昨日(11月16日)
私は鎌倉を散策してきたのですが
とある空き地で
いまだかつて見た事のない巨大な花
に遭遇し
ビックリ仰天してしまいました。
それは一体、どのような花だったのかと言いますと
根元はこのように
ほとんど竹にそっくりなのですが
上の方を見ると
竹ではなく
こんな感じの葉っぱが
ワサワサと茂っていて ↓
先端には、このような
大輪の美しい花が咲き誇っているのです。
これを引きで見たところの
全体像は
このようになります。
でかっ!!
この高さ
4~5mあるのではないでしょうか!?
まるで鯉のぼりです!!
さっそく調べてみました所
これはキク科 ダリア属に属する
皇帝ダリア
という植物だということが判明いたしました。
原産地は
他のダリア仲間と同じく
中米(メキシコあたり)の高地です。
普通の一般的ダリアの花は7~10月が見ごろで
背丈は70~120㎝くらいなので……
同じ仲間だとは
信じがたいような大きさですね。(^^;)
しかしながら
皇帝ダリアも他のダリアと同じく多年草です。
(「草」には、ちょっと見えないのですが)
茎が木質化する事から
「ツリーダリア(木立ダリア)」と呼ばれています。
ツリーダリアには3種類あって
その中で一番大きく育つのが
この皇帝ダリアなんだそうです。
皇帝ダリアの成長は、一般的ダリアの花の見ごろが終盤を迎える秋
涼しくなってから、俄然ニョキニョキ伸びだすとの事で
いかにも大器晩成って感じがしますねぇ。
日照時間が短くならないと、花の芽が出来ない、ってことで
近くに街灯なんかがあったりして、夜でも明るかったりすると
なかなか花芽を付けてくれないんだそうですよ。
Wikipediaによると
皇帝ダリアの葉っぱは、グァテマラに住むケクチ族の人々が補助食にしている、とのことなので
一体どのように料理して食べるんだろう?(・∀・)
と大変に気になったのですが
それに関して書いているサイトが全く見当たらなくて
結局わかりませんでした。
でも
メキシコでは昔から
ダリアの球根や花は食用とされているんだそうですよ。
皇帝ダリアは高さ5m以上、時には10メートルになる事もあるので
育てる場合には、植え付ける時に
支柱を立てておいた方が良いそうです。
花の色は薄紫やピンク
そして、このような、八重咲きの物もあるそうです。
(ほんとに牡丹みたいですねぇ~) ↓
千葉県御宿町は
江戸時代にメキシコに向かって航海中の難破船を住民が救助した縁で
メキシコのアカプルコ市やテカマチャルコ市と姉妹都市となっていることから
それを記念する
「友好の花畑」で2011年から
同町住人の内山浩さんと市民グループ「御宿ネットワーク」が
メキシコ原産の皇帝ダリヤと皇帝ヒマワリを育てています。
800平方mの畑に
1000株もの皇帝ダリアと、200株もの皇帝ヒマワリが植えられていて
今年(2020年)は2年ぶりに
見事な花を咲かせているそうですよ。
(強風や塩害に弱いので、昨年2019年は台風で全滅してしまうなど、育てるのに大変ご苦労されたようです)
1本だけでもかなりのど迫力なのに
あんなに大きな皇帝ダリアが林立して咲いている光景は
さぞかし壮観でしょうね!
花の見頃は12月上旬までとのことです。
皇帝ダリアの幹は竹のようなので、いかにも丈夫そうに見えるのですが
寒さに弱いため、霜にあたるとあっけなく枯れてしまいます。
花が終わり、寒くなって来ると
一晩で枯れちゃったりするんだそうですよ。
意外と儚いんですねぇ……。
そんな皇帝ダリアの花言葉は
「乙女の真心」
「乙女の純潔」
あの威風堂々とした存在感からすると
意外なほど
可憐な花言葉ですねぇ。
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