先日、鎌倉に行った折
とある洋品店の店先に飾られていたウールコートに
「驚くほどの軽さ!」
とポップが付けられていたので、手に取ってみましたところ
本当にものすごく軽かったのでビックリしてしまいました。
ウールコートといえば
「暖かいけれども重たい」
というのが当たり前だとばかり思っていましたので
なんだか
魔法の新素材でも見ているかのような気がしました。
そこに何点か掛けられていた軽量ウールコートは
圧縮ウール(ボイルドウール、ウールメルトンともいう)
という
ウール生地を熱湯などによって縮ませ、ギュッと圧縮させた
フェルトみたいな布で作られていました。
この圧縮ウール自体は
別に、新しくもなければ珍しくもなく
昔からコートなどには良く使われている素材で
生地の目がギュッと詰まっている事により
保温性がアップするという特長を持っています。
そして
ウールの割合が高く上質な物であればあるほど
重たい
というのが一般的。
ところが
私がこの時見たコートの素材は
圧縮ウールの中でも
LanaCotta (ラナコッタ)
という
イタリアのプラート地方でしか織られていない
ウールとポリエステル混合の
非常に特殊な
超軽量圧縮ウールなんだそうです。
本当にもの凄ーーーく軽くて
どれくらい軽いかと言うと
インナーに着るような、薄手のダウンジャケットみたいな重さしかないんですよ!!(◎_◎)
裏地もついていて暖かそうだったし
可愛いコートだったので
思わず衝動買いしそうになったんですけど
しませんでした。
お金に余裕が無かったので。
ともあれ。
ウールコートと言えば
重たい物かとばかり思っていましたので
あんなに軽いウールコートがこの世に存在していたなんて、ちょっと衝撃的でした。
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ダッフルコートやピーコート、私は結構好きですよ。
こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。