昔、好きな曲ばかりを集めてカセットテープを作る、ということを良くやっていたんですが
そんな中の1本を久しぶりに(20年ぶりくらい)に聴いてみた所
懐かしさと感動のあまり、心の底から打ち震えてしまいました。
自分の好みをピンポイントで押さえるべく選曲してあるんだから
当然っちゃ当然なんですが……(^^;)
その中でも
特に私の心を捉えて離さない一曲が
「Chattanooga Choo Choo」
(チャタヌーガチューチュー)
このテープにダビングしてあるのは
Harpers Bizarre
(ハーパースビザール)
という
1960年代~70年代に掛けて活躍したアメリカのバンドによる
「Chattanooga Choo Choo」なのですが
「ポーッポーッ」という汽笛の音や
動輪を思わせる「チャッチャッ」という効果音が
機関車ムード満点!
コーラスのハーモニーも
楽しい一曲です。
「Chattanooga Choo Choo」が入っているのはこちらのアルバム ↓
今、ちょうどジュール・ヴェルヌの
「八十日間世界一周」を読んでいて
アメリカでの汽車旅の場面だったりするので
ムードピッタリのこの曲が
気分を盛り上げてくれるんですよね~。
本と音楽さえあれば
心は
まるで
ディズニーランド!
(なんて安上がりな!)
ビッグバンドジャズのスタンダードナンバーとして有名なこの曲は
作詞 マック・ゴードン
作曲 ハリー・ウォーレン
1941年に
「銀嶺セレナーデ」
の主題歌として
グレン・ミラー率いるビッグバンドにより発表されました。
この歌の内容は
どんな事を言っているのかといいますと
29番線からペンシルバニア4時発の汽車ポッポに乗り
マンガ読みながらシュッシュッポッポとボルチモアを通過
ディナーやハムエッグに舌鼓を打ってるうちに
キャロライナも通り過ぎ
可愛い恋人が待っている故郷
テネシー州チャタヌーガに向かうよ
というような内容になっています。
(「ご機嫌 ♬」って感じですね)
「Choo Choo」(チューチュー)というのは
機関車の出す音からきた幼児語で
日本語で言えば「汽車ポッポ」みたいなものだそうです。
実は
私がこの曲を一番最初に知ったのは
ハーパースビザールでもグレン・ミラーでもなく
細野晴臣さんの
「CHATTANOOGA CHOO CHOO」でした。
こちらのアルバムに入っています ↓
この「トロピカルダンディ―」は「泰安洋行」と並んで大好きなアルバムなのですが
細野さんの低音で軽妙洒脱に歌われる
「CHATTANOOGA CHOO CHOO」は
ホント、恰好良くて
痺れてしまいます!!!!
この歌詞は
どうやら英語ではないみたいなんですが
ポルトガル語……なのかな?
(なんとなくブラジリアンテイストだし)
♪「こりゃまった速いね、ペンシルバニア駅を4時に出て~」
という
間に挟まれた日本語歌詞は
歌詞全体の要約になってたんですね。
今ようやくわかりました。
(なんちゃって)
細野さんの「CHATTANOOGA CHOO CHOO」を聴いていると
ハムと玉子のディナーが食べたくなってきてしまいます。(#^^#)
チャタヌーガ市は
市名には
この地の先住民チェロキー族の言葉で
「岩が迫りくる場所」
という意味があるそうです。
商業都市であり
電気バスや自動車を作る工業都市であり
自然に恵まれ
テネシー川のほとりには、世界最大級の淡水魚展示を誇る「テネシー水族館」を持つという
観光都市でもあります。
かつて鉄道ターミナルだったところに
「チャタヌーガチューチュー」
という
駅舎を使ったショッピング複合施設がつくられていて
機関車ホテルなどが
人気を集めているらしいですよ!
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