実は今、私の頭の中には
こんなフレーズが鳴り響いています。
倒れそうな my friend
落ち着くのさ
雨の日ばかり 続かないぜ
これは
BOX
というバンドの
「I BEG YOU PLEASE」
という曲なのですが
痛手を負った今の私の心に
この力強い励ましが
優しく沁みてきます。
ペンペン草のように、ネット世界の片隅にひっそりと咲いているこのブログですが
どうやらGoogleから年に数回発射される
アップデート砲(検索順位の大幅見直し)とやらいうものに被弾してしまったらしく
ここ数日で
アクセス数がガタ落ち……。(´;ω;`)
ブログ運営って楽しい事も多い反面
こんな事があると
なんだかめげそうになってしまいますよね……。
(めげずに何度でも立ち上がる諸先輩方は本当にスゴイです)
積んでは崩され
積んでは崩され
まるで賽の河原の石積みのようだ……。(T_T)
などという
愚痴はともかく
このBOXというバンド
私が吉川英治と並んで心の師として尊敬している
ミュージシャンの杉真理さんが
盟友、松尾清憲さんをはじめ
小室和之さん、田上正和さんと組んで作った
和製ビートルズともいうべきバンドです。
ビートルズ愛溢れる
松尾さん&杉さんコンビは
まさに日本の
レノン&マッカートニー!
1988年発売の「box pops」
1990年発売の
「JORNEY TO YOUR HEART」
ジャケットに映っているメンバーの皆様が
若いっ!(当然だけど)
皆さん、激ヤング!!
「お兄さん」です!!!!
そして
2012年発売の
「MIGHTY ROSE」
このアルバム
鳥肌立つくらい
カッコイイですよ~!
BOXは盤を重ねるごとに、ビートルズっぽさが
生野菜サラダからミネストローネになるように、
次第にこなれていく印象があるのですが
「MIGHTY ROSE」では、それが完全にBOXの持ち味となって熟成され、
豊かな芳香を放っている感じがします。
BOXの曲は全部大好きな私なのですが
特に「JORNEY TO YOUR HEART」に入っている
「寒い国から来たスパイ」
松尾さんが歌う
ちょっぴり三枚目なスパイの魅力に
痺れてメロメロです。
Oh, 寒い国から来たスパイ
条件は そう
1ダースのボンドガールを
列車の上にCIA
追跡劇はKGB
パラシュートからFBI
逃げ込む先はPTA
いきなりスパイに逃げ込まれたら
PTAのお母さんたち、ビックリしちゃいますよね。(^^;)
甘~いミルクチョコレートな雰囲気の杉さんに対し
松尾さんの声はちょっぴりビターな
アーモンドチョコレートの雰囲気。
そこはかとなく色っぽくて
カッコイイ!!
BOXの曲には物語性のあるものが多くて
想像力を掻き立てられる所が楽しいのですが
松尾清憲さんは
ソロで出されている曲にも
どことなく映画的な所があるような気がします。
私がな~んとなく思うのは
BOXで杉さんと組んだ時の松尾さんは
そして
ソロの松尾さんは
ウッディ・アレン的
みたいな感じ!
(・∀・)
(完全に私の独断ですが)
アニメ「めぞん一刻」
第3クールのオープニングテーマとして使われたヒット曲
「サニー・シャイニー・モーニング」
私はアニメは見ていなかったので
この歌に出て来る
「吸い殻だらけの汚れた部屋」は
ニューヨークあたりにある、私立探偵の事務所みたいな所として脳内再生されています。
このベスト盤に収録されている
「OH!キャロライン」
や
「愛しのロージー」
などの曲も
オールディーズナンバー風で大好きな世界です。
松尾さんと杉さんはBOXで一緒に曲作りをする際
「良いね~、巧いね~」
「もぉー、最高っ!」
などとお互いに褒め合いながら
褒めの介&褒め太郎状態
になるんだそうです。
こういうのって良いですよね~。
自分が好きだと感じる音楽が、眉間に皺を刻んだような苦悩からではなく
そういう楽しい所から生まれているのって
ファンにとっても心温まる嬉しい事です。
2015年発売の松尾さんのソロアルバム
「THIS TINY WORLD」
の中に
という曲があるんですが
それとも昼間からビールかい?」
とニッコリ笑いながら語りかけてくる英国紳士に
松尾さんの姿が重なります。
流行とか商業的成功なんかにはとらわれる事無く
飄々と自然体で、自分の好きな音楽を続けられている松尾さん。
そういうのって
最高に格好いい!
と私は憧れています。
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