私が自分の「心のお師匠様」として尊敬(私淑)しているのは
「宮本武蔵」
で知られる国民的大作家
吉川英治先生と
名曲
「ウィスキーがお好きでしょ」
で知られる
ミュージシャンの
杉真理(すぎまさみち)さん
です。
初めて杉さんの音楽に触れたのは中学生の時。
姉に聴かせてもらった
「ナイヤガラトライアングルVol.2」
でした。
今にして思えば
どうしてあの時にもっとガッツリ嵌らなかったのか不思議でならないんですよね……。
「Nobody」とか
「杉さんの曲で好きなものベスト20」で、常に上位に入ってくるくらい大好きな曲なのにっっ!
(この当時の私は、もっぱらユーミンに夢中だったんです)
NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition
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私が本格的に杉さんの音楽にハマり出したのは、それから数年後のことになります。
大学生の時に
「DoYouFeelMe」を聴いて
電撃的ショックを受けてしまいまして。(T∀T)
(この曲は、杉さんのアルバムでは「MADE IN HEAVEN」に収録されています)
みずみずしくて、色鮮やかで
ロマンチックで、可愛らしく
どこかホンワカと懐かしい……
こういう作風の人
昔も今も、他にはいないんじゃないですかね……?
「雨に唄えば」とか
「イースターパレード」とかの
夢心地な杉さんワールドに魅了され
すっかりハートを鷲掴みにされてしまいました。
人が性格を形成するうえで
その人が文化的にどういうものを嗜好してきたかというのは
かなり大きな影響があると思うんです。
私の生まれながらの性格は
わりとネガティブだったらしいのですが
(母曰く、小学校に上がる前のチビっ子時代の私は、かなり内気で神経質だったらしいですよ)
中学時代から吉川英治先生を尊敬しはじめ
「朝の来ない夜はない!」
とか
「われ事において後悔せず!」
などの言葉を座右の銘としている上に
杉さんの
パカーンと突き抜けたような陽性な歌を、浴びるように聴き
「自分を信じていればきっと大丈夫!」
という前向きメッセージを
繰り返し繰り返し心に刻みこむことによって
気が付いたら
すっかり別人のように楽天家の私が出来上がっておりました。(^^)
私の場合は小説ですけど
音楽にしても、文芸にしても、絵にしても
芸術方面の活動によって
いくらかでも世に打って出ようと思う場合
自分が「良い」「好きだ」「こういうのがやりたい」と思っているものと
市場から「こういうのが売れるんだよ」と要求されるものとの間には
結構な開きがあったりしますよね。
「好き」を優先したいのは山々だけれども
そうすると
ビジネスとしては成り立たない。
でも
自分の「好き」を犠牲にして
「売れ線狙い」の方に寄り過ぎると
今度は
好きでやっていたはずの事が
苦痛になってしまい、嫌いになってしまう。
ここの所の兼ね合いって本当に難しいですよね……。
ところが
杉さんは職業ミュージシャンとして活躍しながら
自分の好きな事を好きなようにやる、というのを
絶妙のバランス感覚で実現している。
ここが本当にすごいと思うんです!
大瀧詠一さんの影響で
「好きなことだけやろう」
と決意した
───というような事を杉さんがどこかで言われていましたが
長い音楽生活で実際にそれを貫いてこられたのには
ものすごい強い意志を要したんじゃないかと思います。
それでいながら
杉さんには、力んだ所なんか全然見えない。
いつも朗らかにニコニコしていて
風のような、流水のような自然体な感じ。
もぉぉ~
なんてカッコ良いんでしょう!
(カッコ良すぎまさみち~!)
最近になって、私もようやく自分の納得のいく小説が書けるようになりました。
そして、気が付いてみたら
やる気次第で、いくらでも自力で本を売り出せる時代になっていました。
そんな時に、杉さんの新しいアルバム
「MUSIC LIFE」
が出たんです。
これを聴いて
ドーン!と背中を押されたような気がしましたね!
1曲目の
「最高の法則」の冒頭のフレーズからしてもう
自分に対する応援歌のような気がしちゃって、鳥肌が立ってしまいました。
(超名曲!)
就職した時も、結婚した時も
杉さんの新しいCDが出て、その言葉に励まされるたびに
「あぁ、この人のファンをやっていて本当に良かった!」
と喜びを噛みしめながら
気づけばもう30年近く ───
きっとこれからも、一生ファンでいると思います!
私も杉さんと同じように
自分が心から好きだと思えるような小説を書き
文学をエンジョイしながらやっていこうと思います ♪ (^_-)ノ
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