TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

アメリカの偉大なる冒険家リチャード・バードが、地底世界に行って地底人と接触していた!?というお話

昨日書いたリンドバーグ

「翼よ、あれがパリの灯だ」の中で

 

ニューヨーク~パリ間無着陸飛行の

オーティグ賞を狙う

強力なライバルの一人として

 

1927年当時には中佐だった

リチャード・バード

という海軍将校が出て来たのですが

 

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彼に関する情報をネットで探しているうちに

 

リチャード・バードは

なんと!!

地底世界に迷い込んだことがありなおかつ地底人たちと接触までしていた!!

 

という衝撃的な話があちこちでされており

ちょっとビックリしてしまったので

 

今日はそのことについて書いてみようかと思います。

 

 

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リチャード・イヴリン・バード(1888-1957)

アメリカ海軍の軍人(最終的な階級は少将)で

飛行家にして

有名な探検家です。

 

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《経歴》

 

1888年 バージニア州ウィンチェスターに生まれる 

 

1926年5月(37歳)

フォッカー3発機「ジョセフィン・フォード号」

飛行機による初の北極点到達を達成!

 

1927年(38歳)

オーティグ賞争い(大西洋無着陸横断飛行)では

惜しくもリンドバーグに負けてしまったものの

 

リンドバーグの快挙から1か月あまり後の6月末~7月頭

フォッカー3発機アメリカ号」

大西洋横断飛行をやり遂げています!

(ノルマンディーに不時着という形ではありますが……)

 

1928~30年(40~42歳)

今度は南極に舞台を変え

 

南極探検という場において初めて

飛行機や自動車といった最新機器を導入します。

 

そして

 

フォード4AT3発機「フロイド・ベネット号」

ロス氷原にあるアメリカ基地⇔南極点の往復

南極点の上空飛行に成功!

 

さらに

 

この第一次南極探検で彼は

飛行機による物資の投下を初めて成功させ

そのうえ

南極大陸を縦断する海峡が存在しないことを確認しています。

 

 

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1934年(45歳)には

2回目となる南極探検におもむき

 

仲間たちが滞在するアメリカ基地から遠く離れた前進基地(測候所)

たった1人で4か月半も生活

 

その間のほとんどを

一酸化炭素中毒のため、吐いたり倒れたり朦朧としたりして過ごすといった

 

地獄のような体験をしています……。

 

(この体験を彼は「孤独」という手記に書いて1938年に発表)

 

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素直に助けを呼べば良いものを……

 

 

第二次世界大戦

 

1946年12月から翌1947年3月(59歳)にかけて

バード少将はアメリカ海軍の大規模南極観測プロジェクト

「ハイジャンプ作戦」の指揮官となります。

 

戦前の1939年から

戦後の1950年代までの間

バード少将がアメリカ海軍の南極調査の指揮を執ったのは実に

5回にも及んだそうです。

 

 

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このように

 

探検家として

また

南極探査のエキスパートして

 輝かしい功績をあげている英雄

リチャード・バード少将

 

その彼が

 

1947年の南極探検の際

巨大な穴の中に飛行機ごと迷い込み

 

 

氷原であるべきはずの場所に

緑あふれる谷間

 

 

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────すなわち

 

地底世界

発見していたらしい!!

 

と噂されているのです。

 

どうやらこれは

 

彼の死(1957年68歳)から12年後

1969年

 

レイモンド・W・バーナード(旧名ウォルター・イシドール・ジークマイスター)という作家が

「空洞地球──史上最大の地理学的発見」

という著作の中で

バード少将の体験談として紹介したものらしいのですが

 

その後

バード少将の親族の協力により

新たに発見されたという少将の日記には

 

彼は

地底に住む金髪の人々接触をし

彼らから

「戦争を続ける地上の人々に警告をつたえてほしい」

と言われた

 

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────などという事が書かれているらしいです。

 

ネット上に伝えられているのを見ると

その他にも

 

バード少将が訪れた地底には

緑の島があり

気温は28度もあって

マンモスがいるのを発見した!!!!

 

などという話も……。

 

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────ただ

これらの話

 

地底世界発見の年

1947年「ハイジャンプ作戦時」

だいたい共通しているものの

 

それが

「南極探検時」とされているものと

「北極探検時」とされているもの

両方の説がゴチャゴチャになっている感じです。

 

うーーーーむ。

 

そもそも

 

1947年の

北極のハイジャンプ作戦」

ってでしょうね??

(そんな作戦ありましたっけ?)

 

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事の真偽はともかくとして

バード少将は今や

地底人と接触した有名冒険家

という事になっているらしいです。

 

ちなみに

 

私が読んだバードの「孤独」

筑摩書房のノンフィクション全集12

に収録されていたものなのですが

 

その本の初版第一刷発行

1973年8月20日

 

レイモンド・バーナードの

「空洞地球───史上最大の地理学的発見」

が発表されてから

4年後ということになるのですが

 

その巻末にあった解説では

バード少将の地底世界発見に関しては

 

何一つ

触れられてはいませんでした。

 

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関連記事のご紹介

 

 

リチャード・バードも参加した

大西洋無着陸横断飛行「オーティグ賞」チャレンジ!

リンドバーグ「翼よ、あれがパリの灯だ」

todawara.hatenablog.com

 

 

 

 

 

こちらは私の小説です。よろしくお願いいたします。

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台風スウェル

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