先日、JR横浜駅のホームで電車を待っていましたところ
この次にホームに入ってくる予定の電車についてのアナウンスが流れてきました。
「この電車は、次は新川崎に停まります」
このアナウンスに
私は非常な違和感を抱いてしまいました。
この時のアナウンスは
駅員さんがその場でしているものではなく
あらかじめ録音された男性の声だったのですが
「新川崎」のアクセントが
「しんかわさき」(低高高高高高)
と尻上がりかつ平板であったため
なんだか非常に奇妙に思えたのです。
(例えて言えば「牛丼好き」って言うのと同じアクセントです)
「新川崎」って言ったら
首都圏の人だったら普通
「しんかわさき」(高高高高低低)
ってなりませんか?
(例えて言うなら「まつぼっくり」と同じアクセント)
ちなみに
車内でのアナウンスでは普通に
「しんかわさき」(高高高高低低)
だったんですよねえ……。
「新川崎」が「しんかわさき」なんて
なんか
ものすごく不自然な感じ……
なにより
ものすごく言いづらくない……?
そんな風に思いながら
私は電車に揺られていたのですが
しかし……ですよ……
「由比ガ浜」のアクセントが
地元鎌倉っ子の言い方では
「高低低低低」(「サンタさん」と同じ)
になる
なんていう例もあるわけですから
もしかしたら新川崎は
生粋の川崎っ子の呼び方では
「しんかわさき」「低高高高高高」が正しい!
なんてことも
あながち、無いとは言い切れませんよねえ。
───と、
そんな風にも思ったのですが
新川崎って実は
1980(昭和55)年に開業の
結構新しい駅なんです。
さらに
新川崎と言う地名も
2007年12月の町名変更により誕生したという、かなり若い地名なので
昔っからずーっと地元ではそう呼ばれている伝統的なアクセント
という訳でも、ちょっと無さそうかな……。
(^_^;)
「新川崎」のアクセントに関して
ネット上で同じような違和感を抱いている人はいないかな~
と思って探してみたのですが
2021年4月5日の現時点では
全然見当たりませんでした。
(*´з`)
ですが、似たようなケースで
JR新橋駅にある複数のホームで
「しんばし」を「低高高高」
(「たこ焼き」と同じ尻上がりのアクセント)
とアナウンスしている事に対しては
違和感を抱いている人が
かなり多く見受けられました。
ですよねー!!
私も総武横須賀線で新橋駅に差し掛かるたびに毎回
「変な感じだなぁ」
って思ってましたよ~!!
ネット上を色々見て見ると
地名のアクセントに関して
鉄道アナウンスや公共放送などに違和感を抱いている方は結構おられるようで
特に
「地元っ子のアクセントとアナウンスされているアクセントが違う」
という事で
地元の人が異議を唱えているケースは多いみたいですねえ。
鉄道アナウンスの場合
車掌さんや駅員さんがその場で発している生の声なら
一人一人のお国訛りとかもあるでしょうし
まあ、それは、そんなに目くじら立てなくても……
と思うのですが
これが
事前にしっかり録音され
作られているアナウンス
だったりする場合……
私、これに関しては
もしかしたら
あえてやってるのかな?
という線も
なきにしもあらずかな~……
と思っています。
わざとちょっと妙なアクセントを使って
「おや?」
と軽い違和感を抱かせることにより
聞き手の注意をひきつける効果が
より高まるという───
そんなテクニックの一つ
なんて事も
もしかしたら、有り得そうじゃありませんか?
どうでしょう。
これ、考え過ぎですかね?
もしそうだったとしたら
JRさんも
ナカナカの策士よの〜
って感じなんですが
実際の所は
どうなんでしょうね……。(^^;)
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「由比ガ浜」と「三崎」のアクセントについて
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