TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

タンメンとタンタンメンとワンタンメンって名前が似ているから間違えちゃいそうですよね。

突然ですが

ラーメン屋さんで

タンメンを頼みたいなと思っていたのにワンタン麺を頼んじゃったり

ワンタン麺頼んだつもりが担々麺が出てきてしまった

なんてことありませんか?

 

この三つのラーメン

名前がそっくり過ぎるから

音だけでは間違えてしまいそうになりますよね。

 

そこで今回はこの

三つのラーメンの違いについて

調べてみました。

 

 

トップバッターは

タンメンですが

 

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意外な事に、タンメンって

 

日本生まれなんだそうですよ。

 

中国にも湯麵(タンメン)という言葉はあるのですが

それは温かいスープ(湯)に入った、つゆ蕎麦一般の事を言うらしいです。

 

しかも関東圏の人にとっては

驚愕の事実かと思うのですが

 

タンメンって

実は

全国区の食べ物じゃ

なかったんですよ!?

 

千葉に生まれ、東京で働き

今は神奈川で暮らしている私にとっては

 

タンメンは中華料理系のラーメン屋さんでは

定番中のど定番メニューだと思っていたので

 

 

千葉県民ならだれもが知っている

マックスコーヒー(黄色い缶の甘~いコーヒー)が

県外ではほとんど知られていなかった!

 

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というのと

同じくらいの衝撃を受けてしまいました。

 

 

タンメンというのは

 

どうやら

東京や横浜を中心とした

関東圏のラーメンのようで

 

琵琶湖あたりを境として

西日本ではあんまり見ないものらしいです。

 

(ちなみに岐阜県にも「岐阜タンメン」という、豚ガラベースの美味しそ~うなご当地タンメンがあるようです)

 

なので

タンメンについてあまり馴染みのない地域の方々に

ちょっと説明させていただきますと

 

タンメンというのは

鳥ガラベースのあっさりした塩味スープのラーメンで

そこに、キャベツ、モヤシ、ニラ、人参、キクラゲ、玉ねぎなどのたっぷり野菜と

豚肉のこま切れを一緒に炒めたものが加えられている

というメニューです。

 

炒めた野菜をスープで煮る

という工程がある所が

野菜入り塩ラーメンとは区別される所なんだそうです。

 

タンメンのルーツについては諸説あるそうなのですが

その諸説がネット上ではあまり見当たらなかった中

 

一番有力そうだったのが

横浜の中華料理店

「横浜一品香」起源説です。

 

「横浜一品香」さんのホームページによりますと

 

戦後、満州から引き揚げて来た料理人が

現地の家庭料理の味を再現して作ったタンメンが

横浜の麺文化の一つとなって定着していき

 

それを昭和30年

横浜一品香が野毛でカウンター9席の店としてお客さんに提供し始めた

というのが

ラーメン屋のメニューとしてのタンメンの始まり

という事だそうです。

 

昭和30年というと

 

「クシャミ3回ルル3錠」というテレビコマーシャルが流れ

菅原都々子さんの「月がとっても青いから」がヒットした年でもあります。

 

そう考えると

意外と新しいような感じもしますね。

 

 

 

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さて

お次は

坦々麺(たんたんめん)ですが

 

担々麵の特徴

麺の上にそぼろ状の挽肉が載せられており

ピリッと辛い味付けがされている所です。

 

起源

1841年頃(日本では天保の改革あたり)

中国(清国)四川省にいた

陳包包さという方が考え出したものだそうです。

 

原型は汁無し担々麺に近く

天秤棒に吊るして担ぎ

成都で売り歩いていたんだそうです。

 

担いで売った麵だから

坦々麺なんですね~。

 

今、日本で食べられているような

スープ入りの担々麺を作り出したのは

四川省出身の

陳建民さんです。

 

料理人、陳健太郎さんのお祖父様、陳健一さんのお父様にあたる方で

日本における四川料理の父!!

と呼ばれている方なんですよ。

 

 

陳建民さんが考え出し、日本に定着したネオ中華料理の数々は、あまりに日本人の生活に馴染んでいるから

改めて聞くとビックリしちゃうくらいですよ~。

 

 

まず

 

キャベツを使った

回鍋肉!

(本来はキャベツではなく、蒜苗という葉ニンニクを使うんだそうです。

日本では手に入れにくいから、キャベツになったんですね)

 

そして

 

トマトケチャップを使った

エビチリ!

(今ではもはや、トマトケチャップを使わないエビチリを想像できない位に定着していますが、本来は豆板醤を使うんだそうですよ)

 

それに

 

豚ひき肉と長ネギを使った

麻婆豆腐!

(本場は牛ひき肉と葉ニンニクを使うらしいですよ。)

 

 

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それらのネオ中華料理たちと同じように

 

ラーメン風の担々麺

陳さんによって創作されたのだそうです。

 

陳建民さんは

 

「私の中華料理少しウソある。でもそれ良いウソ。美味しいウソ」

と言われていたそうですが

 

こんな美味しいウソなら大歓迎ですよね。

(#^^#)

 

 

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最後は

ワンタンメンになりますが

 

ワンタンメンは中国だけでなく

香港、シンガポール、マレーシア、タイなどでも

それぞれに特色のあるご当地ワンタンメンがあって

広く食べられている人気のメニューです。

 

これを

日本で始めた元祖

 

昭和21年創業

福岡市博多区にある

博多荘というお店だと言われています。

 

実際に食べに行かれた方のブログを見てみますと

 

あっさりした豚骨スープに極細ストレートの麵

具の詰まったワンタンが美味しそう~!

 

 

ラーメンの具にワンタン

というのは

 

 

やきそばパン

とか

お好み焼きをおかずにご飯を食べる

と同じく

 

炭水化物&炭水化物

なのではありますが

 

 

そんな事は

気にしない!!

 

美味しければ

オッケーだ!!

 

 

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ワンタンメンって

ワンタンのペロペロした食感が良いですよね。

 

ワンタンの皮もラーメンの麵も、ともに小麦粉から作られているのですが

製法が違うために、違う食感が得られるのだそうです。

 

 

横浜に住んでいる私がお勧めする

ワンタンメンが美味しい店と言えば

 

横浜中華街にある

「慶華飯店」というお店の海老ワンタンは美味しかったですよ。

 

横浜中華街に遊びに行かれた際には

オススメしておきます。!(^^)!

 

 

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関連記事のご案内

 

 

横浜名物サンマーメンのご紹介

todawara.hatenablog.com

 

 ビーフシチューとハヤシライスとビーフストロガノフの違い

todawara.hatenablog.com

 

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。 

 

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台風スウェル

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