長かった梅雨も明けて、いよいよ夏到来ですね。
夏と言えば海!
海と言えば人魚!
──という事で
今回は
人魚について語らせていただきます。
人魚といえば
若くて綺麗な女性
というイメージですが
私は昔から
人魚姫にだって
お父さんやお爺さんはいるはず!
と思っておりました。
そこで
おとぎ話に描かれた
若くて綺麗な女性ばかりという
一面的な人魚社会ではなく
もっと現実に近い
老若男女が混在した人魚社会というものが見てみたい!
と思いネット上を調べてみましたところ ──
人魚を取り巻く世界は
私の想像を
はるかに超えていた!
── という事で
今回はそのあたりの所を
驚きと共にご紹介させていただきます。
まず最初に
人魚世界に男性はいるのか?
という所について調べてみた所
人魚にも男性はいる!
という事が意外にもアッサリと判明いたしました。
女性人魚の
「マーメイド mermaid」
に対して
男性人魚は
「マーマン meman」
と呼ぶらしいです。
こちらのサイト「TABI LABO 」さんの
2016年の記事によりますと
昔から人魚のコスプレをして楽しんでいるマーマン達は結構いたらしいのですが
人魚を職業として選んだという
プロマーマンの先駆けになった
アメリカ人青年Chris O'Brockiさんの話題が出ております。
プロ人魚って何をするの!?
と疑問に思われるでしょうが
仕事内容は
イベントなどでプールで泳ぎながら人魚パフォーマンスをする事が中心だそうで
先駆けという事もあってChris O'Brockiさんは今や
知る人ぞ知る
人魚界のレジェンド的存在
になっているそうです。
Chris さんに続け~とばかりに
「ぼくも私も人魚になりたい!」
という人のために
フィリピンには
「フィリピン・マーメイド・スイミング・アカデミー」という
人魚になるための学校
まであるんだそうですよ!
そこではどういった事を習うかと言うと
5段階に分けられたレベルによって
レベル1~2
ヒレをレンタルして着用
魅力的な決めポーズを学習して写真撮影
など
という気軽な所から始めて
レベル3
人魚泳法、レスキュー法、セルフレスキュー法の学習
マーメイディング理論の学習
などなど
レベル4
エンターテインメント性を突き詰めたパフォーマンストレーニング
グラマラスなマーメイディングスキル
などなどなどを習得し
レベル5
心肺蘇生法や応急処置の習得
などなどをクリアすると
IMSIA(インターナショナル・マーメイド・スイミング・インストラクターズ・アソシエーション)認定の人魚資格を
1年間所持できるようになるそうです。
スゴイ!!
───でも
たった1年……?
人魚資格の有効期限短っっ!!
「TABI LABO 」さんにはこの他にも興味深い人魚情報がいっぱい。
(中には髭もじゃおじさん人魚の話題なんかも)
また
「Discovery Channel Japan」さんの
2018年2月26日の記事によりますと
ブラジルにはこの記事が書かれた時点で
プロアマ合わせて
なんと1000人以上もの人魚がいるそうです!
Chris O'Brockiさんが先駆けとなって始めたプロ人魚という職業が
ほんの数年間で広く世間に認知されてきた
という事なのでしょうか……。
ちなみに
ブラジルにおけるプロ人魚のギャラは
陸で座って撮影されるというのが
時給35ポンド(5200円)
泳ぎが必要な仕事となると
時給50~75ポンド(7500円~1万1000円)と
結構な高収入…という感じなのですが
───ただ
プロとしてやっていくにはやはり
必要経費に結構お金がかかるようで
尻尾コスチュームにちゃんとした品質の物を揃えるとなると
30万円近くはかかってくるそうです。
ブラジルではプロ人魚以外にも
毎週人魚になりに海に行くという
アマチュア人魚を楽しむライフスタイルが急増中!
アマチュア人魚の増加は
溺れるなどの事故を頻発させかねず
ブラジルの政府機関は
注意喚起のキャンペーンを行っているそうな……。
一方こちらは
アメリカのシアトルで
「仕事を辞めて人魚としてやっていこう!」
と真剣に決意した女性のお話なのですが ───
シアトルにはこの女性以外にも
人魚生活を送っている人達が結構いて
秘密の人魚コミュニティを結成しているそうです。
そこに参加している方の中には
母親に
「私は人魚になる!」
と宣言したところが
「なにバカな事言ってるの!」
と猛反対に遭ってしまい
やめさせられそうになったのたけれども
あきらめず人魚として泳ぎ続け
子供のそんな姿を見ているうちに
親も次第に納得していった……
─── という方もいて
そんなエピソードが
ちょっと良い感じの話として載っています。
いやぁ……
「人魚になる」って
もはや
「アイドルになる」とか「芸人になる」とかと同じようなレベルで語られちゃう事になっていたんですね。
全く知らなかったなぁ……。
まあ、でも
一度きりの人生ですからね。
誰にも迷惑のかからない事であれば
やりたいと思ったことは
やっちゃたもん勝ちだと思います。
自分が自分らしく
楽しくのびのびと過ごせるのなら
好きな事をやって生きるのが
一番幸せですよね!
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「プロ人魚」がいるのなら「プロ河童」だっていたって良いじゃないか!!
ケルトの妖精話にも男性人魚は出てきます…が……。(^^;)
こちらは私の小説になります。よろしくお願いいたします。