TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

ほっと安らぎたい気分のときには、絵本を開くのも良いですよね。

日々の生活で、なんとなく心に疲れを感じる時。

 

美味しいものを食べたり

音楽を聴いたり

綺麗な風景を眺めたりすると

心がほっと安らぎますよね。

 

「心のコリをほぐしたいな」

と感じる、そんな時には

絵本を開いてみる

というのもお勧めですよ。

 

かわいらしい絵と優しい言葉

ほのぼのとしたお話は

 

小さい子供たちを楽しませるのはもちろん

大人の心も

ほわわ~ん

とリラックスさせてくれます。

 

ということで

 

今回は

私の好きな絵本を7冊ご紹介いたします。

 

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1冊目は

 デンマークの画家

エゴン・マチーセン

「あおい目のこねこ」です。

 

この絵本は、私が保育園児だった頃に大好きだったものなのですが

 

主人公の子猫が、

当時飼っていたシャム猫のみ―ちゃんそっくりだったこともあり

特に思い入れがある一冊です。

 

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こちらが初代「みーちゃん」。青い目がきれいなシャムの男の子でした。


青い目をしたシャム猫の子猫が

猫にとってのパラダイスである「ねずみの国」を探しに旅をする

というお話なのですが

 

途中で何度か嫌な事に見舞われても

青い目の子猫はたいして気にせず

サラリと受け流しちゃいます。

 

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気にしない♪

 

登場する、猫を始めとした動物たちは

わりと本物に近い姿で描かれているのですが

 

どことなくとぼけた雰囲気を漂わせていて

とても可愛いです。

 

ちょっとイジワルな黄色い目の子猫たちですら

なんだか愛嬌を感じてしまいます。

 

あおい目のこねこ (世界傑作童話シリーズ)

あおい目のこねこ (世界傑作童話シリーズ)

 

 

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お次にご紹介しますのは

 

こちらも私が幼児だった頃に大好きだった絵本で

 

赤羽末吉さん

「おおきなおおきな おいも」

です。

 

楽しみにしていた芋ほり遠足が

雨で中止になってしまいました。

 

そこで

幼稚園の子供たちは画用紙をつなげて

大きな大きなサツマイモの絵を描きました。

 

するとそれが

本物の大きなお芋になって ────

 

巨大なお芋をプールに浮かべて船にしたり

怪獣にして遊んだり

 

お腹が空いたら

それを天ぷら、焼き芋、大学芋にして

みんなでおいもパーティー

 

 

このお話は

児童文化研究家の市村久子さんが新宿区立鶴巻幼稚園に勤務していた時に

実際に遊びとして行った事を元にしているそうで

 

そのため

「鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による」

という副題が付けられています。

 

ものすごく単純化されて描かれたシンプルな絵が微笑ましく

とても愛くるしいのですが、

 

特に園服姿の子供たちの姿が

千鳥みたいでめちゃめちゃ可愛いです。

 

 

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おおきなおおきな おいも (福音館創作童話シリーズ)

おおきなおおきな おいも (福音館創作童話シリーズ)

  • 作者:赤羽 末吉
  • 発売日: 1972/10/01
  • メディア: 単行本
 

 

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3冊目は

 

加古里子さん

「からすのパンやさん」

です。

 

この本は、私が小学1年生の時に学級文庫に入っていて

級友たちの間で1番人気の本でした。

 

カラスのパン屋さんの家に4羽の子供たちが産まれました。

真っ白なオモチちゃん

黄色いレモンちゃん

真っ赤なリンゴちゃん

茶色いチョコちゃん。

 

チビッコ達のお世話で両親はてんてこ舞い。

お父さんは生焼けパンや黒焦げパンを作ってしまいます。

 

そんな焦げパンがオモチちゃんたちのおやつになるんですが

これが、

なんだかやたらと

美味しそうに見えるんですよねえ……。

 

やがて大きくなった4羽の子供たちが

お父さんお母さんと協力して

80種類以上ものパンを作るのですが

 

見開き一面に広げられたパンたちは壮観で

眺めているだけでも楽しくなってきます。

 

かぼちゃパンやバナナパンはわかるけど

とんかちパン、やかんパン、はぶらしパンまであるのがスゴイ……。(^^;)

 

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

  • 作者:加古 里子
  • 発売日: 1973/09/01
  • メディア: ハードカバー
 

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お次にご紹介しますのは

子供が小さい頃、よく寝る前に読み聞かせていた

 

西平あかねさん

「おばけのコックさん」です。

 

おばけのレストラン「おばけてい」では

今夜も開店準備のため大忙し。

 

けむりもくもくおばけの親方と

見習いおばけの「ぺーたろ」と「ぽいぞう」がせっせと働いています。

 

小さい子供って

「お化け、怖い~」って言いながらも

怖いもの見たさなのか何なのか

お化けに惹かれるところがありますよね。

 

こちらに出て来るお化けは

愉快で可愛いお化けばかりなので

怖がりさんでも大丈夫。

 

親方が考えた新メニュー「くるぽんきゅー」を始め

不思議なメニューやヘンテコな食材がいっぱい出てきて

思わず

「ふふふ」

となってしまう、楽しい絵本です。

 

おばけのコックさん (こどものとも絵本)

おばけのコックさん (こどものとも絵本)

 

 

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 お次は

先日kindleでダウンロードした絵本

 

まつざき直としさん

「うくろう」です。

 

うくろうとは

うさぎのような赤い目と

ふくろうのようなフサフサした毛のもののけ

 

ある月夜の晩

6羽のうくろうたちが、むこうにあるシュロの木に向かって飛んで行きます。

 

せーのっ、

「ウクロロロロ~ン!」

 

満天の星空と、大きな月と

南国の夜を思わせる絵が幻想的でとても綺麗です。

 

まつざき直としさんが趣味で作られていた紙芝居を

ご子息のマッキー・コーチンさんが絵本という形にして配信されているそうです。

(こんなに素敵な絵本を無料でダウンロードさせていただけるとは、有難いような勿体ないような……。)

 

優しく温かい雰囲気で

うくろうたちも可愛くて

眠る前に眺めるのにぴったりの一冊です。

 

うくろう シュロわたりのまき(絵本)
 

 

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お次にご紹介しますのも

kindleでダウンロードした本で

 

やまわきゆたかさん

「うまくいかないそんなひは」です。

 

誰にでもある

「なんだか上手くいかない時」

 

そんな時に

 

「こうしてみたらいいかもよ?」

という、ちょっとしたアドバイス

 

可愛らしい動物たちの絵と共に

リズミカルでテンポの良い

優しい言葉で綴られています。

 

 

「そうか、そういうのもアリだよね!」

と気づかされ、

心がスッと軽くなりますよ。

 

うまくいかないそんなひは

うまくいかないそんなひは

 

 

そしてこちらは続編の

「もっとうまくいかないそんなひは」

 

こちらの本は

先ほどの本よりうまくいかないことのバリエーションが色々あり

 

その分

アドバイスも前作よりバラエティに富んでいるのですが

 

これがすごく心に深く染みてきて

読みながら、思わず涙が出てきてしまいました。

 

小さい子供から大人まで

気づかされ、慰められ、励まされ、力づけられる

名作だと思います。

 

(「うまくいかないそんなひは」は無料

「もっとうまくいかないそんなひは」は100円です)

 

もっとうまくいかないそんなひは

もっとうまくいかないそんなひは

 

 

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 こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

 

台風スウェル

台風スウェル

 

 

 

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