世の中には大まかに分けて
流行り物が好きなタイプと
流行り物が嫌いなタイプ
二種類の人がいますよね。
私はどちらかと言うと
─── というか
もうハッキリと
「流行り物が嫌い」なタイプに属しています。
広告なんかではよく
「売上ナンバーワン!」
とか
「今話題の!」
なんて、コピーをつけますよね。
ああいう言葉をつけることによって、それなりに効果があがっているという事は
世間では
「流行り物が好き」という人の方が
圧倒的に多いからなんでしょうね。
「流行り物が好き派」の方々に関しては
「みんな、本当にこれが良いと、心から思っているのかな……?」
という疑問を常に感じている一方で
何だかノリが良くて楽しそうな所は、正直、うらやましいなと思います。
ワールドカップとか
オリンピックとか
皆でワーッ!と盛り上がる時には
一緒に楽しく盛り上がるタイプですよね。
そういう所
今この時代を生きている一員として
ちゃんと参加しているっていう感じがしますよね。
でも、そういう時
私は
ど~うにも冷めちゃうんですよ……。
どういう心理的屈折があるのか、自分にもよくわからないんですが
他の人に大勢で盛り上がられると
それと反比例するように
自分の中の熱がどんどんと冷めてきちゃう。
だからといって
多数派の動向を
完全に「我関せず」として
超然としているわけでもないんです。
たとえば
自分が
「ちょっと良いな」
と思っていたような物があったとしても
それが運悪く流行の波に乗ってしまい
あっちでもこっちでも
ワッショイワッショイ
担がれるようになってしまうと
「ちょっと嫌だな」
に変わってしまうんです。(-_-;)
─── こんな人、他にもいませんか?
だから広告とかで
「全米が泣いた!」
とか
「今巷で大人気の!」
なんて謳うのは
私に関して言えば完全に逆効果で
煽られれば煽られるほど
かえって興味を無くしてしまうんです。
これって一体なんなんでしょうね?
だから私は
自分の好きなものは
「じわじわと密かに人気」位ならいいんですけど
あんまり世間から注目を浴びて
大ブームになんかなってほしくない!
って思ってしまうんですよね。
だって
一度大ブームになっちゃったものって
あっという間にしゃぶりつくされて
ポイッと飽きられ
過去のものみたいにされちゃうじゃないですか。
そういうのって、なんだか切ない……。
私にとっての「自分の好きなもの」の位置づけは
おそらく
心の中の、かなり個人的な
不可侵的にしておきたいような領域にあるのかもしれません。
それとは逆に
「流行の物だから好き」っていう人は
もしかすると
それを通じて他の人とつながり合う事が好き
───みたいなところが大きいのかな……?
とある暇なひととき
そんな事を考えていたんですが
みなさんは
どう思われますか?
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好きな物ほど流行って欲しくない……。
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