今朝の読売新聞で
「近ごろヌン活が大人気」
という記事が出ていました。
「ヌン活」(ぬんかつ)とは何ぞや?
とお思いになられる方も多いと思いますが
どうやら
※アフタヌーンティーとは……イギリス上流階級発祥の、お茶やお菓子などを優雅な雰囲気で上品に楽しむもの。
素敵な器やテーブルウェア
いつもよりワンランク上の香り高い紅茶
見た目に美しく、食べても美味しい
一口サイズのサンドイッチやスイーツ
ゆったりと流れる優雅な時間……
多くの女性たちが魅了される世界だと思いますけれど
私もこういうのは大好きです!
贅沢なひと時であるがゆえに
憧れ的な、非日常的な時間、空間が堪能出来て
命の洗濯〜……!
って感じがしますよね。
だからこそ
最近になって付けられたという
「ヌン活」
という響きには
どうにもこの世界観にそぐわない
違和感を抱いてしまいます。
「ヌン活」
ってなんだよ
ヌンチャクかよ!!
───って感じです。
就職活動を就活と呼ぶことから
結婚に向けてのお見合い活動を婚活
赤ちゃんを授かるまでの活動を妊活
子供を保育園に入れるための活動を保活
人生をキレイに終えるための準備活動を終活
などと
「~活」という新語が近年色々出て来ましたけれど
「~活」っていう言葉からは
なにやら
目標に向けて一生懸命ガンバッてるような印象を受けますよね。
そういった「頑張り」とは対極にある
リラックス〜
とか
「こういうのって素敵ね♡素敵ね♡」
という
憧れの大解放じゃありませんか?
高級旅館の露天風呂に
絶景を眺めながら身を浸しているのにも似た
心ときめく
わくわく非日常体験というか。
「ヌン」
と略してしまう
さらに
そこに「活動」を略した
「活」を付けてしまう
その言語センスからは
素敵とか優雅とか憧れとかいったものとはほど遠い
セカセカ
ガツガツ
コセコセ
とした
みみっちい日常性を感じてしまうんですよ。
それがイヤ!!!!
これをスラング的に
仲間内だけでお喋りしてる時なんかに使う分には
別にたいして構わないんですよ。
(私は使いませんが)
でも
これが新聞とかテレビなんかで
大っぴらに使われ出して
市民権を得てしまったら
非常~な嫌悪感を抱いてしまうに違いありません。
ましてや
レストランやホテルが自ら進んで
「ヌン活やってまーす」
みたいに使い出したら
悪夢としか言いようがないでしょう。
優雅で素敵な非日常性を楽しみたいと思って足を運んだところで、そんな文句を目にしてしまったとしたら
いっぺんに
興ざめしてしまう事
間違い無しですよ。
願わくは
高級ホテルや高級レストランにおかれましては
「ヌン活」
などという品の無い言葉は
間違っても
絶対に使わないでいただきたい
と思います。
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