2023-01-01から1年間の記事一覧
岩波文庫の 「新訂 一茶俳句集」(丸山一彦校注)を読んでいたところ 可愛いらしい俳句を見つけましたので 今回はそれをご紹介しようと思います。 新訂 一茶俳句集 (岩波文庫) 作者:小林 一茶 岩波書店 Amazon その句は文化11(1814)年 小林一茶が52歳の時に詠…
今回は 都心や千葉埼玉方面から気軽に行ける三浦半島の景勝地 「小網代(こあじろ)の森」 をご紹介いたします。 三崎や城ケ島にほど近い住宅街の中なのに まるで尾瀬にでも行ったかのような 大自然の別天地が堪能できるんですよ。(^_^) 小網代の森というのは …
庭に長らく放置しておいた鉢植えのモミの木が、いつの間にか地面に根っこを生やし ニョキニョキ伸びて、大木になってしまいそうな気配だったので 切って クリスマスツリーにすることにしました。 このモミの木は、家を新築した十数年前に買ってきたもので 手…
先日、我が家のココ(生後8か月)の避妊手術を済ませてきました。 女の子の猫ちゃんワンちゃんを飼っている方には、同感していただけると思うのですが 女の子の避妊手術って、お腹をザックリ切らなきゃならないから、な~んか不安になるんですよねぇ……。 こち…
夏ごろまでは白かったココの顔が 12月、生後8か月になり 気づいてみたら いつの間にかグレーになっていました! 彼女はシャム猫系の トンキニーズという猫種で 顔や手足にグレーのポイントカラーが入る 「プラチナポイント」という毛色なのですが この 耳、…
先日、上大岡のシネコンで 話題の映画「ゴジラ-1.0」を観てきました。 植物学者・牧野富太郎をモデルにした朝ドラ「らんまん」で おしどり夫妻を演じられていた神木隆之介さんと浜辺美波さんが、こちらでもコンビで出演されているという事で こりゃ~ぜひと…
先日、愛用の辞書「角川国語辞典」を眺めていましたところ 蟇蛙(ひきがえる)という語句の説明に 「あと足が短く水かきはない。」 と書いてあるのを発見し 「ヒキガエルって水掻きが無いの!?」と ビックリしてしまいました。 そこで ネット上でヒキガエルの…
読売新聞の朝刊で連載されていた 木内昇さんの時代小説 「惣十郎浮世始末」が完結しましたので 今回はそのご紹介と感想を書こうと思います。 毎日少しずつ進む小説欄を読むひとときが 「ずっとこのまま続けばよいのになぁ……」と 愛おしく思えてくるような と…
初めてこの歌を聴いたのは幼少のころ。 NHKの「みんなの歌」で 1976(昭和51)年に放送された 上條恒彦さんによる 日本語版「モッキンバードヒル」(作詞 山元清多)でした。 木々の梢で鳥たちが鳴く、のどかな光景に そこはかとなく、郷愁が呼び起こされるよう…
私は毎年秋になると 三浦に「松輪のサバ」を食べに行くのを恒例としているのですが 昨年の10月、その近くの海岸で ヘンテコリンな花を見つけてしまいました。 todawara.hatenablog.com その形状から 「ツクシっぽい」とか 「ワレモコウっぽい」とか 「蔓性」…
テーブルにつく汚れの中で 新聞のインク汚れって 地味ながら、結構厄介ですよねえ……。 我が家のダイニングテーブルは白木っぽい素材なので、気が付くと、表面がうーっすらインク汚れで黒ずんでしまって、汚さが目立っちゃうんですよ。 しかもこれが 普通に濡…
元気な事をあらわす 息災(そくさい)という言葉がありますよね。 「おじいさまは、ご息災でいらっしゃいますか?」 「私ども家族は、みな息災で過ごしております」 なんてふうに使ったりしますが ──── この息災っていう言葉 「息」が「災」で どうして「元気…
稲荷神社に狐とか 八幡宮に鳩など 日本の神様仏様の世界では 「使わしめ」「使い姫」「御先(みさき)」 などと呼ばれ 神様にお仕えしている様々な動物たちがいます。 という事で 今回は有名ドコロの代表的な「使わしめ」たちを なるべくわかりやすくご紹介し…
突然ですが 洗面ボウルの掃除って 皆さんどうされていますか? 洗面ボウルって 毎日きちんと拭き掃除していても 蝋みたいな汚れが落としきれないんですよねえ……。 石鹸と脂が混ざったような あの蝋みたいな汚れのせいで 本来ツルツルであるべきセラミックの…
大正時代の終わりごろから昭和にかけての美術界で 民芸の素晴らしさというものを 世間に知らしめる 「民藝運動」 という一大ムーブメントがありました。 先日、その提唱者 柳宗悦(1889-1961)による 「民藝とは何か」 という本を読みましたので 今回は「民藝…
