2023年4月
飛行機にまつわる二つの珍事件が
私の心を強く強く惹きつけてしまいましたので
今回はそれをご紹介したいと思います。
まず一つ目の事件は
4月17日に起こりました。
この日ウィーンを離陸し
ニューヨークへと向かっていた同機に
搭乗していた乗員乗客は約300人。
彼らは離陸してから2時間後に
大変恐ろしい緊急事態に遭遇してしまいました。
「トイレが詰まって流れない!!」
それも一つのトイレだけではなく
8つもあるトイレのうち5つまでもが
どういうわけか詰まってしまって流れないという
恐ろしい事態!!
ニューヨークまでの長丁場。
かかる時間はあと8時間。
300人で3つ───100人あたり1つのトイレではさすがに無理!!
───ということで
機長はウィーンに向けて
ウィ~ンと引き返すことを決断したんだそうです。
お客さん達は別の便に振り替えられることになりました。
オーストリア航空の広報担当者によると
「私の知る限りでは、こうした問題が起きたのは初めてです」
とのこと。
(そりゃそうでしょう......)
この飛行機はその後修理され
今では無事、
運航を再開しているそうですよ。
2023年4月には、もう一つ
ビックリニュースがありました。
それは
飛行中のパイロットの体の上を
毒蛇が這いまわる!
というものです。
CNNが伝える所によりますと
4月3日
ルドルフ・エラスマスさんは
同僚4人を乗せて小型機を飛ばすにあたり
出発前
空港関係者からこんな事を言われていたそうです。
「なんかねぇ、どうも、コブラがその飛行機の主翼の下に逃げるっぽいのが見えたんだよね……。
もしかしたら……だけど、エンジンカバーの中とかに入り込んじゃってるかも……」
そこで機体のあちこちを捜索してみたのですが
結局、何も見つからなかったため
エラスマスさんと同僚たちは
「ヘビは、きっと、どっか外に逃げたんだね~」
と思いこんだのでした。
ところが ───
飛行中にエラスマスさんは突如
「シャツの下の腰のあたり」に
なにやら
「冷たい感覚」をおぼえます……。
「ボトルから水でも漏れているのかな……?」
と思いながら
左を向いて視線を落とすと ───
スルスルッ
と
座席の下に戻っていく
ヘビの頭部が見えてしまったではありませんか!!!!
「一瞬言葉を失ったよ」
エラスマスさんは
当時の状況を振り返ってこう語っています。
「まるで脳が状況を認識できていないような感じでさ……。
目にしたことが信じられなかったんだと思うよ……」
彼は同乗者達に現在彼らがおかれた状況を告げるとともに、管制官に
「ちょっとした問題が起きた」
と報告し
飛行機を付近に着陸させました。
このエラスマスさんの判断と行動に
南アフリカの民間航空当局は
「極めてプレッシャーのかかる状況だったにもかかわらず、機体を無事に着陸させ、完璧な勇敢さを示した」
と称賛のコメントを寄せています。
幸い、搭乗していた人々には何の危害も無く
ヘビ君は操縦席の下で
可愛いらしく丸まっていたそうです。
後に南アフリカ民間航空当局が調べたところによりますと
このヘビは
大型のケープコブラ。
強烈な神経毒を持つ毒ヘビで
成長すると体長は1.5メートル以上になることもあるそうです。
コワッ!!!!
ところで
このヘビ君
着陸後にヘビ捕獲のプロが
機体をくまなく探したんですが
どういうわけか
忽然と姿を消してしまっていたんだそうです。
エラスマスさん自身も
技術者と一緒にその後2日がかりで
まんべんなく捜索したんですが
ついに見つからず終いだった───
ということですよ……。(*_*;))
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