先日、ふとした拍子に、幼い頃歌っていた
「飴チョコさん」の歌
が頭の中でグルグルと巡りだし
止まらなくなってしまいました。
♪ 飴チョコさん 飴チョコさん
いっぱい並んでコーロコロ
あーまいお目目でコーロコロ
幼い頃の私は、この「甘いお目目」が
「なんかちょっと気持ち悪いな……」
と思っていました。
同じように
「ちいさい秋みつけた」(サトウハチロー作詞)
の2番の歌詞にある
「うつろな目の色 溶かしたミルク」
というフレーズからも
なんとなく「どろ〜ん」とした白目を想像してしまい
ちょっとだけ薄気味悪さを感じていました。
頭の中で鳴りやまない「飴チョコさん」に懐かしさをそそられて
歌詞をネットで検索して見ましたところ …………
「アメチョコさん」
作詞 天野蝶 作曲 一宮道子
アメチョコさん
アメチョコさん
いっぱい並んでコロコロ
きれいなおべべでコロコロ
アメチョコさん
アメチョコさん
おべべを脱げばコロコロ
甘い甘いコロコロ
なんと
私が覚えていた歌詞が
まるっきり間違っていたことが判明してしまいました。
「甘いお目目」
じゃなくて
「綺麗なおべべ」
だったんですねえ~。(>_<;)
長い事、勘違いして
勝手に気持ち悪がったりして
すみませんでした。<(_ _;)>
「綺麗なおべべ」なら
全然気持ち悪くなんかありません。
とってもカワイイ歌詞です。
この歌は、私はたぶん
保育園時代に習ったんだろうと思うのですが
作詞をされた
天野蝶さんが編み出した
天野式リトミックという、幼児リトミックで使われた曲だそうです。
(だから保育園や幼稚園で良く歌われるんですねえ)
歌詞の勘違いと言えば……
そういえば
「赤い靴」(野口雨情作詞)にある
「異人さんに連れられて行っちゃった」
という部分も
幼い時には
「ニンジンさんに
連れられて行っちゃった」
のかと思っていました。(^^;)
「飴チョコ」と言えば
「飴チョコの天使」という
小川未明の童話もありますね。
(大正12年3月「青い鳥」掲載)
飴チョコのパッケージに印刷された天使たちの
ちょっぴり悲哀を感じる物語 ──
(パッケージが辿る運命ですからねぇ……)
この話に出て来るお菓子は
森永のミルクキャラメル
をモデルにしているそうですよ。
1899(明治32)年
「森永西洋菓子製造所」設立と共に製造開始されたキャラメルは
1915(大正4)年頃から
天使のマークの黄色い小箱で売られるようになりました。
(デザインは洋画家の八木彩霞、「滋養豊富 風味絶佳」の文字は森永社員の大串松次が書いたそうです)
童話に出て来る「飴チョコ」は
どうやらキャラメルの事のようですが
私がイメージする飴チョコは
透明な飴の粒の中にチョコが入っている
こういうものです。
↓
これってなんていう商品名だっけ……
と思いながら調べて見たら
サクマ製菓の「チャオ」
だったという事がわかりました!
ああ~
そういえば
こんな感じだった気がする〜。
と
懐かしい気分になりました。
まだ売ってたんですね。嬉しい~。
この飴、どうやら100円均一のダイソーで売ってるらしいですよ。
今度行ったら買ってみようかな~。
関連記事のご案内
「ドロップスの歌」とドロップについて。
東日本民にとっては「カール」も懐かしお菓子ですよね。
こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。