TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

実家の電気代が異常なくらい高騰しました…その顛末。

昨年の秋

実家の電気代がありえないほど高くなっている事に気が付きました。

 

父が亡くなってから老母が一人で住んでいる一軒家なんですけど

母が使う電気代ってそれまではだいたい

一月で7000円台平均的なところだったんですよ。

 

ところがそれが

 

10月には25000円ほどになり

11月にはなんと

35000円くらいにまで

なってしまっていました!!!!(@_@;)

早速、東京電力エナジーパートナーに電話して調べてもらったのですが

返って来たレポートに書かれていたのは

「メーターが示している数値はこうですから、料金はこうなります。計算は間違いありません」

という

現状を追認するだけの数字のみ。

 

いや、だから

その使用量の数値があり得ない

って話をしているのですが!?(; ・`д・´)

 

ともかく

この時点での東電さんの対応は

のれんに腕押しと言いましょうか

タライまわし感がアリアリと言いましょうか

 

全く埒のあかないものでした。

 

 

こうなったら

電気使用量をあげている原因を少しでも潰していくべし

 

10年物のエアコン省エネ型の最新式に買い換え

照明も全てLEDに代えたのですが

 

結果

電気代にたいした変化はありませんでした。(=_=)

実は

料金が極端に上がった10月の前月────つまり9月に

実家は2階部分のリフォーム工事をしていたんですよ……。

 

 

その時に少しばかり電気系統の配線を変えたりもしていたので

それで何かの不具合が発生したのかも……?

 

そんな風にも感じられましたので

その時に施工した電気業者さんに来てもらったのですが

 

ブレーカーを落としてメーターの回り方を見てもらったりしても

異常個所がどこにあるのかは全然解明できず

 

もしかしたら漏電?

と疑ってみたりもしたんですけど

 

業者さん曰く

「漏電の場合は半端ない電力たれ流し状態になるので、漏電ブレーカーが落ちるはずですよ」

との事。

「それにしてもこんなに電気代があがるなんて尋常じゃありませんね。もしかしたら……ですけど、屋外のコンセントから電気が盗まれている可能性もなきにしもあらずですね……」

 

実家のあたりは静かで平和な住宅街ではあるのですが

世間では盗電の被害に遭うお家もあったりするらしく

そういう場合もやっぱり

不自然な電気代の値上がりから発覚されることが多いようです。

 

────ということで

 

家の外に付いているコンセントにを掛けて対策してみたのですが

実家の場合はこのケースには当たらなかったようで

 

結局

その後の電気使用量に変化は現れませんでした。

もう、こうなったら

怪しいのは

エコキュートかも知れない!

エコキュート……深夜の電気でお湯を沸かし保温しておく電気給湯システム

 

次に疑惑の目を向けられたのは

設置されてから10年くらいになっているエコキュートでした。

 

実は、さきの電気業者さんに来てもらってチェックしてもらった時

エコキュートだけはブレーカーを落としても動き続けていたんですよ。

 

10年物のエコキュートなので

経年劣化している事も考えられる上

母の一人暮らしではお風呂のお湯もそれほど使わないし

 

近ごろは深夜帯の電気料金も値上がりしてきて

エコキュートの利点もあまり考えられなくなってきたので

 

もういっそ外してしまえ!

エコキュートを外し

ガス給湯器に代えてしまいました。

 

…………が

 

外した翌月の電気料金は

3000円くらいしか安くなってはいませんでした……。

いやもう、こうなったら

メーターがおかしいとしか思えないでしょ!?

