今年の3月に急な下痢と嘔吐から脱水を引き起こし
危うく死の淵まで彷徨いながらも
奇跡的に復活した我が家のミータ。
それから4か月余りたった今
一見したところ、
以前と同様の元気を取り戻しているかに見えるのですが
実はいまだに
後ろ脚に力が入らず
ほんの微かですがフラフラしています。
平らな場所をゆっくりと歩いているときなどには
よほど注意深く見ないと気が付かないのですが
頭をブルブルッと振ると
グラッとなってよろけてしまうし
階段を上る時なども
上半身の力だけで這うようにして
「よっこらしょ、どっこいしょ」
と
ようやく上っているような状態です。
あの大病に襲われた際には
その後二週間、危篤状態で
ほとんど寝たきり状態でいましたので
下肢の筋力が著しく低下してしまっているのかもしれません。
元々大柄な骨格をしているため
ベスト体重は6.5㎏ぐらいと言われていたのに
大病後の体重は
ずっと4.5㎏位のままだから
スタミナも足りていないのかも……。
それにしても
再び立ち上がって歩けるようになってから
もう4か月ともなろうのに
いまだに後ろ脚に力が入らない様子は
見ていてどうにも気になってしまいます。
ミータは糖尿病持ちなので
糖尿病の症状が悪化した現われだったら怖いな……。
と思い
獣医の先生に見ていただいたところ
血糖値の方はインシュリンでちゃんとコントロールされているので
おそらくこのフラつきは糖尿病のせいではなく
やはり筋力の低下のせいなのではないか
との事で
ホッとする一方
ずっとこのままなのかな……と
心配なような気もしています。
以前のように
キッチンカウンターやレンジフードに
ビョンビョン飛び乗ってこないのは良いのですが
反面
どことなく無気力になっているような気もします。
以前なら
窓越しに小鳥の姿を見つけたら
ダーッ！とダッシュで駆け寄って行って
目をランランと輝かせていたのに
今はただ
そっちの方に顔を向けるだけだし
家の中に迷い込んできた蜘蛛が
ピョンピョンしているのを発見しようものなら
以前の彼なら
格好の狩り遊びの標的にしていたところを
今では
「どうせ捕まえらんないし。見るだけ無駄」
みたいな諦めムードで
全く興味を示しません。
……なんていうか
負け犬根性に染まっちゃってるみたいな感じ！？(猫だけど)
こうなると
「筋トレとかした方がいいのかも」
なんて思ったりもするのですが
獣医の先生いわく
猫の筋トレって
かなり難しいそうです。
人間なら「自分の健康のために頑張らなきゃ」って思えるけど
猫はそんな事思いませんから……。
これがワンちゃんだったら
砂浜をお散歩させる
というトレーニング方法があるそうですが
ニャンコさんの場合は
くしゃくしゃにした毛布の上を歩かせる
とか
座っている時に床と下肢の間に紙を挟み入れて、引っ張ってみる
とか
それぐらいしか無いそうです。
────で
一応それをやってみたのですが
嫌がってすぐ逃げちゃうので
あんまりトレーニングになっていそうにない……。(T_T)
そこで
「こうなったらオモチャで釣ってトレーニングさせるしかない！」
と思い
彼の大好きだったウサギちゃんを振ってみた所 ───
2回ほどピョンピョン飛びついてきたのですが
アッという間に
「疲れるわ、これ」
みたいな感じで
ゴロンと横になってしまい
前脚でチョイチョイするだけで
後ろ脚のトレーニングには全くなりませんでした……。
これがもし無邪気な若猫だったら
遊びの楽しさに夢中になっているうちに筋力ＵＰ！
という事だってありそうだけど
彼はもう良い歳のオッサンなので
「そんなダルい事やってられんわ」
と
ラクする方にばっかり行ってしまうようです……。
まあ
それでも
一日何度かは階段の上り下りをしてるから
多少の運動にはなってるのかなあ。
「ジャンプやダッシュが出来なくて可哀そう」
そんな風に思うのは
私の勝手な思いであって
彼自身は特にどうとも思っていないのかもしれないのに
あんまり無理な事をさせて
消耗させるのも可哀想な気もするし
焦らずとも
徐々に筋力が回復していくのなら良いのですが
難しい所ですね……。
追記 ーーーーー
筋肉トレーニングはさすがに難しいので
お医者様に「アデホス」という薬を処方していただいたところ
ミータにはかなりの効果がありました。
以下はそれに関する記事です。
アデホス服用25日経過
服用50日経過
2か月経過
こちらは私の本です。よろしくお願いします。
