TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

日本の古典

無名を侮るべからず!~「よみ人知らず」の素敵な歌を「古今和歌集」からご紹介

ところで 私などもまあ 小説本をkindleから出したりしているわけなのですが(完全なる無名作家です) 文芸などの活動をされている方はプロアマ問わず 「無名のくせに」 なんていう言葉に カチンと来た経験を 大なり小なりお持ちなのではないかと思います。 で…

ブルーな気分に寄り添うブルーな和歌~「古今和歌集」巻第十八雑歌下から

日々暮らしていると どうにも憂鬱になってしまって どうしようもない時ってありますよね。 あまりにもテンションの低下したそういう時って 「元気出しなよ!」(^O^)/ なんて励まされるのも 却って疲れが増してしまう感じで むしろ どっぷりブルーな気分に浸…

万葉集にある変な歌 Part2~それにしても、本当にそんな場所で魚を獲って食べたりしてたんでしょうかね?

今回は 「万葉集に収録されている 変な歌」の 第2弾を お届けさせていただきます。 前回の歌に引き続き、今回もまた かなりのお下品ネタとなってしまう事をご了承ください。 <(_ _)> それではご紹介します。 万葉集 巻十六に収められている No.3828のこちら…

井原西鶴「諸艶大鑑/好色二代男」から~長山太夫が恋人の敵討ちを果たすお話「惜しや姿は隠れ里」のご紹介

今回は井原西鶴が 1684(貞享元)年、43歳の時に世に送り出した遊里説話集 「諸艶大鑑/好色二代男」 について書かせていただきます。 これに先立つこと2年前 1682(天和2)年に出版された西鶴の小説デビュー作 「好色一代男」は それまで俳諧師であった西鶴を41…

堤中納言物語~ホントウは「堤中納言兼輔」とは全く関係のない10編の短編小説集

今回は 平安時代から南北朝時代までにつくられたお話10編を 1冊の本にまとめた短編物語集 「堤中納言物語」 について書かせていただきます。 「堤中納言物語」と言えば 毛虫好きの風変わりなお姫様の話 「虫愛ずる姫君」 が収載されている事で良く知られてい…

鶴屋南北「東海道四谷怪談」~怨霊パワーで悪人どもをやっつける!お岩&小平の最恐タッグ!!

今回は 1825年(文政8年)に 鶴屋南北(当時71歳)が 江戸中村座のために書き下ろした芝居台本 「東海道四谷怪談」 について書かせていただきます。 「四谷怪談」と言えば お岩さんが出て来ることで非常に有名な怪談話ですが 「お岩さんという女性が伊右衛門とい…

恋多き才女がどうしても書き残しておきたかった、若き日の美しい恋の思い出「和泉式部日記」

今回は 平安時代中期の女流歌人 和泉式部による恋物語 「和泉式部日記」のご紹介をさせていただきます。 -------- 「和泉式部日記」 あらすじ 恋人だった為尊(ためたか)親王が26歳という若さで亡くなってしまった後 和泉式部は傷心と追憶の日々を送…

「一遍上人語録」「播州法語集」の感想~努力・善行など一般的に「良い」と言われている事にも思わぬ落とし穴がある。

今回は 鎌倉時代中期に活躍した 時宗の開祖 一遍上人の教えをまとめあげた 「一遍上人語録」と 「播州法語集」 の感想を書かせていただきます。 -------- 一遍智真上人の生涯 1239年(延応元年) 伊予の国松山に生まれました。 生家は瀬戸内海きっての…

阿仏尼「十六夜日記」~タイトルの美しさとは裏腹な和歌名家のドロドロした相続争い

今回は 鎌倉時代後期の弘安3年(1280年)ごろに成立したと考えられている 阿仏尼の 「十六夜(いざよい)日記」の 紹介と感想を書かせていただきます。 この日記が書かれた背景を一口で申しますと 歌道の大家亡き後に勃発した 嫡男VS側室(年少の息子の代理) の…

色男をめぐって繰り広げられる美女たちの愛憎劇~為永春水「梅暦」ワールド

今回は 江戸の天保年間に出版されて大評判となり 当時の女性達を熱狂させたという 為永春水作の人情本 「梅暦」(うめごよみ)シリーズの ご紹介と感想を書かせていただきます。 -------------- 「春色梅児誉美」 (しゅんしょくうめごよみ) あら…

「耳袋」から第4弾~江戸時代、箱根の山上に未確認飛行物体が現れたという話

またまたまた お奉行様根岸鎮衛が集めた巷話集 「耳袋」からのお話です。 今回は なんと!! 根岸鎮衛本人が 怪しい未確認飛行物体と遭遇した!? とも取れる内容となっております。 引用元は例によって 角川ソフィア文庫から出ている 「耳袋の怪」です。 耳…

「耳袋」から第3弾~ネズミの健気な罪ほろぼしのお話

今回もまたまた 江戸時代のお奉行様 根岸鎮衛が集めた巷話集 「耳袋」からの お話をご紹介させていただきます。 今回もまた動物が出て来るお話。 ネズミと人間の間でキラリと輝く美しい絆の物語です。 引用元は例により 角川ソフィア文庫から出ている 「耳袋…

またまた「耳袋」から~「粗暴すぎる侍と狐のお話」

今回もまた お奉行様の集めた巷話集 「耳袋」からの 怪異譚をご紹介させていただきます。 今度のお話は怪談話ではなく 霊獣でも粗暴過ぎる者にはかなわないという 稲荷狐にまつわるお話です。 引用元は前回と同じく 角川ソフィア文庫から出ている 「耳袋の怪…

夏なので怪奇話をご紹介~お奉行様がしたためた巷話集「耳袋」より「菊虫の話」

江戸時代の中頃 根岸鎮衛 (ねぎしやすもり) という旗本がいました。 佐渡奉行、勘定奉行、南町奉行を歴任した彼は 天保から文化まで 三十三年もの月日をかけて 知人や古老などから 巷に伝わる話を聴き取り それを 「耳袋」という書物にまとめあげました。 そ…

万葉集にある変な歌~本当にこんなヘンチクリンな解釈で合っているのか、専門家の人にぜひとも解説していただきたいです。

「令和」という元号の出典となった事もあり 最近、とみに注目を浴びている 「万葉集」 万葉集に描かれた美しき日本の姿 というような本も 次々に出版されていますが 数多くの歌が収録されている中には 一体なぜ どのような意図があって このような歌を選んだ…

柳生宗矩「兵法家伝書」からの教え〜心は常に平常心を保つべし。決して感情に影響されるべからず。

生きていると 色々理不尽なことや不愉快なことに行き当たったりして 心がザワザワ波立つことが避けられませんよね。 もう、どうしようもない位に腹が立ったときなど その怒りの勢いで、ついつい人にキツい事を言ってしまったり とんでもなく乱暴な事をやって…