────ということで

 

東京電力パワーグリッドに連絡して

メーターを調べに来てもらう事にしました。

 

…………と

こう書くと、すんなりと来てもらう事が出来たように思われるかもしれませんが

 

メーターを調べに来てもらう

というのは

なかなかそう簡単に一筋縄ではいかない事のようでして

 

こちら側としても八方手を尽くして

どうにもそうとしか思われないから

────という事情を説明した上で

よ~~~うやく来てもらえるようになった

という次第です。

 

ついでに東京電力エナジーパートナーにも連絡し

電気料金プランオール電化対応からスタンダードなものに変更してもらい

アンペア数も下げてもらいました。

※実家はオール電化住宅ではありませんが、エコキュートを使っている家の電気プランはオール電化対応のものになっているようです。

(実はこちらもちょびっとだけ大変でした。東電さんによると、エコキュートが付いている家のオール電化プランをスタンダードプランに変更するには、エコキュートを取り外した業者さんから東電へ、あらかじめその旨を連絡しておく必要があるとの事です)

こうしてようやく

東京電力パワーグリッドの職員さんに

メーターに異常がないかどうか、見てもらえる事になりました。

 

調べてみた所

メーターそのものには異常なし。

 

ところが

 

東電の職員さんが庭先で異音に気が付いたようで、こう尋ねてきました。

「今、お家の中で水出してますか?」

「いいえ」

「さっきからずっとモーターの音が聞こえ続けてるんですけど、もしかして、

井戸のモーターが壊れてるかもしれませんよ」

 

さすがはプロ!!

 

実家はほとんどの生活用水井戸水を使っているんですけど

40年近く使っていた井戸のポンプのモーターが、経年劣化で電気ケーブルがおかしくなってしまい

使わない時でもずーーーーっとモーターが動きっぱなしという状態になっていたのでした!

早速、井戸ポンプの業者さんを手配して

ポンプの交換をしてもらい

 

こうして

昨年の秋から始まった電気代異常高騰問題

ようやくケリがつきました。

 

ポンプ業者さんの話によると

モーターが古くなって止まらなくなる故障って、結構よくあるんだそうです。

 

中には一か月の電気代が18万円になったお家もあったらしいですよ!!!!(@_@;)

 

 

電気代が異常に高くなった時に

何が原因なのかを突き止めるっていうのは

実際の所、素人にはかなり難しいと思います。

 

今回の体験でも

外にあった井戸ポンプの故障だった──というのは、私たち家族にとっては完全に盲点で全く気が付きませんでした。

 

そんなこんなで

解決まで8か月くらいもの期間が掛かってしまったわけで

その間、普段より1万円~2万円以上も高い電気代が掛かり続けていたわけで……。(T_T)

 

でも

 

専門の業者さんに原因を突き止めてもらおうにも

電力会社の人って、そうそう簡単には応じてくれないんですよねえ……。

もしかしたら

こういう依頼が多すぎて困っているのかも……?

 

電話で対応してくれたオペレーターさんや、見に来てくれた職員さんは皆さん親切な方ばかりだったのですが

 

電力会社のシステムとしては正直

いささかタライ回し的な……

問題解決先送り的な……

モヤモヤするものを感じてしまうところがありました。

 

電力会社とのやりとりには非常に根気がいるので

同じような問題が起こっても

たぶん途中で諦めてしまうような人も一定数いるんじゃないかな……。

 

 

────という事で

皆さんも

もし電気料金が不自然に爆上がりした時には

電力会社に電話を入れる前に

 

家電製品 (電気をいっぱい食うものがありませんか?)

漏電 (起こっていたら漏電ブレーカーが落ちます。大変危険なので即業者に連絡しましょう)

盗電 (屋外に設置されているコンセントから電気が盗まれる事があります)

エコキュート (故障していませんか?)

料金プラン (当初お得だと思って設定していたプランが、電気料金の改定などにより今はお得じゃなくなっている…なんて事もあります) 

井戸ポンプ (耐用年数は10年前後とのことです)

 

────と

まずはこういった所を

今一度チェックしてみたら良いのではないかと思いますよ!

 

 

 

 

その他の記事のご案内

 

トイレの「さぼったリング」はこれ一発でマジ消える!!

todawara.hatenablog.com

 

ジェルボール洗剤が溶け残って洗濯物にくっ付くの、困りますよね…。

todawara.hatenablog.com

 

エビは猫背なのに何故に「エビ反り」と言うのか!?

todawara.hatenablog.com

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。