最近よく
「マウント取ってる」
とか
「マウント取られた」
なんて言葉を聞くようになりましたよね。
ようは
「何かを自慢して自分の優位性を思い知らせようとする」とか
「された」っていう話なんですが
SNSなどで広く世間に自己アピールする人が増えた昨今
さりげなさを装いながら、その実
自慢しようとしていたり
自分を大きく見せようとする人が多い一方で
そうされた事を
「マウントを取られた」
と受け止めて
不快感やストレスを溜めている方も多いのではないでしょうか。
「自分を相手より上位だと思わせたい」
なんて気持ちは
さらさら持っていなくても
嬉しさの余り
ついつい自慢っぽい事を言ってしまう
なんて事は、誰にだってありますし
実際の所、そういうケースの方が多いんだろうな、とは思いますが
自慢話と言うのは
聞き手にとっては基本
たいして面白い話ではありませんから
話している相手が
好きな人である場合には
微笑ましく聞けたりもするんですが
これが
特に好きでもない人だったり
ましてや
嫌いな人から発せられた自慢話だったりすると
面白くない
不愉快極まりない
マウント取られてるみたいでムカつく
などという受け取り方をされてしまっても
まあ、仕方が無いかな~
とは思います。
自慢話をしている側の人に
「コイツにスゴイと思わせて、こっちが上の立場だと思いしらせてやろう」
なんて思惑があるのかどうかは、ともかくとして
聞き手の側の人が
「マウント取られてる……」
と感じて不快な気持ちになるのでしたら
そんな事で心を疲弊させてしまうというのも、なんだかつまらない話ですので
ほどよく聞き流しておくのが
良いと思いますよ。
態度としてはニコニコ笑いながら
「へー」
って言っていれば
社交儀礼的には充分だと思います。
たとえ
ろくすっぽ話を聞いていなくとも
時折
「すごいね~」
なんて相槌を打ってあげれば
態度としては上々だと思います。
もちろん
そこまで気持ち良くさせてあげる必要のない相手でしたら
「へー」
だけでも充分です。
くだらない自慢話を
笑顔で聞いてあげてるんですから
(つまりはボランティア)
それだけでもう
立派過ぎると
表彰されても
良いくらいです。
どうでも良いような自慢話を
笑顔で聞いてあげられる人って
心に余裕がある感じで
なんだか素敵!!
でも
心底うんざりしている場合や
相手に甘い顔を見せたくない場合もありますよね。
そんな時には
醒め切ったような真顔で
いかにもつまらなそうに
「へー」
と相槌を打っておけば良いかと思います。
何を言っても
真顔で
「へー」
自慢話にほとほとウンザリしている事が相手に伝われば
それはそれで
大成功でしょう!
そして
他人の自慢話を聞かされた時に肝心なのは
それを自分と引き比べて
「負けてる……」
なんて
決して
思わない事です!
そんな風に思ってしまうと
その時点で本当に
相手にマウント取らせた事になっちゃいますから。
他人は他人!
自分は自分!
人格も個性も趣味や嗜好も
価値観や考え方も
これまで歩んで来た人生も
何もかもが
ぜーんぶ違うんですから
たとえ、なにか一つの事に対して一時的に優劣がついた所で
トータルで見てみれば
勝ってるも
負けてるも
ありゃーしません。
他人の自慢話を
いちいち我が身に引き比べて
クサクサするのは損ですよ。
快く聞いてあげられるような間柄の人ならともかく
そうでない人の自慢話なんかは
話半分に聞き流しながら
「へ〜」って
テキトーに相槌打っていれば
充分です。
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