城県)「はらやどり浜」の沖合に 怪しげな乗り物が漂っている のが発見されました。 「ありゃ何だべ!」 地元の人々によって浜辺に引き上げられたその乗り物は 丸い形をしていて直径は3間(5.4m)ほど 上半分…

変幻自在のイリュージョニスト果心居士は戦国時代に実在した人物だった!?

私の「心のお師匠様」吉川英治の作品に 「神州天馬俠」 という少年向けの冒険時代小説があります。 神州天馬侠(一) (吉川英治歴史時代文庫) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/12/05 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ …

彼岸花の咲く季節になると、北原白秋の「曼珠沙華」というちょっと怖い詩を思い出します。

彼岸花の美しい季節ですね。 秋のお彼岸の時期(9月半ば過ぎ頃)に咲く事から名づけられた「彼岸花」という名称には 毒草であるために 「これを食べたら彼岸(あの世)に行ってしまう」 ということに由来している ──── と言う説があります。 また この花が水田の…

Kindleで本を電子出版する際に気を付けた方が良い事などを私なりにまとめてみました。

今回は おそらく この世で一番簡単に本が出版できる方法 Amazonが手掛けている kindleダイレクトパブリッシング というサービスについて書こうと思います。 こちらの過去記事にもチラッと触れてありますが 私の本「翼のキッチン」は このシステムを使って出…