TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

「陰謀論」について思う事~全てが「フェイク」というわけでは、多分ない。

昨今

公的に広く認められている認識異を唱えるような見解について

陰謀論

という言われ方をすることが、よくありますよね。

 

陰謀論と言われている見解の中で

どれが真実で

どれが荒唐無稽な空想話なのか

私には全くわかりませんけれど

 

ただ

ここ最近の風潮として

 

巷で囁かれているその手の言説を全部、十把一からげにして

陰謀論=頭のネジがふっ飛んだトンデモ話

という扱いにしてしまっている事に関しては

 

「野菜はみんな緑色」

「アイドルはもれなく全員美形」

 

なんていうのと同じように

 

案件や言説ごとの違いを全く無視したさ、乱暴

レッテル貼りによる思考停止を正しいと思い込んでしまっている浅薄

などを感じざるをえない──とともに

 

そういったことで安心しきってしまっている人の多いことに

「大丈夫か!?」

と、いささか危惧を抱いたりもしております。

 

ところで

 

陰謀論って言葉は

本来どういう意味なんでしょう?

 

Wikipediaによると

次のようになるそうです。

 

陰謀論 (いんぼうろん、 英: conspiracy theory )とは

 

なんらかの有名な出来事や状況に関する 説明 で

「邪悪で強力な集団(組織)による 陰謀 が関与している 」

と 断定 したり 信じたり するものである

「邪悪で強力な集団(組織)による 陰謀 の関与 」

との事ですが───

 

ある特定の人々を「邪悪」だと思うかどうかは

めいめい置かれた立場(その特定の人々と近しいかどうか)によって異なってくるんじゃないかと思いますが……

 

それはまあ、ともかくとして

 

陰謀論対象者となって

なにかしらの疑惑を囁かれているのは

強力な存在──という事になるみたいです。

 

たとえば

 

国家とか政治家とか

政治機関に大金を拠出しているような

大資本家とか

ある世界(学問の分野など)の

権威筋だとか

 

そういった所ですね。

 

 

ところでみなさん

 

世の中に

陰謀なんてものは無い

と思ってますか?

 

政治経済軍事的な事も

全ての事がらは、一般市民にオープンに知らされていて

裏に隠されている事なんかな~んも無し

公明正大清く正しく事が進んでる───って信じています?

 

もし、そう思っているとすれば

あまりにも純真無垢!!

 

言い方を変えれば

無防備過ぎて

危険と言わざるを得ませんよ!

 

オオカミの群れに放り込まれたヒヨコ同然

 

この世の中

善人ばかりではありません。

 

自分が良い思いをするために

他の人を出し抜いたり、利用したり、騙したりするやつらが

いたるところにウジャウジャしています。

 

人間世界には

ドロドロした汚い面がたっっくさんあるんです。

 

歴史を紐解いてみたってそうでしょう?

 

大化の改新本能寺の変第二次世界大戦

人間の歴史なんて陰謀だらけ。

陰謀に次ぐ陰謀の連続です。

 

 

人間が社会を形成しているところには

陰謀があるというのは

あたりまえ

 

そして

「あいつら陰謀を巡らしているんだろうな」

なんて、囁かれている側の人々(権力者側)が

「そんなものは無いヨ!」

打ち消しにかかるのも

 

これまた

当然と言えば当然の話。

 

誰だって、後ろ暗い企みや痛い肚なんか

探られたくないですからね。

 

 

つまりですよ

 

色々な事情があって

現時点では権力者側として

ど~~~うしても

公には認めるワケの行かない

 

そして、その一方で

 

一般庶民から見てみれば

「なんか怪しいな……」

と思う事

 

そんなあれやこれやの話が

陰謀論

として囁かれているってわけです。

 

 

権力の裏側に隠されているものに対して

あじゃないか、こうじゃないかと憶測する事陰謀論だと言うのなら

 

その情報には

確かなものもあれば嘘もある

情報自体は、玉石混交ってところが本当なんじゃないでしょうか。

 

