TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

舞台が田舎なのに「都市伝説」って変じゃない?

都市伝説ってありますよね。

「こんな話があるんだってよ」(; ・`д・´)

といって語られる

本当か嘘かよくわからないような噂話……。

 

 

東京ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」の中には、本物の幽霊が混じっているんだって!

とか

 

井の頭公園のボートにカップルで乗ると別れる確率が高いんだってよ!

とか

 

 

このように

舞台設定がある程度「街なか」であった場合

「都市伝説」と呼ばれるのも、まぁ納得いくんですけど

 

中には舞台が完全田舎なのにもかかわらず

「都市伝説」って言われてるのもあるじゃないですか

 

たとえば「犬鳴村」とか

福岡県の山奥、閉鎖されたトンネルの先に、一般市民の生活とは隔絶された、日本国憲法の通用しない、恐ろしくホラーちっくな村が存在する……というお話。

 

「きさらぎ駅」とか

新浜松駅から仕事帰りに乗った電車が、いつのまにか異次元列車となり、「きさらぎ駅」という無人駅に止まる。この電車の乗客が、その後遭遇した不気味な体験ともども2ちゃんねるで実況中継したことから話題になった。(不気味体験の最中に携帯のバッテリー切れとなり実況中継のできなくなった当人が、その後どうなったかは不明)……というお話。

 

 

舞台が田舎の話までもが

「都市伝説」って言われるのは

おかしくない?

──って思いませんか?

「都市伝説」という言葉が初めて登場したのは

1988(昭和63)年のことです。

 

アメリカの民俗学者

ジャン・ハロルド・ブルンヴァン氏が

 

現代のアメリカ社会で広く語られている、さまざまな噂話を集めて書いた

「消えるヒッチハイカー」

という本が

その元祖となります。

 

 

この書の中に出てきた

「Urban Legend」(アーバン・レジェンド)

という、ブルンヴァン氏の造語

翻訳した大槻隆寛さんと重信幸彦さんが日本語にするにあたって

「都市伝説」

としたのが最初です。

 

昔からある伝説や昔話ではなく

今現在、ちまたで囁かれている

本当か嘘かはわからない

もっともらしい噂話

──それが都市伝説

 

「消えるヒッチハイカー」とは、ヒッチハイクで車に乗せてあげた人が実は幽霊で、乗車中に姿を消してしまう……というアメリカでよく聞く都市伝説。

 

この場合の urban(アーバン)

「都市(都会)の」

というような、話自体の舞台を表すような意味ではなく

都市化した

という意味で使われています。

 

つまり

話の舞台都市なのではなく

話が囁かれている場所都市(人の多く集まる所)である

ということで

都市伝説なんだそうです。

 

そんなわけなので

 

その話が昔から伝わる民話みたいなものでなければ

話の舞台がど田舎だろうが山ん中だろうが

都市伝説

ということでOKなんです。

 

とはいえ

「話の広まる場所」の方にしてみたって

 

人がいる場所であれば、田舎だろうと宇宙船の中だろうと、どこだって話は広まるだろうよ~

 

という意見も

やはりありますので

 

modern legends(今風の伝説)

とか

contemporary legends(現代の伝説)

なんて

言われ方をする事もあるそうですよ。

 

「扇風機に一晩中あたったままで寝ると死んじゃうよ」という都市伝説がありますが、私は夏場は、ほぼ毎晩扇風機にあたったまま寝てますけど、今の所大丈夫です。



 

 

 

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