今日は朝から頭の中で
「♪ Vaya con Dios, my darling……」
という歌が流れ続けています……。
これは
1952年アメリカで
ラリー・ラッセル&イネス・ジェームス&バディ・ペッパー
の3人によって作られた
「VAYA CON DIOS(ヴァィア・コン・ディオス)」
という歌で
レス・ポールのギター演奏&メアリー・フォードの唄で
キャピトルレコードから発売されるやいなや
たちまち大ヒットとなり
世界中で歌われるようになったという
スタンダードナンバーの名曲です。
色んなミュージシャンによってカバーされているのですが
日本では江利チエミさんが歌っているのが一番有名みたいですね。
江利チエミさん
英語歌唱の部分、めちゃめちゃカッコイイ~!(T∀T)
歌詞の内容は
早朝に旅立っていく恋人を
女性が見送っている、という
愛と別れの歌だそうです。
Vaya con Dios
(ヴァィア・コン・ディオス)
というのはスペイン語で
「神と共に行きなさい」
という意味で
「気を付けて」とか
「良い旅を」とか
「さようなら」というような意味合いで使われる言葉だそうです。
色々な人によりカバーされているこの曲ですが
今、私の頭に鳴り響いているのは
平山みきさんの歌っている
「VAYA CON DIOS」
これは
1988年の1月から3月に掛けてフジテレビで放送された
「窓を開けますか?」
という連続ドラマで
主題歌として使われていたものです。
「窓を開けますか?」は
田辺聖子さんの小説を原作としたドラマで
主役は、当時30代半ば
光るように美しい松坂慶子さん。
母親と二人暮らしをしている32歳の女性が
揺れ動く女心を描いた物語でした。
原作では阪神地区が舞台なのですが
ドラマの舞台は湘南〜横浜近郊とされていました。
当時まだ少女だった私は
ドラマに描かれたロマンチックな大人の世界に
「素敵……」
と、ため息をつきながら酔いしれ、憧れていたものです。
平山みきさんが歌う主題歌の
「VAYA CON DIOS」
これがまた
けだるく、甘く、色っぽくて
ものすごくイイんですよ〜
(T∀T)/
揺れる女心を表現した歌詞は
江利チエミさんが歌ってるのとは違う
オリジナルに作られたもので
現代っぽく洗練された
シティポップ的な印象になっています。
(詞を書いたのは澤地隆さん)
こちらの歌
私は当時、レンタル屋さんからシングルCDを借りてきて
カセットテープにダビングして
ウォークマンで愛聴していたのですが
1987年リリースの平山みきさんのアルバム
「CHESS」(秋元康さんプロデュース)
にも収録されているようですよ。
カセットテープが全盛の頃って
色んなカセットテープが売られていましたよねぇ。
この曲をダビングしたカセットテープは
淡いピンクのパステルカラーで
曲名とかを書く紙に、ほんのり香りのつけられたものだったので
私にとってこの曲は
花の香りみたいな優雅さとともに
思い出されるものとなっています。
関連記事のご案内
ビーチボーイズの名曲「Sloop John B」について
こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。