(※こちらは2019年12月11日の記事です)
2019年3月20日
多くのファンに惜しまれながら閉館した
吉川英治記念館が
このたび青梅市営となって
2020年9月7日(吉川英治の命日)に
再びオープンされる
見通しと
なりました!!
東京都青梅市にあるこちらの記念館(旧吉川邸)には
約5000㎡の庭園の中に江戸時代の豪農屋敷を改造した母屋と離れ、近代的な展示室があり
吉川英治の直筆原稿や蔵書など
資料11400点が所蔵されています。
吉川英治は1944(昭和19)年に
ここで9年5か月もの月日を過ごしました。
(その間、大長編「新・平家物語」を執筆しています)
生涯で30回も転居した吉川英治が
こんなに一つところに長く住んだのは
実に
ここだけです!
終戦直後の2年間
色々思う所があって断筆している間
吉川英治は地元の人たちと親しく交わり
さらには
青梅市の名誉市民にもなっています。
私にとってもこの場所は
「新・平家物語」の雰囲気とか
杉本健吉画伯が描かれた
「新・平家」の挿絵のイメージが
どことなく重なってくるような
現実世界にありながら
吉川ワールドの中にいるような
そんな感じのする
特別な場所だったために
閉館してしまった時には
かなりのショックと喪失感がありました。
こちらの記念館は
1977(昭和52)年にオープンし
ピーク時には年間17万人もの来館者を迎えていたのですが
バブル崩壊後にはそれが10分の1以下に減少。
さらにその上
2009年から2015年にかけて
日本一の梅の名所として知られていた近隣・吉野梅郷の梅が
プラムボックスという病気のウィルスに侵されてしまい
その感染被害を防止するために
梅の木が軒並み伐採されてしまった事も
来館者の減少に追い打ちをかけてしまいました。
けれども
2016年から再び植えられた梅の若木たちは
少しずつ育ってきているようです。
このたび
記念館を運営していた公益財団法人吉川英治国民文化振興会は
記念館に隣接する居宅などもあわせて
青梅市に無償で寄付されたのだそうです。
2020年9月の再オープン後は
これまでイベント時などにしか公開していなかった母屋などを
常時公開する考えだそうですよ。
何はともあれ
吉川ファンとしては
この上なく
嬉しいニュース
です!!
関係各位の皆様
ありがとうございます!!
その頃には吉野の梅も
今よりもっと大きく育っている事でしょう。
再オープンの日が今から楽しみです。
吉川英治記念館
所在地 東京都青梅市柚木町1-101-1
梅郷を経由しながら歩いて40分くらいです。
バス
青梅駅から都バス「吉野行」で「柚木」下車
車
中央高速八王子I.Cより約1時間
圏央道青梅I.Cより約20分
この先は
ネットを漁りながら
吉川英治記念館と併せて行ったら楽しいかも!
と思った所を選んでみました。
(※こちらは2019年12月11日時点の情報ですので、お立ち寄りの際には、最新の情報をご確認 くださるようお願いいたします)
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「青梅石神温泉
清流の宿 おくたま路」では
11時~14時30分(最終入館14時)
日帰り入浴ができるそうです。
露天風呂ではなく内湯のみですが
かすかにタマゴの匂いがするアルカリ性単純硫黄温泉で
お肌つるつるの湯だそうですよ。
料金
大人820円 小学生410円 幼児200円
※レンタル タオル200円 バスタオル250円
所在地 青梅市二俣尾2-371
電話 0428-78-9711
ホームページ https://www.tokyo-okutamaji.jp
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二俣尾駅の2駅隣
沢井駅を降りて徒歩5分の場所には
銘酒「澤乃井」で有名な造り酒屋
「小澤酒造」があります。
(二俣尾から沢井は徒歩38分 車で7分 電車で13分)
こちらには
多摩川のほとりに面した
「澤乃井園」という庭園があり
園内にある売店では
お豆腐や酒まんじゅうなどのお土産を買ったり
湯葉入り蕎麦やうどんなどの料理を食べる事も出来るそうですよ。
営業時間 10時~17時(軽食は11時~16時)
また
ここには
常時10種類ほどのお酒を試飲できる
「きき酒処」もあるんです!
お酒好きの方だったら
かなり楽しめそうなスポットじゃないですか?
きき酒処の営業時間
10時30分~16時30分
月曜定休 (祝日の場合は火曜日)
所在地 青梅市沢井2丁目770
電話 0428-78-8210
ホームページ www.sawanoi-sake.com
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乗換駅となる
JR青梅駅
下車徒歩4分の場所には
という博物館があります。
もともと家具屋さんだった建物を改装して作ったというこちらは
昭和30~40年頃の
昔なつかし~い
お菓子、タバコ、薬などの
商品パッケージを中心に集めた博物館だそうです。
大人にとっては懐かしく
ヤングにとっては新鮮な
昭和レトロの世界で
心のタイムトリップ!!
なんて
いかがでしょうか?
入館時間 10時~17時
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始
入館料 大人350円 子供200円
※すぐ近くにある「赤塚不二夫会館」と「昭和幻燈館」とあわせた「3館めぐり」にすると 大人800円 子供450円 になります。
所在地 青梅市住江町65
電話 0428-20-0355 (青梅赤塚不二夫会館)
ホームページ ome-akatsukafujio-museum.com
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よろしくお願いいたします。