私は、機内食製造会社を舞台にした小説をkindleから出しているのですが
この物語を書くにあたって
飛行機関係の資料を色々調べている際に
えっ!?
とビックリしてしまうようなものを目にすることが、ままありましたので
今回はその中の一つをご紹介しようと思います。
私が何よりも一番驚いてしまったのは
飛行機雑誌の2012年のバックナンバーに載っていた
オンブバッタ状態で大空を飛翔している大小二機の飛行機
の写真でした。
上に乗っかっているのは
乗っけているのは
747シャトル・キャリア・エアクラフトのN905NAです。
これは2012年の9月
引退したエンデバーが
カリフォルニア科学センターに展示されるために
フロリダのケネディ宇宙センターから運ばれていく所です。
スペースシャトルって
こんな運ばれ方をしていたんですねぇ……。
乗っけられている所をよく見てみると
三本の支柱でしっかりと固定されているのがわかります。
ものすごい低空飛行ですが
これは
エンデバーの思い出の地
ミシシッピ州のステニス宇宙センター
ヒューストンのジョンソン宇宙センター
エドワーズ空軍基地のドライデン宇宙飛行研究センター
などがある所を
めぐりながら飛んでいるのだそうです。
(こういう事をしてくれる優しさが、泣けてしまう……)
そして目的の地カリフォルニアは
エンデバーにとって
ロッキード・パームデール工場で誕生して以来
21年振りの里帰り。
エンデバーをおんぶして運んでくれている747SCA(N905NA)は
1970年にアメリカン航空機として製造され
1974年にNASAに渡ったボーイング747-123型機です。
この機もこのアメリカ大陸横断飛行を最後にして
スペースシャトル輸送機としての任務を終えることになったのでした ───
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