TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

本格的な焼きプリンや蒸しプリンも良いけれど、ゼリーっぽい庶民派プリンも負けず劣らず美味しいですよね~。

みなさんはプリンってお好きですか?

 

本格的な洋菓子という感じの

焼きプリン蒸しプリンも良いですけれど

 

プッチンプリンとか「三連プリン」みたいな感じの

ゼリーっぽいプルプルしたプリン

も美味しいですよねぇ~。

 

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ゼリーっぽいプリンは

ツルンとして喉越しが良いから

 

風邪なんかで熱を出して寝込んでいる時などにも

食欲は無くなってもこれだけは食べられるという感じで

 

子供のころの私はそんな時

たいがい母に

「プリン買ってきて」

とお願いしていました。

 

焼いたり蒸したりして作られるプリンに対し

ゼラチンなどのゲル化剤で固めるこの系統のプリンは

 

ケミカルプリン

 

という名称で呼ばれています。

 

ケミカル(化学的)って……

 

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いくら何でも

もーちょっと美味しそうなネーミングをしてもらっても良さそうなのに~……。

って思いますよね。

 

せめて

ゼリー系プリンとか

ババロアプリンとか……

 

 

ちなみに

 

かつて80年代に大流行したジーンズの

ケミカルウォッシュ

 

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強力な漂白剤(次亜塩素酸ソーダ)に漬けた軽石とデニムを一緒に洗い

石と生地がこすれる事によって

デニムに独特の色落ちを施したんだそうですよ。

 

ちょっと前までは

ダサ~い(笑)とか言われてましたが

 

どうやら、最近

また流行復活の兆しがあるらしいですよ!

 

 

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おっとっと

 

話がついつい、それてしまいましたが。

 

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プルプルとしたところが魅力の

ゼリー系プリン

 

焼き系、蒸し系のプリンケーキ屋さん茶店で扱われることが多い本格派であるのに対し

 

スーパーやコンビニなどでお手軽価格で売られているという庶民派であることからか

 

時に

 

「あんなモノはプリンとは呼べない」

などと言われたり

 

「偽物プリン」

などと言われてしまう事があります。

 

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こちらは本格派


 

 

しかしですよ!

 

Wikipedia

プディング」の説明にはこう書いてあります。

 

puddingの原型は古英語のpuducで、元来は腫れ物を指す語であったとされる。

これが中英語でソーセージの一種を指すpodingやフランス料理の腸詰ブーダンboudinとなり、

今日の多様な蒸し料理のジャンルを指すpuddingとなり、

後にゼラチンやコーンスターチで固めるタイプの料理もその形状からプディングと呼ばれるようになった。

 

これを見ると

ゼラチンで固めてもオッケー!

ということなので

 

ゼリー系プリンが

肩身の狭い思いをするような言われは無いのです。

 

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「えっへん!」

 

イギリス発祥の蒸し料理である

pudding(プディング)の中から

お菓子のカスタードプリンが生まれ

 

それが日本にやって来たのは

江戸後期から明治初期にかけての事だそうです。

 

 

puddingという響きは当時の日本人には

「ポッディング」とか「プッジング」などと聞こえたようですが

それがやがて

「プリン」という呼び名に定着していきました。

 

(日本において「プリン」はお菓子として認識されていて、食事時に出る料理としての「プディング」は一般には普及しませんでした)

 

 

とはいえ

焼いたり蒸したりして作られるカスタードプリンは

 

一般家庭の台所にオーブンというものが普及していなかったかつての日本では

長い間

高級スイーツとして高嶺の花のような存在でした。

 

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そんなプリンが

 日本の子供たちにとって

いっぺんに身近な存在となった契機には

 

1964年(昭和39年)

 

ハウス食品が発売を開始した

粉乳入りのプリンの元

「プリンミクス」

の存在があります。

 

 

オーブンが無くても

これを使えば

手軽に美味しいプリンが作れちゃう!

 

作り方

 

ボールにプリンミクスの粉末1袋を入れ

70℃以上のお湯1カップ(200ml)でよく溶かし

 

水か牛乳1/2カップ(100ml)を加えてよく混ぜ合わせ

 

プリン型に流し入れて

冷蔵庫で1時間以上冷やすだけ。

 

(粉末のカラメルシロップが付いているので

食べる時にはそれを大さじ1杯の水で溶いて掛けます)

 

 この画期的な

お手軽さ!

 

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まさにこれこそが

蒸し系&焼き系プリンとはやや異なる

 

ゼリー風プルプルプリン

(ケミカルプリン)の元祖

だったのです。

 

 

それから7年後の

1971年(昭和46年)

森永乳業が日本初となるチルドカップタイプの

「森永プリン」を発売。

 

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1972年(昭和47年)

 江崎グリコ

プッチンプリンを発売しました。

 

グリコ Bigプッチンプリン160g 12個

グリコ Bigプッチンプリン160g 12個

 

 

パーラーで出て来るみたいな

カラメルが上に掛かった

きれいな形のプリン

自宅で気軽に食べれられる!

 

お皿に「プッチン」させる方法と言い

「プッチン」させる楽しさと言い

さらには

「プッチン」というそのネーミングと言い

 

秀逸過ぎる

大発明でした!

 

グリコプッチンプリン

テレビコマーシャル放映を機に大ヒットとなり

 

2013年(平成25年)には

なんと

世界一売れているプリン

としてギネスにも登録されています。

 

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グリコさんのサイトでは

プッチンプリンの開発にまつわる話を

「プリンに賭けろ!~プッチンプリン物語~」

と題して

全5話の漫画で面白く見せてくれています。

 

 一方

プルプルプリンの元祖である

ハウス食品の方では

 

「プリンミクス」にまつわる誕生秘話は

今の所、特に紹介はされておりません。

 

ハウス食品は「プリンミクス」を発売した前年の

1963年(昭和38年)

バーモントカレーを発売して大ヒットを飛ばしていたので

 

もしかしたら

その影になって

霞んじゃっているのかもしれません。

 

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ハウスさんは前身の「浦上商店」だった

大正15年(1926年)からずーーーっと

カレーを扱ってましたから

カレーに関しては

ちょっと、気合の入り方が違うのかも……。

 

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「プリンミクス」は元祖なんだから

ハウスさんはもっと誇っても良いと思うのですが、

控え目ですねぇ。

 

でも、それはそれで慎ましく

清楚な印象がして好感です。

 

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 ネットを見ていると

 

 「プリンミクス」を使って

バケツプリンを作っている方がたくさんおられました。

 

ビックリするくらい大きなプリンって

子供さんが喜びそうですよね。

 

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私も、子供のころ誕生日になると

母がボウルで大きいプリンを作ってくれて

すごくワクワクした事を思い出しました。

 

ケーキみたいに生クリームで飾ってくれたんですが

クリームはみんな

ツルツル滑り落ちちゃってました。

 

そんな所も含めて

今では嬉しい思い出になっています。

 

 

 

 

 

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