昨日は
新しく買った電動アシスト自転車に乗って逗子までサイクリング
に行ってきました。
先日
10年来使っていた子供乗せ自転車から電動アシスト自転車に買いかえた時
自転車屋の店員さんが
「電動アシスト使ったら、ここ(横浜南部)から逗子くらい、余裕で行けちゃいますよ!」
と言っていた事を思い出したので
どれどれ
本当に余裕で行けるかどうか
試してみようじゃないか
と
考えたんですよ。
横浜市南部にある我が家から逗子までには
間にいくつもの丘陵地帯がありますので
今までの自転車だったら
まず絶対に
それらを越えてまで行こうという気には、なれなかったのですが ────
いや~~~
凄いですね!
上り坂だって
まるで平地でも走っているかのように
走行を補助してくれるパワーは
左ハンドルに取りつけられたボタンで切り替えることが出来ます。
一番省電力モードなのは
「ロング」
これでもゆるい上り坂ぐらいなら平気で行けちゃいます。
平地や下り坂の時はこのモードにした方が電力の節約になるそうですよ。
その上の段階の
「オートマチック」
は一番普通で無難な状態です。
ちょっとした坂道でも楽にのぼれる感じ。
一番上の
「パワー」
は上り坂の傾斜が急な時や距離の長い時には助かります。
途中までオートマチックで上っていて
ちょっと「きついな」と感じても
パワーに切り替えると
そうは言っても
原付バイクとは違うので
漕がなくては走らない所が
やっぱり自転車。
かなり楽をしている感じですが
漕いでいる分、それなりに運動にはなってるんじゃないでしょうか。
そんな事を考えながら走っているうちに
長い坂を上り切り
いよいよ横浜市と逗子市の境にある
池子隧道に近づいてきました。
実は、この「池子隧道」
知る人ぞ知る
心霊スポットなんだそうですよ……。
逗子にある幽霊トンネルと言えば
「小坪トンネル」
「名越トンネル」
あたりが有名ドコロなんですが
ここ池子隧道も
すぐ近くに霊園があるせいか
車で通過した時に霊に首を絞められた
とか
幽霊みたいな白い影を見た
────なんていう噂が
昔からしきりに囁かれているという場所なんです……。
ず~っと昔、独身時代
霊感の強い友人とドライブをして
夜遅くなってから
このトンネルに差し掛かった事があるんですよ。
その時
ついさっきまで他愛のない雑談話に笑っていた友人が
突如として
もんのすごい真剣な顔になって
なんて
お題目を唱えだしたものですから
私は、かなりビビッてしまいました。
トンネルを通過した時
彼女は緊張が解けた様子で
「は~、怖かった……」
と呟きました。
このトンネルにまつわる噂なんて
当時の私は全く知りませんでしたし
なおかつ私には、霊感なんか全然無いので
何が何やらって感じなんですが
真っ暗な夜のトンネル
と
友人が唱えるお題目という
その異様な雰囲気だけでもう
お化けなんか出なくても
充分過ぎる位に
恐ろしかったです!
────で
そんなトンネルを今
一人自転車で通過するわけなんですが……。
お化けよりも何よりも
この道は狭いわりに結構交通量が多いので
隣を車がビュンビュン通っていく事の方が
よっぽど怖かったです!
路側帯の幅は
ようやく、人一人が歩けるくらいの狭さなので
その内側を自転車が通るのは無理。
その上
路側帯に立体反射板がボコボコと嵌め込まれているので
万一タイヤがとられたりしたら、とっても危険。
かなり神経を使う道だったので
トンネルを出た時にはホッとしました。
心霊スポットという事を度外視しても
周囲は山であるせいか
平地よりは幾分空気が
ヒヤッと感じるような気がします。
平地に下りて池子の住宅街を走っていたら
真言宗の東昌寺というお寺があったので
立ち寄ってみました。
境内には彼岸花がきれいに咲いていました。
こちらのお寺は鎌倉にある英勝寺と縁続きのようですが
英勝寺は境内一面に彼岸花が咲き誇るお寺として有名ですよね。
こちらに安置されている阿弥陀如来の坐像は
江戸時代の宝暦8年(1758年)に造られたもので
三浦半島で一番大きな木造の尊像であるということです。
ところで
電動アシスト自転車は普通の自転車よりも重たい
という話なのですが
私はまだ電源をオフにして乗ったことが無いので、その実感はわかりません。
駐輪所に出し入れの際
自転車を引いていく時の感じとしては
子供乗せ自転車と同じくらいの重さかな?
という感じです。
自転車本体の造りとしては
そんなにごついわけではないから
重さを感じるとしたらバッテリーの分ですよね。
あれが子供乗せ自転車の
子供シート位の重さなのかもしれません。
いよいよ逗子駅付近に近づいてきたとき
田越川の川っぷちで
大きな鳥が
変な姿勢でいるのを発見しました。
何だこれ!?
──── 後で調べてみた所
これはアオサギと言う鳥で
サギの仲間では最も大きな種類のものらしいです。
九州から北の地方の林の中で繁殖し
水辺に良く見られる鳥だそうです。
こんな風に立ったまま翼を半開きにしているのは
彼らの日光浴スタイルなんだそうな……。
そうこうしているうちに
次第に海が近づいてまいりました。
富士見橋のたもとにある
渚マリーナの近くには
おしゃれなミニ映画館
「カフェ・シネマ・アミーゴ」
があります。
いや~
こんなところまで自転車で来てしまえるとは
感慨無量です。
そしてついに
逗子海岸到着!!
この写真では小さすぎて全然わかりませんが
海上に沢山出ているウィンドサーフィンのセイルが
ステンドグラスみたいに見えて
とても綺麗でした。
せっかくここまで来たのだから
「なぎさ橋珈琲」あたりで
一息ついていきたいところですが
秋の日はつるべ落としで
アッと言う間に暮れてしまうので
日が落ちる前に戻る事にします。
だって
いくら霊感0とはいえ
日が暮れてから自転車でたった一人
「池子隧道」を通るのは
さすがに恐ろしすぎますからね……。
という事で
電動自転車を使えば我が家から逗子まで行ける事は行けるのですが
帰り道にある心霊スポットがネックとなって
あまりノンビリは出来なさそう
ということがわかりました。
あと
電動自転車は立ち漕ぎをしなくても楽に坂を上れるので
ずっと座りっぱなしで漕いでいるせいか
長く乗っているとお尻が痛くなる
ということも、よぉくわかりました……。
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こちらは私の小説です。よろしくお願いいたします。