TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

猫の糖尿病 耳からの採血の仕方

我が家には8歳になる猫(ロシアンブルー)がいます。

 

 

もともと骨格的に大柄だった事もあり

5歳ごろには体重が9キロ近くまでありました。

(その後7キロ台後半ぐらいまでに落ちましたが)

 

去勢済みのオスは太りやすいというから

肥満にさせないように

ご飯はサイエンスダイエットのライトにしてたんですけど

 

食事量にも

もっと気を配っておけば良かったです……。(-_-;)

 

去年の夏、急に飲水量とオシッコの回数が増えだして

「おや?」と思ったら、

 

糖尿病になってしまっていました……。

 

それまでは風邪一つ引いたことのない健康優良児で

このまま、ずーっと元気で長生きする事を微塵も疑っていなかったため

 

お医者さんから「糖尿病宣告」を受けた時には

頭の中が真っ白になってしまいました……。

 

 

これを読んでいる中には

今まさに、愛猫がお医者さんから糖尿病宣告をされて

ショックを受けている人もおられるかもしれませんが

 

心配しなくても大丈夫ですよ!

 

高血糖のせいですぐに死んじゃう

なんてことはないし

血糖値コントロールを適切にしていれば

普通にちゃんと長生できるそうですから。

 

人間だって

糖尿病を持ちながら元気で過ごしている人

いっぱいいるでしょ?

 

 

今、我が家のニャンコは

朝夕、2回インシュリンの注射をしています。

 

最初のうちは

毎日インシュリン注射が必要になると考えただけで

何だか可哀想で悲しくなってしまったし

そんな事、自分にできるのかなと不安にもなりましたが

 

慣れてしまえばどうってことはありません。

 

でも、低血糖状態になると怖いから

それだけは充分気を付けないといけませんね。

 

ニャンコが糖尿病になると

定期的に動物病院に行って血糖値を測る必要が出て来るのですが

毎回先生にやっていただくと治療費がかさんでしまうため

 

 

事によると先生から

飼い主自身の手で採血と血糖値の簡易測定をする事

をすすめられることがあるかもしれません。

 

 

最初は

「無理無理無理!」

って思うかもしれませんが

これも慣れればできるようになりますので

 

今回はその方法をご説明しますね。

 

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用意するもの

血糖値測定器とそのセンサー穿刺ペン消毒用アルコールを沁み込ませた脱脂綿乾いた脱脂綿アルコールで消毒した消しゴムです。

 

まず穿刺ペンに針をセットします。

 

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穴の大きい方を上にしてセットする


針先はよくよく見るとメスのような形になっているので、差し込む方向は結構大事です。

二つ空いている穴が大きな方を上にセットすると良いようです。

 

針をセットしたら

先っぽについている丸いキャップをねじり取って

ペン先のガードを取り付けます。

 

針先の出る単位は「1」で大丈夫。

(ニャンコさんの耳はとても薄いので、あんまり単位を大きくすると貫通してしまいます)

 

測定機にセンサーを差し込みます。

これは機種によるかもしれませんが

私の使っているものは奥まで差し込むといきなりカウントダウンを開始してしまうので

ぎりぎり手前まで差し込んで置いておき

血液の準備が出来てからシッカリ差し込みます。

だから、このタイミングがちょっと難しいんですよね……。

 

猫の耳をアルコール綿で拭き

消しゴムを当てて台にするような感じにして

耳の縁に沿っている血管を狙い

ペン先を当てて

「カチッ」

とボタンを押します。

 

 

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これ、最初はこの消しゴムを使わずにやっていたのですが

下がふにゃふにゃしていると、どうもしっかり刺さらなくて駄目なんです。

 

冬の寒い日などは、蒸しタオルなどで耳を温めて

血行を良くしてあげると血の出が良いようです。

 

耳の中央の方には太い血管が走っているのですが

そちらに針を当てると大出血してしまうので

やめた方がいいですよ。

 

刺した所から

ビーズ玉くらいの血が出てきたら

すかさずセンサーを奥までしっかりセットして

センサーの先っぽから血液を吸わせてください。

 

この時、ニャンコが頭をブルブルッと振って血液を飛ばしてしまうと

今までの努力がすべてパーになってしまうので

気を付けましょう。

 

無事測定が終わったら

ニャンコさんの耳に脱脂綿を当てて止血してあげてください。

 

あの細い血管に針を命中させるのは、実はなかなか難しいのですが

慣れればだんだん命中率も上がってきます。

 

ニャンコさんにとっても

注射針で腕や脚から採血されるよりは、痛みやストレスがずっとずっと少なくて済みますので

 

もしお医者さんから自己採血&検査を打診されました時には

ぜひ参考になさってみてください。

 



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糖尿病の猫へのインシュリン注射のやり方

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うちの猫が糖尿病になってからの1年を振り返ってみます。

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猫の食餌制限って難しいですよね……。

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猫の簡単な採尿のやり方について

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こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

台風スウェル

台風スウェル

 



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