6月に入り
だんだん暑くなってまいりました。
お仕事をされている男性の方々は
ジャケットとネクタイから解放される
クールビズの季節になりましたね。
クールビズと言えば
定番なのは
ボタンダウンシャツ。
私の夫も先ごろ
ボタンダウンのワイシャツを数枚買い揃えておりました。
ボタンダウンのシャツもなかなか良いとは思うのですが
毎夏私が疑問に思うのは
クールビズって
どうして開襟シャツじゃいけないのかな?
という事です。
ちょっと昔───高度成長期以前の昭和を舞台にした日本映画なんかを見てみると
昔のサラリーマンって
新聞記者でも会社員でも
みなさん夏は
開襟シャツを着てましたよね……?
開襟シャツを着て
パナマ帽とか被って
扇子をパタパタあおいでたりして。
このスタイル
襟元が涼しげだし、日本人男性には似合っていて
なかなか格好良いスタイルだったと思うんだけどなあ……。
日本のサラリーマンは
一体どうして
開襟シャツを着なくなってしまったのでしょう?
ネットで調べてみましたところ
どうやら
1960年代の末ごろ位までは
開襟シャツが一般的だったようです。
では
どうしてそれが
すっかり姿を消してしまったのか?と言うと
会社や事務所や交通機関で
クーラーが普及した事による影響が大きかったみたいです。
それからほぼ10年後の
1979年(昭和54年)
第二次オイルショックにより
「省エネ問題」
が大きく取沙汰されるようになります。
この時
時の大平内閣や羽田元首相があの有名な半袖スーツ
「省エネルック」
を提唱したものの ───
ダサすぎて
全然普及しませんでした……。
いや、まあ確かに
ダサい事もダサいんですけど
襟元は詰まってるわ、ネクタイまでしてるわ
半袖とはいえ上着まで着込んでるわで
全然涼しそうじゃないし
ほとんど意味不明って感じですよね……。
それにしても
疑問に思えてしまうのは
たった10年ほど前まで
みんな開襟シャツを着ていたのに
どうしてこの時に
「それなら開襟シャツで良いじゃん!」
っていう声が上がらなかったんでしょう?
それが不思議でなりません。
近すぎる過去はダサく感じてしまうからなんでしょうかね?
開襟シャツについて書かれている
他の方々のブログをざっと見た感じでは
「夏のクールビズは
開襟シャツの方が断然カッコいい!!」
という意見も
いっぱいありましたよ!?
特に
帽子と開襟シャツの組み合わせなんて
粋な感じがして良いですよね!
開襟シャツだけに限らず
昔のファッションって
素敵なものが多いですよね。
昭和の初めのころ銀座を闊歩していた
「モガ」
のファッションなんて
本当に素敵で憧れてしまいます。
10年前とか20年前とか
微妙に近い過去は
記憶が生々しいせいか
何故か恥ずかしく感じてしまうんだけど
思いっきり過去の物になると
オシャレに見えてきてしまうのが不思議なところです。
昭和30年代に流行った落下傘ワンピースの
なんと可愛いらしい事か……。
流行は繰り返すって言いますから
もしかすると
そのうち
「クールビズに開襟シャツ」も
復活してくるんじゃないですかね。
ほとんど誰もやっていない
今だからこそ!
これを始めてみたら
ファッションリーダー
になれちゃうかもしれませんよ!?
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