TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

大磯って良いところ!~大磯に小旅行してきました。

GWに大磯に行ってまいりました。(^_^)/

 

大磯といえば

海岸沿いのでっかいプール

大磯ロングビーチ

政財界の錚々たる名士達の別荘とかの

キラキラと豪華なイメージがありまして

 

ずーっと気になる場所ではあったのですが

ちゃんと訪れたのは今回が初めてのことでした。

 

(車で通りかかった事ならあったんですけどね~)

 

 

大磯は

東京から東海道線に乗って1時間

横浜からなら40分ほどの所にある

リゾートタウンです。

 

 

大磯のありがたい所は

駅周辺の、それほど遠くない所に

見どころがギュッと集まっている所。

 

なので

 

思い立った時にフラッと行って

プチ観光するのに最適なんですよ ♪

 

 

《大磯にある見どころ》

 

駅から近い見どころ(徒歩10分圏)

 

旧木下家別邸 (素敵な洋館)

澤田美喜記念館 (隠れキリシタンの遺品が展示されている教会)

鴫立庵 (雰囲気ある江戸時代からの庵)

島崎藤村 (文豪・島崎藤村の晩年の家)

 

駅からちょこっと歩く見どころ(徒歩15分圏内)

 

明治記念大磯庭園 (大隈さんや陸奥さんの邸宅がある庭園) 

みなとオアシス大磯  (大磯港にある"渚の駅")

 

駅から結構歩く見どころ (徒歩30分圏内)

 

県立大磯城山公園 (吉田茂邸など)

 

バスで行った方が良い見どころ

 

大磯ロングビーチ

大磯プリンスホテル

 

大磯駅から大磯プリンスホテル正面玄関までは

神奈川中央交通の路線バスが運行しています。

 

 

 

大磯駅に着いたのは

もうお昼近くの11時半くらいだったのですが

 

駅前の観光案内所で地図をもらい、建物を出ると

すぐそばに

こんな素敵な洋館が見えて来て

いきなりテンションが上がってしまいました。

 

 

 

この洋館は

旧木下家別邸です。

 

貿易商の木下建平氏

大正元(1912)年に別荘として建てた

わが国では最初期のツーバイフォー住宅だそうです。

(関東大震災でも倒れなかったんですよ!)

 

地元住民からは

「三角屋敷」

と呼ばれて親しまれてきたこのお屋敷

 

今はイタリアンレストランの

大磯迎賓舘

として使用されています。

 

大磯迎賓舘

 

所在地 

  神奈川県中郡大磯町大磯1007

電話 050-3385-0013

 

レストランの営業時間

昼 11:30~14:00(L.O)

夜17:30~20:00(L.O)

 

定休日 水曜

 

とっても素敵な雰囲気のお店だけあって、ランチの席は満席でした。

 

こちらでお食事したいときには

予約しておいた方が確実かもしれないですね~。

 

 

ということで

大磯迎賓館でお昼ご飯を食べる事は諦めた私たち夫婦は

ランチを求めて歩き回り

 

駅から鴫立庵方向に7分ほど歩いた先にあった

鶏料理のお店

「杉本」さんで

お昼をとる事に決めました。

 

こちらもどうやら

すごく美味しい!と評判のお店だったようで

開店直後の11時45分に

アッと言う間に満席になってしまい

 

まさにその直後……というタイミングだったために

40分くらい並んで待つことになりました。

 

(待っている間にも後ろに次々人が並んで、結構な長さになってました)

 

 

老舗っぽい、雰囲気のあるお店の中には

由緒ありげな鎧兜がしつらえてあって。

若葉香る、端午の節句の季節ですねえ。

 

 

こちらの人気メニュー

「きじ丼」(鳥丼)

「鳥定食」

ということで

我々は鳥定食をいただきました。

 

カラッと揚げたての竜田揚げが

美味しーい♡

鳥のわさび和えも焼鳥も

ビールと一緒にウマー!

