日曜日は太陽(sun)だからサンデー

月曜日は月(moon)だからマンデー

じゃぁ
火曜日は火星(Mars)なのになんでチューズデーなの。
そもそも
チューズデーの
チューズって一体なに!?
────ってギモンに思った事はありませんか?

ちなみに
惑星の名前とそれに対応する曜日を英語で表しますと、以下のようになります。
星の名 英語 曜日
太陽 sun Sunday
月 moon Monday
火星 Mars Tuesday
水星 Mercury Wednesday
木星 Jupiter Thursday
金星 Venus Friday
土星 Saturn Saturday

日曜のsun(サン)→Sunday(サンデー)
月曜のmoon(ムーン)→Monday(マンデー)
それと
土曜のSaturn(サターン)→Saturday(サタデー)
この辺はわかるんですよね~
しかし
それ以外がなぜこうなってしまうのかがわからない!
Mars(マーズ)からどうして
Tuesday(チューズデー)になるのか
Mercury(マーキュリー)がなんで
Wednesday(ウェンズデー)になってしまうのか???

実はこれ
曜日の呼び方が
この曜日体系をつくったローマから
ゲルマン系のアングロサクソン民族(英語を話す人々のご先祖様)へと伝わっていくにあたって
星と対応している神様の名前が
ローマ神話のものから────

────ゲルマン民族が信仰していた
北欧神話のものへと
転換されているからなのです!

たとえば
ローマにおいて
火曜日は火星(Mars=軍神マルス)の日だったのですが
ゲルマン系のアングロ・サクソン人たちは
ローマ神話の軍神マルスを
自分たちにとって身近な存在であった
北欧神話における戦いの神
テュール(Týr)に置き換えてしまいました。
そのため、英語で火曜日はテュールの日
Tuesdayとなったのです。


それと同様に
ローマでは水星(Mercury=知恵と旅と魔術の神・メリクリウス)の日であった水曜日も
北欧神話でそれに近い性質(知恵、魔術など)を持っていた
最大の神 Odin=古英語表記ではWoden(オーディン)に置き換えられ
Wednesday(ウェンズデー)=オーディンの日となっています。


木曜日の木星は
その巨大性からローマ神話では
主神Jupiter(ユピテル)の星とされています。
ゲルマン系アングロサクソン人たちはこれを
北欧神話の雷神 Thor(トール)に置き換え
木曜日は
Thursday(サーズデー)=雷神トールの日
となりました。
ユピテルとトール
この両者には
雷・天空の神という共通点があります。


金曜日の金星は
ローマ神話においては美人度ナンバーワンの女神
Venus(ヴィーナス)の星。
ゲルマン人はこれを
主神オーディンの奥さんである
Frigg(フリッグ) に置き換えました。
そのため、金曜日は
Friday(フライデー)=女神フリッグの日
になったのです。
※
北欧神話にはそれとは別に、フレイヤという美人度ナンバーワンの女神さまがいます。このフレイヤとフリッグは、しばしば混同されたり同一視される事があるため、フライデーの語源はフレイヤだという説もあります。

ヴィーナスとフリッグには
愛と美の女神
という共通点があります。

ちなみに
土星(Saturn)の土曜日は
英語の曜日で唯一、北欧神話ではなく
ローマ神話の農耕神 Saturn(サトゥルヌス)がそのまま残り
Saturday=サトゥルヌスの日となっています。


英語の祖先であるゲルマン系アングロ・サクソン人は
5世紀頃に
現在の デンマークやドイツ から
ブリテン島(イギリス)へと移住してきた民族です。

それ以前にブリテン島は
ローマ帝国に一時的に支配されていたのですが
409年に放棄され
その後にゲルマン人達が大量に移住してきて
彼らが文化の主導権を握ることとなります。
(※ブリテン島は元々はケルト系のブリトン人たちが暮らしていました)

ゲルマン人達は本来
北欧神話に非常に近しい文化圏 にいたため
ローマがつくった
惑星と神を対応させた曜日体系を
そのまま引き継ぐようにして使いはしたものの
神様の名前は
彼らにとってなじみのある
北欧神話のものに置き換えてしまいました。
ただし
農耕神 Saturn(サトゥルヌス)だけは
北欧神話の中にシックリくる対応神がいませんでした。
そのため
Saturday だけはローマ神話の名前がそのまま残っている
────というわけなのですね。

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