TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鶴屋南北「東海道四谷怪談」~怨霊パワーで悪人どもをやっつける!お岩&小平の最恐タッグ!!

今回は 1825年(文政8年)に 鶴屋南北(当時71歳)が 江戸中村座のために書き下ろした芝居台本 「東海道四谷怪談」 をご紹介いたします。 「四谷怪談」と言えば お岩さんが出て来ることで非常に有名な怪談話ですが 「お岩さんという女性が伊右衛門という夫に浮気…

寒い時には座布団型ミニマットが電気代も経済的。それはそうとニャンコさんがいると家具があちこち引っ掻かかれるからオシャレもへったくれも無くなりますよね。

11月も後半に入り ぐぐっと寒さが増してきましたね。 今日はあまりにも寒いので 我が家でも暖房装置にスイッチを入れました。 ここ数年の我が家の 冬の必需品はこれ! 座布団型ミニマット です。 これ、電気代があんまりかからない割に かなり暖かいから良い…

菊人形って子供のころは無性に怖かったけど、大人になった今は「なんか良いかも……」と思います。

近所を散歩していたら よそのお宅のお庭に咲く綺麗な菊の花が目に入ってきました。 秋ですねえ~。 菊の花と言えば…… 私が幼かったころ 当時京成電鉄沿線の谷津にあった 谷津遊園という大きな遊園地の 菊人形展に毎年のように連れられて行ったこと を思い出…

直木三十五「南国太平記」~幕末薩摩藩のお家騒動を描いたダイナミックな群像劇

今回は 戦前の大衆小説の花形作家 直木三十五の代表作 「南国太平記」 のご紹介をいたします。 ------- 内容 時は幕末 舞台は南国薩摩藩。 藩は目下 老藩主島津斉興(なりおき)とその愛室お由羅の方が率いる 保守派 と 40歳になっても家督を譲ってもら…

吉川英治と直木三十五~大衆小説花形作家同士のライバル心と友情!!

今回は 直木三十五と吉川英治の交流 について書こうと思います。 吉川英治の名作 「宮本武蔵」 が生み出されるきっかけには 直木三十五が唱えていた 「武蔵非名人説」 というものがありました。 剣道の歴史について非常に熱心に研究していた直木が 「宮本武…

大衆小説のレジェンド・直木三十五の墓所と旧宅跡をたずねに行きました。

先週末、横浜市内にある 直木三十五の住居跡とお墓のある長昌寺 をたずねてきました。 直木三十五といえば 芥川賞と並ぶ小説界のビッグタイトル 直木賞の由来となっている 戦前の人気小説家であり 私が尊敬している吉川英治とも 同じ大衆小説家同士として 盟…

ウィリアム・サローヤン「ディア・ベイビー」の感想~人生って切ないですね。人間って愛おしいですね。

今回はアメリカの作家 ウィリアム・サローヤン(1908-1981) の短編作品をあつめて ちくま文庫から出されたこちらの本 『ディア・ベイビー』 のご紹介をいたします。 ディア・ベイビー (ちくま文庫) 作者: ウイリアムサローヤン,関汀子 出版社/メーカー: 筑摩…

猫の後脚の筋力低下によるフラつき問題~アデホス服用2か月目にしてかなりの効果が現れてきました。

約8か月前の3月終わりごろ 突然の下痢&嘔吐から脱水症状を起こし、危篤状態に陥った我が家のミータ(8歳オス)。 奇跡的に命を取りとめたものの ほぼ元通り近くまで元気を回復してから後も 後脚の筋肉がげっそり衰えてしまった ため 歩行はヨロヨロ。 ジャン…

自分を捨てた恋人の等身大の人形を作って連れ歩く!!オーストリア近代美術の巨匠オスカー・ココシュカの恋

今回は グスタフ・クリムトやエゴン・シーレと並んで オーストリア近代美術を代表する画家 オスカー・ココシュカ(1886-1980) について書かせていただきます。 この夏 私は国立新美術館で行われた 「ウィーン・モダン クリムト・シーレ 世紀末への道」 という…

日本には昔から、春夏秋冬それぞれの季節を司る女神さまや神様たちがいらっしゃるらしいですよ。

先日、近所を散歩している途中で 綺麗に色づいている草の実をみつけました。 暑くもなく寒くもなく 金木犀のアンズみたいないい香りが街中に漂っていて 秋の今ごろって、本当に良い季節ですよね。 日本には春夏秋冬 それぞれクッキリと 特徴のある四季がある…