突然ですが 洗面ボウルの掃除って 皆さんどうされていますか? 洗面ボウルって 毎日きちんと拭き掃除していても 蝋みたいな汚れが落としきれないんですよねえ……。 石鹸と脂が混ざったような あの蝋みたいな汚れのせいで 本来ツルツルであるべきセラミックの…
大正時代の終わりごろから昭和にかけての美術界で 民芸の素晴らしさというものを 世間に知らしめる 「民藝運動」 という一大ムーブメントがありました。 先日、その提唱者 柳宗悦(1889-1961)による 「民藝とは何か」 という本を読みましたので 今回は「民藝…
このまま生き残れるか!? それとも 滅びてしまうのか!? そんなピンチの瀬戸際にある時のことを 「危急存亡の秋(とき)」 と言いますが この場合の「とき」って 春や夏や冬の場合だってあるだろうのに どうしてワザワザ「秋」と書かれるのでしょうね? この…
「忍法」という言葉を初めて使ったのは吉川英治である ────という説は 今ではWikipediaをはじめ多くの所で語られ 広く知られている事ではありますが 今回は吉川英治大ファンの私がその辺のところを もうちょっと詳しくお伝えしたいと思います。 講談社刊の「…
昨年の秋 実家の電気代がありえないほど高くなっている事に気が付きました。 父が亡くなってから老母が一人で住んでいる一軒家なんですけど 母が使う電気代ってそれまではだいたい 一月で7000円台が平均的なところだったんですよ。 ところがそれが 10月には2…
甲子園球場の「甲子」だとか 戊辰戦争の「戊辰」だとか 日本の地理や歴史においては それが「造られた年」や 事件が「起こった年」を表すのに 干支(かんし)というものが使われる事が良くありますよね。 ※ 阪神甲子園球場が造られた 1924(大正13)年は甲子(き…
他人の気を引くために色目を使う事を 「秋波(しゅうは)を送る」 と言ったりしますが いったい全体 どうして「秋の波」が「色目」って事になっちゃったんでしょうね? 「秋波」というのは、もともとは字の通り 気候爽やかな秋の澄み切った水波 の事だったので…
私が今住んでいる地域は、わりと昔ながらの下町っぽいところで 7月に行われる夏祭りの御神輿なんかは 毎年かなりの気合が入っているのですが それに比べると 8月に開かれている盆踊り大会は 全くやる気が感じられず さっぱり盛り上がりを欠いている状態であ…
「馬です。 いささか納得できないことがあります。 どこの誰だかわからない人の事を ちょっと馬鹿にしたような感じで 『馬の骨』 って言うじゃないですか」 「たとえば そんなどこの馬の骨とも知らない奴に 大事な娘をやれるか~!! とか」 「これがどうし…
今回は 藤原摂関家にまつわる権力闘争と栄華の歴史を 紀伝体で鮮やかに描き出した歴史文学作品 「大鏡」のご紹介をいたします。 大鏡 全現代語訳 (講談社学術文庫) 作者:保坂 弘司 講談社 Amazon 平安時代から室町時代にかけて成立した 「~鏡(かがみ)」とい…
愛猫ミータが腎臓病で天に召されてから1年半近く ずどーん…と ペットロスに陥ってしまい 精神的にも身体的にもどん底まで落ちに落ちまくっていたのですが 2か月前にココ(トンキニーズの女の子・現在生後4か月)を迎えてから、心身共にすっかりV字回復いたし…
夏から秋にかけて花を咲かせる 秋海棠(シュウカイドウ)という植物があります。 たいへんに可憐で美しい花なのですが この植物 断腸花(ダンチョウカ)なんていう別名を持っているんですよ。 断腸って……。(*_*) 字面だけ見ると なんだか切腹みたいな感じがして …
今回はSF小説の始祖とも称され 「タイムマシン」という言葉の生みの親でもあるイギリス人作家 ハーバート・ジョージ・ウェルズ(1866-1946)が29歳の時に発表した小説 「タイムマシン」(1895年)のご紹介をいたします。 ウェルズ本人が1931年度版「タイムマシ…
都市伝説ってありますよね。 「こんな話があるんだってよ」(; ・`д・´) といって語られる 本当か嘘かよくわからないような噂話……。 東京ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」の中には、本物の幽霊が混じっているんだって! とか 井の頭公園のボートに…
「大鏡」(平安時代後期に成立したと思われる、藤原摂関家を中心とした歴史の記録)を読んでいた所 和泉式部の恋人として有名な 敦道親王(冷泉天皇の第四皇子)の最初の奥さま が出て来たんですが その方のキャラクターが余りにもぶっ飛んでいましたので ここに…