このまま生き残れるか!? それとも 滅びてしまうのか!? そんなピンチの瀬戸際にある時のことを 「危急存亡の秋(とき)」 と言いますが この場合の「とき」って 春や夏や冬の場合だってあるだろうのに どうしてワザワザ「秋」と書かれるのでしょうね? この…
「忍法」という言葉を初めて使ったのは吉川英治である ────という説は 今ではWikipediaをはじめ多くの所で語られ 広く知られている事ではありますが 今回は吉川英治大ファンの私がその辺のところを もうちょっと詳しくお伝えしたいと思います。 講談社刊の「…
昨年の秋 実家の電気代がありえないほど高くなっている事に気が付きました。 父が亡くなってから老母が一人で住んでいる一軒家なんですけど 母が使う電気代ってそれまではだいたい 一月で7000円台が平均的なところだったんですよ。 ところがそれが 10月には2…
甲子園球場の「甲子」だとか 戊辰戦争の「戊辰」だとか 日本の地理や歴史においては それが「造られた年」や 事件が「起こった年」を表すのに 干支(かんし)というものが使われる事が良くありますよね。 ※ 阪神甲子園球場が造られた 1924(大正13)年は甲子(き…
他人の気を引くために色目を使う事を 「秋波(しゅうは)を送る」 と言ったりしますが いったい全体 どうして「秋の波」が「色目」って事になっちゃったんでしょうね? 「秋波」というのは、もともとは字の通り 気候爽やかな秋の澄み切った水波 の事だったので…
私が今住んでいる地域は、わりと昔ながらの下町っぽいところで 7月に行われる夏祭りの御神輿なんかは 毎年かなりの気合が入っているのですが それに比べると 8月に開かれている盆踊り大会は 全くやる気が感じられず さっぱり盛り上がりを欠いている状態であ…
「馬です。 いささか納得できないことがあります。 どこの誰だかわからない人の事を ちょっと馬鹿にしたような感じで 『馬の骨』 って言うじゃないですか」 「たとえば そんなどこの馬の骨とも知らない奴に 大事な娘をやれるか~!! とか」 「これがどうし…
今回は 藤原摂関家にまつわる権力闘争と栄華の歴史を 紀伝体で鮮やかに描き出した歴史文学作品 「大鏡」のご紹介をいたします。 大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫) 作者:保坂 弘司 講談社 Amazon 平安時代から室町時代にかけて成立した 「~鏡(かがみ)」とい…
愛猫ミータが腎臓病で天に召されてから1年半近く ずどーん…と ペットロスに陥ってしまい 精神的にも身体的にもどん底まで落ちに落ちまくっていたのですが 2か月前にココ(トンキニーズの女の子・現在生後4か月)を迎えてから、心身共にすっかりV字回復いたし…
夏から秋にかけて花を咲かせる 秋海棠(シュウカイドウ)という植物があります。 たいへんに可憐で美しい花なのですが この植物 断腸花(ダンチョウカ)なんていう別名を持っているんですよ。 断腸って……。(*_*) 字面だけ見ると なんだか切腹みたいな感じがして …
今回はSF小説の始祖とも称され 「タイムマシン」という言葉の生みの親でもあるイギリス人作家 ハーバート・ジョージ・ウェルズ(1866-1946)が29歳の時に発表した小説 「タイムマシン」(1895年)のご紹介をいたします。 ウェルズ本人が1931年度版「タイムマシ…
都市伝説ってありますよね。 「こんな話があるんだってよ」(; ・`д・´) といって語られる 本当か嘘かよくわからないような噂話……。 東京ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」の中には、本物の幽霊が混じっているんだって! とか 井の頭公園のボートに…
「大鏡」(平安時代後期に成立したと思われる、藤原摂関家を中心とした歴史の記録)を読んでいた所 和泉式部の恋人として有名な 敦道親王(冷泉天皇の第四皇子)の最初の奥さま が出て来たんですが その方のキャラクターが余りにもぶっ飛んでいましたので ここに…
トイレ掃除はわりと頻繁にしているつもりなのですが 長い事ど~うしても取れない汚れがありました。 それが 便器の溜り水の際(キワ)のところに付く 黒い線みたいな汚れです。 この汚ればっかりは ブルーレットでもサンポールでもクレンザーでも 重曹でもクエ…
アナウンサーってスゴイですよね。 どんなに言いづらい言葉だって、ニュースを伝える時には、よどみなくスラスラと読みあげることが出来るんですから。 「マサチューセッツ州で手術中」 なんて 私だったら到底噛まずに言える自信ありません。 アナウンサーの…