 

これぞ

電車旅の醍醐味ですな。

 

 

鳥料理 大磯 杉本

 

所在地 

   神奈川県中郡大磯町大磯1186

電話 0463-61-0444

 

定休日 月曜 第3火曜日

 

営業時間 

  昼11時45分~14時 

  (ラストオーダー13時30分)

  夜17時~19時

  (ラストオーダー18時30分)

 

 

お腹がいっぱいになった所で

お次は

通りを挟んですぐ近くにある

鴫立庵(しぎたつあん)に向かいました。

 

 

鴫立庵

 

寛文4年(1664年)

小田原外郎(ういろう)家から出た俳人崇雪(そうせつ)が、ここ鴫立沢のほとりに草庵を結んだのがはじまりで

京都の落柿舎滋賀の無名庵とならんで日本三大俳諧道場の一つとされています。

 

この崇雪さんが、ここの景色を

中国で風光明媚な場所として有名

瀟湘(しょうしょう)という所の南部地方(略して湘南)に似ているとし

 

「著盡(ああ)湘南清絶地」

(ああ、湘南……この上もなく清らかで美しい場所よ!)

 

と、石碑に刻んだため

この鴫立庵は

「湘南」という呼び名の発祥の地とも言われています。

 

さらに

 

もともとここは

平安末期の人・西行法師(1118-1190)が

心なき身にもあはれは知られけり

鴫立沢の秋の夕暮れ

と詠んだ事で有名な

 

詩心のそそられやすい場所ということもありまして

 

庵の周囲には

古今の俳人たちが詠んだ

たくさんの句碑が建てられています。

 

下の写真は

敷地内に立っていてた蛙さんのオブジェなんですが

 

鋳金家だった15世庵主の原昔人(1870-1929 本名 原安民)

俳句の師匠・正岡子規に贈った

「蛙鳴蝉躁(あめいせんそう)の蛙」(高さ7㎝)の

でっかいバージョンだそうです。

 

「蛙鳴蝉躁」……「カエルや蝉がやかましく鳴いているみたいに、騒がしいだけで何の役にも立たない」────という意味から、「内容に乏しい議論」「下手な文章」をあざける時に使います。

 

ちょっとトボけたような味わいで

なんだか可愛いらしいですよね。

 

 

鴫立庵

 

所在地 大磯町大磯1289

電話  0463-61-6926

開庵時間 9時~16時

休庵日 12月29日〜1月3日

入庵料 大磯町民 

    大人110円 子供60円

    それ以外 

    大人310円 子供160円

 

 

鴫立庵を後にして

国道1号を二宮方面に向かっててくてく歩き

明治記念大磯庭園へ向かいます。

 

駅から続いているこの道ですが

統監道(とうかんどう)という名前が付いています。

 

朝鮮総督府初代統監となった伊藤博文

大磯駅と滄浪閣(伊藤さんの別邸)を行き来するのに使ったために、このように呼ばれるようになったんだそうですよ。

 

歩いていると、やがて

旧東海道の松並木に差し掛かりました。

 

 

この松並木は今から約400年前

江戸時代に植えられたもの

 

幕府や領主に保護され

大切に管理されてきたものなんだそうです。

 

こんなに大きな松の木

見たことが無い!

ってぐらいの立派な巨木もありました。

 

 

そこからほどなくして

明治記念大磯庭園に到着。

 

こちらは広ーい庭園の中に

大隈重信陸奥宗光別邸が建っています。

(お屋敷の中には入れません)

 

下の写真は陸奥さんのお屋敷

 

 

2022年5月現在

公開されているのは

大隈さんと陸奥さんのお屋敷があるこちらのエリアだけなのですが

(二軒とも日本家屋)

 

ゆくゆくは

隣の敷地にある伊藤博文さんと西園寺公望さんのお屋敷も

整備、公開されるようになるんでしょうね~。

 

こちらは素敵な洋館なので

公開されたら、ぜひまた訪れたいところです。

 

(伊藤さんのお屋敷は滄浪閣──旧李王家の別邸とあって、塀の外からチラッと垣間見ただけでも素敵な感じが伝わってきました)

 

明治記念大磯庭園

 

所在地 

    大磯町東小磯295ほか

電話  0163-61-0101

開園時間 

  9時~16時半(最終入場16時)

休園日 

  月曜(月曜が祝日の場合は開園し翌日休園) 

  年末年始 

入園料  無料

 

 

この後

吉田茂に向かって行こうとするにあたり

「海辺の道を歩いた方が楽しいかも……?」

なんて事を思ったため

ここで国道1号からそれて、海辺の方の道へと移動して行きました。

 

──── と

 

そこにあったのは

西湘バイパスの真横に並行して伸びる

太平洋岸自転車道

 

 

私が撮ったこの写真では

まるっきり全然わからないのですが

 

実際は左の方には

道路越しに

青い相模湾の光景バーン!と広がっています。

 

爽快〜!!

