2024年11月は
アメリカでドナルド・トランプ氏が大統領選を制したという一大ニュースがありましたが
飛行機の世界においては奇しくも
「無理やり飛行機のドアを開けようとするヤバい乗客」
が同じ日に二人もあらわれてしまう
という大変なニュースがありました。
それが起こりましたのは
2024年11月19日のこと
韓国の光州空港で午後7時10分ごろ
済州空港に向けて出発準備中だったジンエアー機内で
20代の乗客が非常扉を無理やり開けてしまうという事件が起きました。
幸いなことに飛行機はまだ地上にありましたので
それほどの大事にはいたりませんでしたが
このトラブルのせいで、出発が約1時間も遅れてしまったということです。
この困った乗客いわく
「ドアの向こう側にも客室があるのかな~って勘違いしちゃいました~」
一方、このニュースを知った韓国の人々の反応は
「は?信じられない!」
と非難轟々であったとのこと。
ま~~~
たしかにね~~
飛行機のドアなんて普通のドアとは違って
そうそう簡単に開けられるようなものじゃありませんし
その向こうに客席があるなんて考えるのも、ちょっと不自然過ぎる話ですしねえ……
ともあれ
この困ったお客さんはジンエアー側からは
「初めて旅客機に乗ったから、わかんなかったんだね☆」
という大変寛大な対応により
再び旅客機に乗せてもらえたという話です。
この対応に対しても世論は
「テロリストだったらどうするんだ!?」
と非難轟々だったようですが……。
このジンエアーのケースは
飛行機が地上にあったため
ドアが開けられてしまいましたが
飛行機が空を飛んでいる時には
ドアは外(気圧が低い)と機内(気圧が高い)の気圧差によってガッチガチに固定されており
そう簡単には開かない構造になっています。
(ただしパイロットが機内の減圧操作をすれば別)
しかし
万が一上空でドアが開いたり窓が割れたりしたら一体どうなってしまうのかと言いますと
機内にある物は機内の圧力により
外に吸い出されてしまいます。
恐ろしいですね!
さて
韓国でそんな事が起きた同じ11月19日
今度はアメリカ大陸の空の上で
同様の事件が起きてしまいます。
ウィスコンシン州のミルウォーキーからテキサス州ダラスへと向かうアメリカン航空機内で
カナダ人男性乗客がCAに
「今すぐに降りなきゃならないからドア開けて!」
と主張し始めてしまい
CAが断ったところ、男性は強引にドアに向かっていき、もみ合いになったそうです。
すかさず、他のお客さん達が3人も協力してくれ
無事、彼を取り押さえることに成功!
結局この男性客は
粘着テープでぐるぐるに拘束され
到着地のダラス空港にて
警察に引き渡されました。
この一件でCAさんは
手首と首に怪我を負ってしまい
病院に運ばれたそうです。
怪我が軽ければ良いのですが……。
本当、とんでもない迷惑客ですよね!
ところで
私がこのニュース記事を読んで一番ビックリしたのは、実は次のところだったのですが
────このCAさん
な、なんと……
御年79歳だそうで!!
記事には
「欧米の航空会社には高齢の客室乗務員が在籍している場合がある」って
サラッと書いてあったんですけど
79歳で飛行機内で立ち仕事できるって
ものすごい
スーパーウーマンですよね!
その他の記事のご案内
毒蛇が操縦中のパイロットに絡みついた事件!
こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。