ドラマや映画などで舞台が鎌倉のシーンになると
「ピーヨロー……」
という鳴き声が必ず使われるくらい
鎌倉ってトンビのイメージが強いですよね。
しかしながら
トンビがいるのは鎌倉だけではありません。
神奈川県内の観光地は
鎌倉だけではなく
横浜も横須賀も逗子も葉山も三浦も茅ケ崎も大磯も
み~~~んな
トンビが
うようよ飛んでいます。
トンビという鳥は
タカ目(もく)タカ科の
猛禽(=肉食系ハンター)です。
体の全長は60〜65cmほどで
翼をひろげると横幅は150〜160cmもの大きさになります。
今、空を見あげてみて
「鳥なんてどこにもいないよね~」
と思ったとしても
広々としたところで食べ歩きなんかをしていると……
いつの間にか
上空にトンビがうようよ集まっていて
虎視眈々と狙われている!
なんて事も
神奈川県内の観光地では非常によくある事です。
「いやぁー、さすがに、あんなに遠くにいるトンビには、狙われるはずないでしょ~」
などと侮るなかれ。
トンビって
恐ろしい位に視力が良いんですよ。
(視力はなんと7.0〜8.0!)
50mもの遠くから
たった2mmぽっちの肉片をターゲットとして見出し
飛んできて掻っ攫う!
なんてことも
彼らは余裕で出来ちゃうんです。
ですから
オープンエアでものを食べている時などには
遥か遠〜くの方に
ほとんど点みたいに見えている
たった一羽のトンビにも
けっして油断してはなりません!
彼らは
50mもの遠くから
アリを見つけ出すことが出来るほどの
恐るべき視力を持っているんですよ。
横浜や鎌倉や湘南あたりでは
ソフトクリームやお煎餅や中華まんなど
青空の下で食べ歩きする
というシチュエーションが多々あると思いますが
そんなお楽しみタイムの真っ最中に
トンビに襲われて
食べ物を奪われたり
酷い時には
怪我をさせられたり
なんて事になってしまったら、悲しくなっちゃいますので
くれぐれも
戸外で食べ物を手にしている時には
トンビに気を付けてくださいね。
まずは
上空から彼らに目を付けられないように
屋根や庇や木の枝など
頭上に覆いのある場所を選んで食べるようにしましょう。
日傘などで頭上をガードをする
という手も良いですよ。
トンビは人の油断をついて
後から襲ってくる
というケースが多いので
背後に高い壁状のものがある場所を選ぶ
というのも良いですよ。
私自身は目にしたことが無いのですが
聞くところによると
トンビって
小型のワンちゃんを襲ってくる事もあるんだそうです。(◎_◎;))
なので
トンビがたくさん出るような所では
小さいワンちゃんや、ネコちゃん
ウサギさんなどのお散歩は
ちょっと用心した方がいいかも知れませんね。(+_+ ;))
トンビってよく
カラスとバトルしている所が目撃されたりするんですけど
トンビとカラスは
好きな食べ物が似通っている上に、お互いに縄張り意識が非常に強いため
ライバル関係にあるんだそうです。
トンビという鳥は非常に賢く
体もカラスよりは一回りほど大きいため
1対1の勝負では
トンビが勝つことが多いのですが────
カラスの頭脳は
トンビよりもさらに
えげつないほど賢く
仲間のカラス達と
連係プレーを組んでトンビを攻撃したりするため
トンビVSカラスのバトルでは
カラスに軍配が上がることも多いです。
先日、私は
駅のホームで電車を待っている時
ホームにいた子供の手からトンビがお菓子の袋を奪い取り、上空に羽ばたいたところ、どこからともなく現れたカラスがそれを横取り!
しかし
トンビは負けじとそれを奪い返す!
────という光景を目撃したのですが
トンビがお菓子の袋を奪い返した時に、袋が破れてしまい、中に入っていたお菓子がバラバラと落下……
トンビは袋を掴んだままどこかへ飛び去り
線路に落ちたお菓子をカラスが
「うまー♡」
とばかりについばんでいる────
という一部始終を見届けた後
「カラス、頭いいな……」
と改めて感心してしまいました。
カラス君
しっかり実利を得て
トンビより一枚上手を行ってる感じですよね……。
横浜や三浦、湘南って
山林が多い事もあって
トンビが多いんですよねえ。
楽しい食べ歩きのひととき
トンビに襲われて残念気分になってしまわないよう
上空には
くれぐれも気を付けてくださいね!(^_^)
関連記事のご案内
鳥にフンを掛けられる事にもイイ側面がある!?
月にはウサギ、太陽にはカラスがいるそうです。
毒鳥って、本当にいるんですよ!
鳩はどうして「平和の象徴」なのか?
これは泣ける!島崎藤村の名詩「鶏(にはとり)」のご紹介。
昔は「雀の缶詰」なんてものがあったそうです。
こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。