私は毎年秋になると
三浦に「松輪のサバ」を食べに行くのを恒例としているのですが
昨年の10月、その近くの海岸で
ヘンテコリンな花を見つけてしまいました。
その形状から
「ツクシっぽい」とか
「ワレモコウっぽい」とか
「蔓性」「海辺に生える」などなど
あらゆるワードで検索してみたのですが
一向に正体がわからず
ず~~~っとモヤモヤしていたのですが
先日、一年越しで
ついに
その正体が
わかったんですよ!
このお花の名前は
岩垂草(イワダレソウ)
というそうです。
岩垂草(イワダレソウ)
クマツヅラ科 イワダレソウ属
熱帯から亜熱帯に広く分布し、日本では関東南部から沖縄にかけての海岸の岩場や砂地に生えている。
花の咲く時期 7月〜10月
英語名 Lippia、Frog Fruit、Turkey Tangle Frogfruit
花言葉 「忍ぶ恋」
ところがですよ。
不思議な事に
「イワダレソウ」という語句でネット検索をしてみても
上の芋虫みたいな花の画像はほとんど出ては来ず
なぜか
下のような花ばかりが出て来るんです!!!!
なんだこの
ミステリーは!?
調べて見ましたところ
どうやらこちらは↓
自生している野生のイワダレソウ(英語名リッピア)を元に
雑草研究の第一人者だった
倉持仁志氏が作り出した
「クラピア」
という園芸種らしいのですが
現在では
イワダレソウ
といえば
原種のコレ↓よりも
この「クラピア」ですとか
こちらの
ヒメイワダレソウ(外来種:昭和の初めに渡来)
の方が
ずっとずーーーっと
メジャーな存在
になってしまっているようです。
……まあ
例えて言いますと……
今や
「ポテト」と言ったらもう
ジャガイモそのもののコレよりも
コレの方をイメージする人の方が、圧倒的多数!……みたいな?
クラピアのお花も綺麗ですけど
原種の方には、それとは全然違う
ニョコニョコした、ユーモラスな雰囲気がありますよね。
「イワダレソウ」と言っても、
今や、原種を思い浮かべる人は数少ない……というのは、ちょっと可哀想な気がしますが
イワダレソウの原種
私的には超カワイイと思いますよ!
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こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。