TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

本の箱(ブックケース)の思い出 ※閲覧注意

辞書とか立派な本って

に入っている事がありますよね。

 

あの箱
「外箱」とか「函(はこ)」とか

「三方背」とか

「ブックケース」と呼ばれているんだそうですよ。

 

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箱入りの本

と言えば

 

昔、私が子供だったころ

実家のリビングの本棚には

 

箱に入った百科事典だとか

河出書房新社日本文学全集世界文学全集などの立派な本たちがズラーッと並べられていたものです。

 

残念ながら現在は

断捨離によって

全て処分されてしまったようですが……(^^;)

 

昭和時代にはそんな風に

リビングや応接間に箱入りの立派な本が並べられている家って、結構多かったと思います。

 

百科事典のセールスマンとか

昔はよく来ていたもんですよねえ……。

 

「いりません!」

って言っている側で、子供が

「わー、いいなー、面白そう!」

なんて騒いだりして

 

うちの母も、かなり対応に困っていたようです。

 

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1960年代~70年代

高度成長期を経て豊かになった影響で

ちょっとした百科事典ブームが起こっていたようで

 

お部屋のインテリアみたいな感覚で、ああいう全集モノみたいな立派な本を買い揃えることが流行っていたらしいですよ。

 

身近な所に、そういう文化的なものを置いておくのは

子供の教育にもイイ!

なんて思惑が

あったのかどうかはともかくとして

(多分、あったでしょうねぇ)

 

私は

そんな中から

しょっちゅう複数冊を箱から抜き出して

読んだり眺めたりして楽しんでいたものです。

 

河出書房新社の文学全集には

そうそうたる一流画家の名画が、カラー挿絵として使われていたので

 

それを眺めているだけでも

かなり楽しいものがあったんですよねぇ。

 

ただ

私は昔から

あまり几帳面な性質ではありませんでしたから

 

しばしば本の外箱と中身が

 

「世界の動物」の箱の中に

「体のしくみ」の本が入っていたり

 

夏目漱石」の箱に

森鴎外」が入っていたりと

 

シッチャカメッチャカな事になってしまってました。

(親や姉に気付かれるたびに怒られてました)

 

 

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そんなある時のこと ───

 

本を箱から出してみたところ

小口のところに

なんか

虫の脚みたいのが付いてきたことがあったんです。

 

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「え、なに、これ……」

と不審に思い

 

ケースの奥を覗き込んで見てみたら……

 

そこには……

 

なんと……

 

ペッタンコに

押し潰された

 

ゴキブリの死骸

があったんです!!!!

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どうやら

ゴキが箱の中に入り込んでいたのに

 

全く気付かないまま

本をパーン!

入れてしまっていたようで……

 

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ぎゃぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!

 

これは

今でも軽くトラウマになっている

子供時代の思い出です……。 (T_T)

 

 

箱に入った立派な本って

なかなかロマンのある

素敵なものですけれど

 

本を箱にしまう時

および

箱から本を出す時には

 

みなさんも

よくよく注意しておいた方が良いですよ!

 

 

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 「ブックバンド」の思い出〜アレって実用性はどうなんでしょうね?

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こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

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