TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

飛行機にクマが激突!!~飛行機にぶつかる野生生物たち。

先日、私のスマートフォン

㈱メディア・ヴァーグさんの乗りものニュースから届いた情報によりますと

 

アメリカ・アラスカ州

現地時間2020年10月14日

 

飛行機がクマに激突する

という

大変に傷ましい事故があったそうです。

 

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「!!!!」

 

ほんまかいな!?

と思い

調べてみましたところ

 

CNNFLY Teamさん等のニュースサイトでも

この事故のことが報道されておりました。

 

その詳細をまとめると、以下のようになります。

 

 

2020年10月14日

 

アラスカ州内、コードバからやってきて

ヤクタット空港に着陸中の

アラスカ航空66便(ボーイング737-300)───

 

その時、パイロットの視界に

滑走路を横切ろうとしている

2頭の親子グマの姿が飛び込んできました。

 

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キーーーーーーーン

 

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!!!!


前輪はクマをそれたのですが

 

機体がかれらの上を通過した直後

 

機長は左側に衝撃を感じたといいます……

 

着陸した飛行機を到着口へ向けてタキシング(地上走行)させている時

滑走路の中心付近に

母グマが倒れているのが見えました……

 

機体は左側のエンジンカウンシルが損傷

 

幸い、乗客(6人)に怪我人は出ませんでしたが

母クマは死んでしまったそうです……。(T_T)

 

ヤクタット空港を囲むフェンスや塀は、どうやら部分的であるらしく

 

常日頃から

係員が花火や車両を使って野生動物が滑走路に近づくのを防いでいる

との事なのですが

今回は防ぎきれなかったみたいですね……。

 

ほんの10分前にはクマの姿は確認されていなかったそうなのですが

動物の動きって素早いですからねえ……。

 

大事故に繋がらなかったことは不幸中の幸いでしたが

残された子熊の事を考えると、胸が痛んでしまいます。(;O;)

  

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飛行機が野生生物にぶつかる

というのは

ままある事ではあるのですが

 

この事故を報じた乗りものニュースさんの記事の中には

過去にはなんと

飛行機衝突した事がある!

などという

びっくりアクシデントも紹介されておりました。

 

当事者となったのは、奇しくもクマと激突したのと同じ

アラスカ航空です。

 

1987年3月

離陸直後のアラスカ航空(ボーイング737)のコックピットの窓に

いきなり

鮭がぶつかってきたんだそうです。

 

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ビシッ!!

 

それにしても、一体どうして

空に鮭が!?

って思いますよねぇ。(^^;)

 

どうやら

飛行機が離陸した時

その近くに鮭を掴んだ鷲が飛んでいたらしいのですが

 

その鷲が

どういうわけか鮭を手放してしまい

 

それが飛行機の窓にぶつかってきた

という事らしいですよ。(鷲による鮭テロ)

 

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ぽーい

 

ちなみに

アラスカ航空には

 

ボーイング737型機の機体に40mもの超リアルな鮭の姿を描いた

「サーモン・サーティー・サーモン」

という名物飛行機があります。

 

(実は鮭はアラスカの特産品!)

 

Flying Salmon

 

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クマ&鮭以外の事例では

 

2017年2月15日
ノースカロライナ州シャーロット・ダグラス国際空港

 

離陸中のアメリカン航空(CRJ700)が

鹿を轢いたことにより

 

機体が損傷して燃料漏れをおこしてしまい

緊急着陸をしたという

大惨事寸前のアクシデントがありました。

 

シャーロット・ダグラス国際空港では

鹿と飛行機との衝突事故が結構多く起きていて

 

1994年から2017年の間に

この事故を含めて6回もあったそうです。

 

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野生生物と飛行機の衝突は

双方にとって大変危険であり

絶対に避けたい事態なのですが

 

 その中でも

ダントツに数が多く、厄介なのが

 

鳥との衝突(バードストライク)です。

 

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万が一、飛行中にバードストライク窓ガラスが割れたりすると

近くの人が外に吸い出されたりして

非常に危険!!

 

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ハドソン川の奇跡として有名な

2009年1月15日

USエアウェイズ(現アメリカン航空)1549便の不時着水事故

 

シアトル行の飛行機(A320)がニューヨークのラガーディア空港を離陸した直後に

カナダガンの群れに遭遇し

 

カナダガンエンジンに吸い込まれ、左右のエンジンが停止してしまったことによるものでした。

 

(こちらの事故は映画にもなっています) 

ハドソン川の奇跡 [DVD]

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  • 発売日: 2017/07/26
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私は昔、シアトルで暮らしていた時に

公園でカナダガン達が、群れを成して歩いているのを日常的に見ていましたが

 

カナダガンって

白鳥か!?ってくらいに大きい鳥なんですよ。

 

※ カナダガン 体重3~9㎏

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※ コハクチョウ 体重4~11㎏

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エンジンに吸い込まれてしまったのは1羽やそこらの話ではなく

 

最低でも片っぽのエンジンに雌雄の2羽

もう片っぽのエンジンに雌1羽が吸い込まれたことが判明しているそうです。

 

あんなにでっかい鳥を何羽も吸い込んじゃったら

エンジンも停止しちゃいますよねぇ……。

 

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大型の鳥に群れでアタックされては、さすがに限界がありますが

 

バードストライクは日常茶飯事なので

飛行機は鳥にぶつかられても、ある程度は大丈夫なように作られているそうです。

 

雀ぐらいの小鳥であれば

たとえエンジンに吸い込まれてしまってもほとんど被害はないそうです。

 

ただ、その時には

機内にほんのり焼鳥みたいな匂い

漂ってくるらしいですよ……。

 

 

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「焼鳥になるのは怖いな~」

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「飛行機には近づかんようにしとこ~」




 

 

関連記事のご案内

 

 

一昔前の「焼鳥」は「小鳥」がメインだったそうです。

todawara.hatenablog.com

 

 

 バード達にフンをストライクされるのも困りものですよねえ。

todawara.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

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台風スウェル

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