トイレ掃除はわりと頻繁にしているつもりなのですが 長い事ど~うしても取れない汚れがありました。 それが 便器の溜り水の際(キワ)のところに付く 黒い線みたいな汚れです。 この汚ればっかりは ブルーレットでもサンポールでもクレンザーでも 重曹でもクエ…
アナウンサーってスゴイですよね。 どんなに言いづらい言葉だって、ニュースを伝える時には、よどみなくスラスラと読みあげることが出来るんですから。 「マサチューセッツ州で手術中」 なんて 私だったら到底噛まずに言える自信ありません。 アナウンサーの…
先日、玄関のドアを開けたら 玄関先のステップにやたらと ダンゴムシ(の死骸)がコロコロ転がっているのに気が付きました。(+_+;)) 私は、ゴキブリが死ぬほど大ッッ嫌いなので 絶対にやって来させないようにするべく 家の中はもちろん、屋外にも ゴキブリ駆除…
鉢植えで買ってきた翌年から かれこれ10年くらい ず~っと花を付けなかった我が家の庭の紫陽花が 今年はようやく 可愛い花を一つだけ、つけてくれました。 鉢植えの紫陽花の場合 買った時点で養分が花に全振りしている状態のため 買った翌年には花をつけない…
生後2か月になったばかりで我が家にやってきた トンキニーズの女の子 ココちゃんです。 この写真は、我が家に来た初日に撮ったものなんですが まだ赤ちゃんって感じですね。 この時の体重は300gくらい。 手乗り猫ちゃんってくらいの小ささでした。 生後2か月…
商売が繁盛してガッポガッポもうかる時のことを 「かき入れ時」 と言いますが この「かき入れ」という言葉にあてる漢字を 「掻き入れ」 だと思っている人は非常に多いんじゃないかと思います。 たとえば、こんな風に 落ちているお金や宝石とかを、熊手かなん…
「願い事は、強く願えばきっと叶うよ!」 なんて言葉をよく聞きますが── まあ…… わかっている人も多いとは思いますけど 願えば必ず叶う なんてわけではないですよね。 願うだけでホイホイ叶うって、そりゃ 神様か超能力者でしょ。 人類全員が「願っただけで…
近頃、AIが飛躍的大発展を遂げ 一気に身近なものとなってまいりました。 以前から 「AIが発展・普及しすぎると、人間の様々な仕事がAIにとって代わられるようになるぞ!」 と言われてはきましたが 実際に良い感じの絵画や文章を書くAIが出現し、瞬く…
愛猫ミータを虹の橋に見送ってから1年半─── 新たな猫ちゃんを迎える決心が なかなかつかないまま ずっと ミータを喪った悲しみの淵で苦しんでいたのですが このごろようやく 新しい道を歩み出す気になり ブリーダーさんの所から 子猫を迎えることとなりまし…
2023年4月 飛行機にまつわる二つの珍事件が 私の心を強く強く惹きつけてしまいましたので 今回はそれをご紹介したいと思います。 まず一つ目の事件は 4月17日に起こりました。 主役はオーストリア航空のボーイング777型機 この日ウィーンを離陸し ニューヨー…
ここしばらく、かなり長い事 ブログ記事を更新できない状態でおりましたが 実は、この春 我が家の一人っ子(大学生)が 学校近くの町で一人暮らしを始めるため 家を出て行くことになり 母親である私は すっかり 寂しさに捉われてしまって 空の巣症候群に なっ…
鷹の仲間の猛禽で ミサゴ(鶚)という鳥がいます。 タカ目ミサゴ科ミサゴ属 英語では「オスプレイ」 海岸や川辺などの水辺に棲息し 水面を低く飛び回りながら獲物を探します。 肉食性で 特に魚を好むところから またの名を ウオタカ(魚鷹) とも呼ばれている…
先日 「よくわかるヒンドゥー教」(瓜生中著 角川ソフィア文庫刊) という本を読みました。 ヒンドゥー教の成り立ちですとか 聖典(ヴェーダ)のこと 有名な叙事詩 「マハーバーラタ」 (パーンダヴァ5王子VS従兄弟のカウラヴァ悪玉王子100人との戦い) 「ラーマー…
今回は アメリカのハードボイルド・ミステリー作家 ダシール・ハメット(1894-1961)の1930年の作品 「マルタの鷹」 のご紹介をいたします。 マルタの鷹〔改訳決定版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ダシール ハメット 早川書房 Amazon 内容をかいつまんでい…
パーラーって聞くと みなさん、何を思い浮かべますか? 私なんかはまず 喫茶店って思うんですけど 美容院を思い浮かべる人も 結構多いかもしれませんね。 もしくは パチンコ屋とか。 喫茶店、美容院、パチンコ屋 それぞれ 全くイメージが違う にも関わらず …