先日、嵐山光三郎さんの
「年をとったら驚いた!」というエッセイを読んでいたら
えっ!と
驚いてしまうような長寿者が過去、この日本に存在していたそうなので
今回はそれをご紹介しようと思います。
それは、この本の「人を食った話」という章の中に書いてあります。
秀吉が天下を取った時代に、四百歳の怪僧がいた。この坊主は清悦(せいえつ)といい、どこへ呼ばれても茶しか飲まなかった。
また、一休と交わりがあった僧残夢(ざんむ)も四百歳まで生き、長寿の秘訣はクコ茶を飲んでいたことにあるという。

400歳!!(@_@;)
人間で400歳ってちょっと凄すぎませんか!?
ニシオンデンザメ(西隠田鮫)じゃ~あるまいし。
※北の海にすむニシオンデンザメって400年位生きるんですよ!

ちなみに
2026年3月現在
認定されている世界一の長寿記録は
ジャンヌ・カルマンさんというフランス女性で
1997年に122歳まで長生きされたそうです。

────で
話を本筋に戻しまして
400歳超えの日本人の二人について
私もちょっと調べてみました。
清悦(せいえつ)
江戸時代頃に東北地方に出回っていた「清悦物語」という本があるんですが
この本によりますと、清悦は源義経(1159-1189)の家来の一人だったそうです。
あるとき、彼は衣川の上流で老人に奇妙な魚を御馳走になりました。
すると不思議な事に、彼はそれ以来、不死身になってしまったのです。
主君の義経が衣川合戦(1189年)に敗れ、自害し果てた後、清悦は仲間の常陸坊海尊ともども戦場から生き延びました。
その後
400年も長生きした彼は、伊達政宗(1567-1636)に招かれて、義経のエピソードを語って聞かせたんだそうですよ。
残夢(ざんむ)
残夢の話は
江戸時代初期の儒学者・林羅山が編纂した「本朝神社考」や
会津藩主保科正之が完成させた「会津風土記」
その他、色々な文献の中に記述されています。
それによりますと
残夢自身は、自分の事を
義経の家臣・常陸坊海尊だと称していたそうです。
なんでも彼は
義経の死後、衣川で不思議なお爺さんから美味しい赤色のお菓子をもらって食べた所、無病長寿になったそうで。※「義経知緒記」
室町時代の高僧、一休宗純と友人となったり、画僧の雪村と交流したりしていたそうです。
彼は一応、1576年(安土桃山時代)に亡くなった────という事になってはいるのですが
その後もなぜか目撃談があったりして、正確な没年はわかっておりません。
※常陸坊海尊とは
園城寺または比叡山の悪僧出身で義経の臣下になった武将。衣川の戦いで生き延び、義経の遺児を助けたという伝説があります。

清悦と残夢(常陸坊海尊)
二人とも源義経の家臣で
しかも400年も生きたという────
これ、もしも本当の話で
戦友同士の二人が
鎌倉、室町、戦国の世を
その時々の英雄たちと関わりながら駆け抜けて行ったのだとしたら────
なんだかロマンがある話ですよねえ……。

願わくは
不死だけではなく
不老だったら
もっと良かったんですけど……

長寿と言うのは
昔からの人類の願いではありますが
しかし
ほどほどの長生きなら良いですけど
ここまでの長生きって、
実際できたとしても
幸せなのかな…?
って、考えちゃいますね。
周囲の、親しかった人たちが次々に世を去って行ってしまう寂しさに
私だったら耐えられないかもしれません……
それでも
否が応でも長生きしなきゃならないのだとしたら
世界平和ってことを
一生懸命、我が事として考えるようになるかもしれませんね。
みなさんは
長生き
したいですか?
それとも
したくないですか?

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