TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「戦国の魔術師」と謳われた忍者・加藤段蔵の気の毒さ加減。

先日、PHP文庫刊の 「忍者の掟〜戦国影の軍団の真実」 (戸部新十郎著) という本を読みました。 著者の戸部新十郎さん(1926-2003)は かつて直木賞候補にもなった事があるという、時代小説の作家さんです。 この本の中には 「忍者とは一体何者なのか?」 「そ…

読売新聞朝刊連載小説・角田光代さん「タラント」の感想。

毎日楽しみに読んでいた朝刊連載小説 角田光代さんの「タラント」が、今日、遂に完結しました。 本当に素晴らしい物語で、読んでいる時には何度も心が震え、終章を読み終えた時には涙が滲んでいました。 この先書籍化されて、より多くの人の元に届けられるべ…

漂泊の俳人・種田山頭火の俳句とその人生

今回は漂泊の俳人 種田山頭火(1882-1940)の、俳句とその人生のご紹介をいたします。 大酒と自堕落に身を持ち崩しながらも 俳句の道に全霊を注ぎ 九州から東北までの日本各地を行乞して歩いた、明治生まれの俳人 種田山頭火 漂泊の俳人であった事から 世間的…

食洗機で洗った陶磁器に謎の茶色い汚れが付着する……(-_-;)

食洗機って便利ですよね。 私も日頃、ものすごく重宝していて これを発明してくれた人にはホント 足を向けて寝られません! という感じなのですが 以前から、すこーしだけ 気になっている事があるんです。 と言いますのも 食洗機で陶器や磁器の食器を洗った…

「冷やしカレー」って意外と結構美味しい。

私は、個人的に 「冷やしカレーって意外と美味しい」 と思っているのですが ここで言う「冷やしカレー」というのは 冷やして食べる事を前提として作られている 料理としてちゃんと確立された 「冷やしカレー」 の事ではなく ただ単に 普通のカレーを 冷蔵庫…

「マーク・トウェイン短編集」の感想とご紹介〜行間からヤンチャな人柄が滲み出ているという感じがします。

先日 アメリカを代表する文豪 マーク・トウェイン(1835-1910) の短編集を読みましたので 今回は その感想とご紹介を書こうと思います。 「トム・ソーヤーの冒険」(1876年) 「王子と乞食」(1881年) 「ハックルベリー・フィンの冒険」(1885年) などの作品で 今…

「湑み / 釃み (したみ)酒」~なみなみ注がれ、したたり溜まった酒をいう言葉。

グラスから溢れるくらいに なみなみと注がれて 下の方に溜まったお酒。 居酒屋さんや日本料理屋さんなどで、よく出てきますよね。 「盛り切り」から転じた 「もっきり」だとか 「盛りこぼし」 とか 「こぼし酒」 などと呼ばれていますけれど この注ぎ方には…

開封後かなり経った冷凍食品を食べて胸焼けしました。

私の夫はすこし前まで、毎日職場にお弁当を持って行っていたのですが 近ごろは週のほとんどが、自宅でのリモートワークとなったため 最近では、お弁当を作ることがほとんど無くなってしまいました。 そこで私は 先日、ふと思い出したんです。 「お弁当に入れ…

「家事」としての「料理」が嫌いになってしまうことについて。

家庭内において 料理を担当している人は 「もう、ご飯づくりをするのはウンザリ!」 そんな風に思うことって 結構多いんじゃないかと思います。 (私なんかしょっちゅうですよぉ〜) 献立を考えるのも 材料の買い出しに行くのも 野菜を洗ったり切ったりして 下…

ちょっと気の毒なネーミングの花「サフランもどき」について。

先日、散歩の途中に よその駐車場の片隅で 薄ピンク色をしたこんな花が 咲いているのを見つけました。 なんとなくニッコウキスゲにも似てるから 「萱草(カンゾウ)の仲間かな?」 と思って ネットで名前を調べてみたのですが なかなか正体が判明せず 「初夏の…