 

……なんだろうなあ……自転車だったら。(^^;)

 

※こちらは「写真AC」さんからお借りした写真です。写真を撮る角度、カメラマンの腕前により、こうも違うものなんですねぇ……。

 

吉田邸までの距離は結構あるので

日陰の全く無い道

歩くには正直しんどいものがありました……。

 

(真夏なんかは特に、やめといた方が良いと思います)

 

 

──── という事で

ようやっと吉田茂に到着!

 

 

戦後の名宰相

吉田茂元総理の邸宅です。

 

吉田茂さんが政界から退いた後にも、多くの政治家たちがここを訪れ

「大磯参り」

なんて言われてたそうですよ。

また

国内外の様々な賓客をおもてなしする、社交の場としても使われていたようです。

(納得の豪華さ!)

 

こちらの建物

2009年3月火事で母屋が全焼してしまう

という不幸に見舞われたのですが

 

多くの人々の尽力により見事再建を果たし

2017年4月から一般公開が始まっています。

(左側に見えるサンルームは焼け残ったので、昔のままなんだそうです)

 

 

吉田茂

 

所在地 

 大磯町西小磯418(県立大磯城山公園内)

電話 0463-61-4777

休館日 

 月曜(祝日にあたる場合は開館、翌日休館)

 毎月1日 12月29日〜1月4日

開館時間 

  9時~16時30分(入館は16時まで)

観覧料 一般510円 

    中・高校生210円(要学生証)

    小学生以下無料

アクセス

   大磯駅から徒歩30分(2㎞)

 バスなら「二宮駅行」「湘南大磯住宅行」に乗り

「城山公園前」下車徒歩5分

 

 

吉田茂邸のバラ園では大輪のバラが花盛りでした。

 

戻り道は

さすがに足が疲れてしまったので

バスを使って再び大磯駅へ。(バスだとラクラク)

 

ほんとうはここから澤田美喜記念館島崎藤村に行きたかったんですけど、閉館時間を過ぎてしまっていたので断念。

 

せっかくだからと

の方へと足をのばしてみました。

 

大磯駅から徒歩10分強、ってとこですかね~

 

大磯の海ー!

 

 

大磯は

日本で最初の海水浴場

なんだそうですよ!

 

 

陸軍の軍医総監をしていた

松本順というお医者様(元・江戸城徳川慶喜に仕えていた医師)が

「海水浴は健康に良い!」

と、強く勧めたことによって

 

1885(明治18)年

この地に

日本初の海水浴場が開かれたんだそうです。

 

 

晴れた空

白い灯台 青い海

波間のサーファー

これぞ湘南!

 

 

大磯の海は

アオバトが飛来する事で良く知られているのですが

 

この日は残念ながら

普通の鳩さん達(ドバト)しか見当たりませんでした。(^^;)

 

 

ちなみに

アオバトっていうのは

下の写真のような鳩さんです。

 

綺麗な色ですね~!

 

アオバトさんたちが海辺を飛んでる所

見てみたかったなあ~。

 

写真ACから、アオバトの写真

その後

大磯港にある

みなとオアシス大磯(OISO CONNECT)

という

渚の駅(海辺にある道の駅みたいな施設)

に立ち寄り

 

オレンジのソフトクリーム(オレンジ&バニラのミックス)を食べながら、海を眺めてマッタリしました。

 

 

こちらの施設

1階は地元でとれた海産物や野菜などを販売するお店

2階はちょっと良い感じのカフェレストランになっていました。

 

今度来るときは

このカフェで

海を眺めながらランチ

っていうのもいいな……

 

──── なんて事を思いながら

東海道線に揺られて帰途につきました。

 

 

みなとオアシス大磯(OISO CONNECT)

 

所在地 

 神奈川県中郡大磯町大磯1398-6

 

1階 大磯賑わい交流施設 

営業時間 9時~21時

電話 0463-20-8237

 

2階   OISO CONNECT CAFE 

営業時間 

  9時~18時(ラストオーダー17時)

電話 050-5385-1673

 

年中無休

 

 

 

 

※ こちらの情報は2022年5月13日時点のものですので、お出かけの際は最新の情報をご確認くださるようお願いいたします。

 

 

 

 

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