先日、我が家の子供から
どこかの動物園で
アライグマに綿菓子をあげたところ
「洗って食べよう♪」
と考えたアライグマは
それを洗って溶かしてしまいました。
そこで
もう一回新しい綿菓子をあげたところ
またしても
アライグマはそれを
洗って溶かしてしまいました……。
────という話を聞かされました。
そんな話の流れから
「でもさー、アライグマって熊って割には、タヌキみたいな顔してるよねぇ」
と私が言った所
動物に詳しい我が子いわく
「アライグマは熊じゃないよ」
え!!!!
アライグマって熊じゃないの!?
────ということで
気になったのでその辺の所を、ちょっと調べて見ました。
アライグマ
哺乳綱 食肉目 イヌ型亜目
アライグマ科 アライグマ属
これに対しまして
クマ
哺乳綱 食肉目 イヌ型亜目
クマ科のメンバーの総称
────という事でした。
一番最初にある
哺乳綱(ほにゅうこう)というのは
哺乳類のナカマということです。
ちなみに人間は
ヒト
哺乳綱 霊長目(サル目)
ヒト科 ヒト属(ホモ属)
アライグマやクマの分類にある
食肉目(しょくにくもく)というのは
別名、ネコ目(ねこもく)と呼ばれるもので
獲物を捕らえて食べる事に特化した動物たちのグループです。
ここに分類される動物たちは
運動能力が高く、知能も高く
目、耳、鼻、ヒゲなどの感覚器官が発達しており
食肉目の中でさらに
イヌ型亜目
と
ネコ型亜目
という二つのグループに分けられています。
イヌ型、ネコ型のグループ分けは、次のとおり。
イヌ型亜目
イヌ科 イタチ科 スカンク科
セイウチ科 アシカ科 アザラシ科
レッサーパンダ科 アライグマ科 クマ科
ネコ型亜目
ネコ科 マダカスカルマングース科
マングース科 ハイエナ科
キノボリジャコウネコ科 ジャコウネコ科
ハイエナがネコ型の方に入っているの、超意外じゃないですか!?
……あんなにイヌっぽい見た目なのに。
これを見ると
アライグマとクマは
同じ犬型亜目に属してはいるものの
それなら親戚みたいに近いのか?
というと、どうもそうではなく
アライグマ科、クマ科と
科が違うので
アザラシとクマ位には遠いということになります。
ちなみに
アライグマと非常に紛らわしい
タヌキは
犬型亜目イヌ科の中にあるタヌキ属
なので
犬のナカマです。
たしかに
比べて見ると、手(前脚)のあたりとか、だいぶ違いますね!
タヌキの方は、立ち上がったり木に登ったりはしそうも無い、よりイヌっぽい体つきをしています。
また
さらにアライグマと紛らわしい外見をしている
レッサーパンダなのですが
同じイヌ型亜目の中ではありますが
アライグマ科と同じように
レッサーパンダ科という科を構えている完全な別モノです
《おまけ》
子供が言っていた「綿あめを洗って溶かしてしまうアライグマ」の話は、どうやらこちらの動画のようです。
アライグマ
かわいいですね。……(T∀T)
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