エレベーターとエスカレーターとか
ひきだしとしたじきとか
紛らわしい言葉って色々ありますけれど
これが
使い慣れない横文字なんかだったりすると
さらに混乱しますよね。
あれ?これって
「シミュレーション」
「シュミレーション」
どっちだっけ???
とか…………。
※正解はシミュレーション(simulation)
紛らわしい横文字と言えば
楽観主義をあらわす
Optimism(オプチミズム)
と
日和見主義を表わす
Opportunism(オポチュニズム)
これほんっっと
間違えやすいですよねぇ~。(-_-;)
そこで今回は、そのあたりのところを
少しまとめてみました。
Optimism(オプチミズム)
というのは
楽観主義の事です。
この世は基本、良い所!
ものごとはきっとうまく行くよ。
くよくよしないで明るく考えよう☆
───というような考えの事で
このような心持ちの人を楽天家
英語で
optimist(オプチミスト)
と表します。
ちなみに、これの対義となるのが
pessimism(ペシミズム)
悲観主義(厭世主義)
この世は悲惨で嫌なことだらけ。
何事もうまく行くわけ無い。
という考えです。
このように考える人は悲観主義者
英語ではpessimist(ペシミスト)と言い表されています。
楽観主義の
Optimism(オプチミズム)に非常に似通った言葉に
Opportunism(オポチュニズム)
というのがあります。
この
Opportunism
(オポチュニズム)とは
確固たる自分の意見を持たず
その場その場で、都合良さそうに感じる方に、自分の立場を変える事。
例えて言うなら
昨日までは「Aさん派」だったのに、Aさんの旗色が悪くなるやいなや、さっさとライバル派閥の「Bさん派」に乗り換えちゃう
───みたいな感じですね。
こういうの、日本語では
日和見主義、ご都合主義
と言われ
機会主義、投機主義
なんて言われ方をする時もあります。
このような日和見主義者の事を
英語では
opportunist
(オポチュニスト)
と言い表します。
オポチュニズムの対義語って何だろう?
って考えたんですけれど
fundamentalism
あたりが近いんじゃないのかな?
と思います。(私個人の意見ですが)
原理主義と言うのは
基本的な原理原則とか単一の価値観などを守ろうとして
他の価値観を排除しようとする考えです。
こうと言ったら絶対にこう!
異論は許さん!
─── っていう、頑固な感じですね。
原理主義者は英語にすると
fundamentalist(ファンダメンタリスト)
となります。
それにしても
世の中には、色々な主義がありますよねぇ……。
たぶん、どんな主義にしても
それぞれ一長一短
良い所もあれば悪い所もあるんでしょうね。
過度に楽観的過ぎるよりは
多少悲観的な観測も出来た方が
危険を回避できる面がありますし
世の中を無事につつがなく渡っていくためには
日和見が必要になる時もあるし
また
どうしたって、主義主張を守らなきゃならない時だってありますものね。
ですから
どれか一つの主義に突出して偏る
っていうよりは
バランスよく
それぞれの良い所だけを取り入れて行けたら良いですよねえ。
ということで
最後にまとめさせていただきますと
楽観主義をあらわすのは
Optimism
(オプチミズム)
日和見主義を表わすのは
Opportunism
(オポチュニズム)
───と、このようになります。
この二つの言葉
ものすごーく間違えやすいので
くれぐれも気を付けましょうね。
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