今回は拙書
「翼のキッチン」のプロモーションを
やっちゃいます!
ここは東海地方にある
比較的新しい空港
静川オレンジ空港
物語の舞台は
その保安区域内にある
機内食製造(ケータリング)会社
シーガルフードサービス㈱
である。
搭載部員
「聞いてよ~、さっき、ドルフィン航空の超可愛いCAから『いろんなケータリング会社の機内食食べてるけど、やっぱりシーガルさんの料理が一番美味しいですぅ♥』って───」
コック
「ええっ、マジで、そんなこと言われたの?」
搭載部員
「言われたらいいな~って想像しちゃったの!」
コック
「何だよ、それ……」
そんな折
取引先である航空会社が数社
様々な事情により
この空港からの発着便を取りやめることとなった。
危機感を募らせた会社の重役たちが
緊急的に開催した会議の席上
親会社から鳴り物入りでやってきたばかりの新社長が言った。
「われわれは、このまま受け身の姿勢でいて良いのか?
今こういう時だからこそ
直接的な取引先である航空会社だけではなく
我々の機内食をお召し上がりになる
一般のお客様方にも
我々の存在を認知していただけるように
プラスアルファとなる工夫を凝らすべきなんじゃないのか?
うちの機内食を食べたいと言って
全国、世界中のお客様が
この空港に来て下さるようになる位の、
それぐらいの気概を持とうじゃないか。
今こういう時だからこそ
シーガルフードサービスここにありと
航空業界内だけではなく世間一般にも
ガツーンと
存在感を
しめしてやろうじゃないか!!」
親会社にいた時には
非常にやり手のホテル事業本部長であって
不採算だったホテルをいくつも立て直したという新社長。
なにぶんこちらに来たばっかりなので
色んな事情には、少し疎く
言うことが、かなり強引である
強権的な社長命令で
「世間をアッと言わせる斬新な新メニューを考え出せ!」
などと言われ
戸惑ってしまうコックたち。
突飛なメニューの提案なんか
取引先の航空会社には
受け入れてもらえないだろうし……
それどころか
下手したら怒られてしまいそうだし……
そもそも
裏方である我々の自己主張なんて
飛行機に乗る一般のお客様からは
期待されてないんじゃないのかな……?
けれども
彼らは社長の言うように
「自分たちの作った料理を食べたいと
一般のお客さんにも思ってもらえるようになったら
きっと嬉しいだろうな……」
とも思うのである。
そんな時
戸惑う彼らの前に
一人の女性コンサルタントが
彗星のごとく現れた!!
「私にお任せくださ~い!」
超自信満々だが
実は彼女
まだほんの駆け出しである……。
みんなで知恵を出し合って───
航空各社に向けたミールプレゼンテーションの期限が迫る中───
「斬新なメニュー」は出来上がるのだろうか!?
そしてまた
航空会社の反応やいかに!?
恋あり
涙あり
友情あり
希望に向かって
レッツ・テイクオフ!
───と
そんな感じのお話になっております。
読んでいただけたら、とっても嬉しいです。(*^_^*)
こちらもよろしく!
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