鷹の仲間の猛禽で
ミサゴ(鶚)という鳥がいます。
海岸や川辺などの水辺に棲息し
水面を低く飛び回りながら獲物を探します。
肉食性で
特に魚を好むところから
またの名を
ウオタカ(魚鷹)
とも呼ばれているそうです。
このミサゴ
不漁の時に備えて
余裕のある時に
獲物の魚を保管しておく
という習性があるそうで───
岩の窪みなどに隠されたこの魚が
腐って(自然発酵して)いるのを
ひょんなことから食べてみた人が
「ウマい!
これはアレだね。
ほとんど鮨と言って良いね!」
───ということから
ミサゴが貯えていたこの魚の事を
「鶚鮨」(みさごずし)
と呼ぶそうです。
日本全国には
「みさご寿司」
という屋号のお寿司屋さんがたくさんありますが
その名前の由来には
このような
鳥の習性が関係しているんだそうですよ。
ミサゴが作った
このミサゴ鮨
うまみの秘訣は
「海水が掛かって自然発酵し、鮨の味に……」
と言われているんですが
他には
「ミサゴが魚に尿をかけることにより発酵し、尿の塩分と酸味によってうまみが増幅……」
なんていう説もあったりしまして……
……いやぁ~
何て言いますか……
そもそも
屋外の岩場なんかに放置してある腐りかけの魚を発見して
実際に食べてみちゃうような人って
こう言っちゃなんですけど
かなりの
チャレンジャーですよね……。
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