世の中にはホラ吹きも確かに多いですけど

一方で

「火の無い所に煙は立たない」

なんてことも言いますしね。

 

 

そんな話題の中でも

この話は現在、絶対に白日のもとには晒せない

という

権力者側にとっては

絶対的に隠しておきたい話題

 

新聞やテレビなど、権力者側の息のかかった大手メディア

今の所は黙殺しておくしかない

というような話題は

 

臭い物には蓋

ということで

陰謀論=トンデモ情報」

というレッテルを貼りつけられ

 

メディア政治家によって

「そんな馬鹿馬鹿しい話を信じるのはバカ」

といったイメージ操作が大々的になされることとなります。

 

ここまで必死になって隠そうとするところに、むしろ

なにか本当にヤバいものがあるんじゃないか

かえって怪しさがプンプン匂ってきたりもしてしまうのですが……

 

隠ぺいレッテル貼りイメージ操作というのは

 

火消しをしたい権力者側がとる態度としては

当然といったところです。

 

 

ところで

みなさんは、これまでに

こんな経験をしたことってありませんか?

 

── まず

ある不可解に思えるような

事件なり事象なりがあったりします。

 

 

当然

ジャーナリズムが騒ぎ出してしかるべき大問題だと思われるのに

 

一体どういう訳か

まるで緘口令でも敷かれているかのように

 

テレビや新聞などのメディアには

その話題は一切出て来ません

 

 

そればかりか

 

そのことに関する疑問さえ口にしてはいけないような雰囲気があって

 

ウッカリ、テレビでそれを口にしたタレントが、それ以後仕事を干されてしまったりして ───

 

いつの間にやら

その件に関する事は

放送禁止用語的な扱いとされていたりするんです。

 

 

 

こんな風になったら

 

何か裏がある

と考えて当然ですから

 

その怪しい事象を

ジャーナリズムがトコトン追求してくれるだろうと期待するのですが ───

 

 

テレビや新聞などの大手メディア

追求はおろか報道する事すら一切しようとはせず

 

むしろ権力側と一緒になって

「その話題は陰謀論

「もれなく全部トンデモ話だから絶対に信じるな」

なんてレッテル貼りに躍起になっている、という有様。

 

ジャーナリズムもへったくれもなく

完全に権力側に言うなりの

見事なまでの御用メディアっぷりです。

 

 

─── こんな感じの現象

 

私はここ20数年間の日本において

実際に何度か目にした事があります。

(毎度毎度ネット上では大騒ぎになるんだけれど、テレビも新聞も「報道しない自由」を駆使しまくるという……)

 

日本の大手メディアって

平時は保守だの革新だの色々あるようなティでいますけど

イザとなると、どういうわけか

右も左も一斉に同じような事言い出すんですよね。

 

たぶん、本質的には

太平洋戦争中とたいして変わっていないんだと思います。

 

これから先

権力やスポンサーの提灯持ちではない

真っ当なジャーナリズムが台頭してくれるといいですねえ……。

 

 

事象をひとつひとつ精査することなく

 

権力者大手メディア陰謀論と呼んでいる事を

そう呼ばれているがゆえに、そのイメージのみで

 

全て荒唐無稽のインチキ話

だと思い込んでしまっているような人は

 

そのことに関して

深く追及されたくない

という、権力者側の思惑

見事に嵌められているということです。

 

 

民は由(よ)らしむべし

知らしむべからず

 

これは論語の中に出て来る言葉なのですが

 

本来は

民衆を政治に従わせることは可能だが

なぜそうするのかという道理を理解させるのは難しい

という意味です。

 

それが、いつの間にか

民衆はおとなしく政治に従わせておれば良く

その道理など、いちいちわからせてやる必要は無い。

というように解釈されるようにもなり

封建時代の政治原理として使われたりしたのですが

 

現代日本民主主義国家。

 

「知らしむべからず」じゃ

ダメでしょ!?

 

……とはいうものの

 

一般庶民に知らされないように隠されながら、極秘裏に進められているようなマズ~い事って

 

実は結構

いっぱいあるんじゃないかと思いますよ……。

 



 

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