TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

茨城の美味!「将軍コーヒー」を飲んできました。

先日、福島県茨城県を旅行してきました。

茨城では

ひたち海浜公園

有名なネモフィラの丘を見て来ました。

 

 

宿は海浜公園からもほど近い、海辺のホテルだったのですが

太平洋を一望する景観が素晴らしかったです。

 

 

このホテル

サービスとして

ロビーにフリードリンクを用意して下さっているのですが

 

数種類ものお茶と共に

地元の有名コーヒー店で売られている

コーヒー豆が三種類ほど置いてあって

 

これをコーヒーミルを使って

自分で挽いて飲むことが出来るようになっているんですよ。

 

そのコーヒー豆のうち、一種類の名前が

「将軍コーヒー」

であったことに

私は驚いてしまったんです。

 

「こ…これは!」

なぜかと言うと

 

実は私

この旅行に出かける少しばかり前に

このコーヒーを手掛けた徳川慶朝さん(徳川十五代将軍・慶喜公の曾孫さん)の

徳川慶喜家の食卓」

というエッセイを読んでおりまして

 

この将軍コーヒーが出来上がるまでのアレコレを知っていたんです。

 

 

この本

表紙のイメージでは、ややお堅い歴史関係の本かと思われるかもしれませんが

中身はグルメな徳川慶朝さんによる軽妙で楽しいエッセイです。

 

水戸藩では斉昭さん(慶喜公のお父上)の時代

を飼育して

牛乳牛酪(チーズみたいな物)を作っていたとか

 

慶喜

豚肉木村屋のアンパンが大好物で

江戸時代の末期頃には

すでにコーヒーを飲みつけていたとか

 

歴史好きな人にとっても

食べ物好きな人にとっても

色々と興味深い事が書いてあります。

 

 

曽祖父様の慶喜公よろしく

大変な食通である慶朝さんは

コーヒー好きな事にかけても筋金入りでして

 

ひたちなか市の有名コーヒー店

サザコーヒーと協力し合い

 

慶喜公が飲んだものをイメージしながら

豆や焙煎にもこだわり抜いて

世界一美味しいと自負できる極上のコーヒーを作り上げました。

 

それがこの

将軍コーヒー!!

 

 

この本の中で、こうまで書かれてあり

たまたま旅先で出会ってしまったからには

何かの縁としか思われず

 

飲まないわけには

いきますまい。

 

ロビーに置いてあった豆を部屋に持ち帰った後

ゴリゴリゴリゴリとミルで挽き

トポトポとお湯をそそいで抽出し

 

ゆったりと広がる海を眺めながら飲ませていただきました。

う~ん

至福の一杯。

 

 

ホテルをチェックアウトした後

サザコーヒーの本店まで行ってランチを食べてきました。

 

サザコーヒー本店

 

電話 029-270-1151

茨城県ひたちなか市共栄町8-18

JR常磐線のJR勝田駅から約徒歩10分

 

営業時間 10:00〜20:00

喫茶スペースは19:30まで

年中無休

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

 

入口付近はコーヒーや食器、ぬいぐるみ等が並べられていて雑貨店のように楽しく

飲食スペースは避暑地のサロンを思わせるようなサザコーヒー本店

 

単にカフェと言うだけではなく

人が集まって出逢ったり交流したりして

このあたりの文化が、集積したり発信されたりしている場所のように感じました。

 

素敵だなぁ……。

 

 

サザコーヒーという名前は

お茶に関する禅の言葉

「且座喫茶」(しゃざきっさ)…意味:まあ、座ってお茶をお上がりよ

に由来しているそうです。

 

お土産にカップオンのコーヒーセットを買って帰りました。

ケニアとかグァテマラとか

色んなコーヒーが1つずつ入っていて楽しいです。

将軍コーヒーのシリーズにはモカもあるんですね。

 

東京にも、いくつかお店があるらしいので

今度はぜひとも

将軍ソフトクリームを食べてみたいです!

 

 

 

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こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。