先日、愛用の辞書「角川国語辞典」を眺めていましたところ
蟇蛙(ひきがえる)という語句の説明に
「あと足が短く水かきはない。」
と書いてあるのを発見し
「ヒキガエルって水掻きが無いの!?」と
ビックリしてしまいました。
そこで
ネット上でヒキガエルの写真を確認してみましたところ
本当だ。
ヒキガエルの手には水掻きが無い!
だけど、いや待て!
足の方には
水掻きっぽいモノが見えているぞ?
どないなっとんねーーん!?
────という事で
調べてみましたところ
ヒキガエルに限らず
カエルの手に水掻きが無いというのは
ごくごく一般的な事で
カエルの水掻きというのは
ほとんどが後ろ足だけにあるんだそうです。
(※一部例外はアリ)
ヒキガエルの後ろ足の水掻きは、
あまり大きくはないものの
存在している事は確かですので
私の国語辞典の
「水かきはない」
という記述は間違いだったんですね。
(なにぶん、昭和の時代の古い辞典ですので……)
ところで
私たち人間も、お母さんのおなかの中にいる一時期までは
指の間に水掻きみたいなものを持っていたんだそうですよ!
人間の水掻きは
「指間細胞死」
という現象で、
生まれる前に消えてしまうようになっているんだそうです。
水掻きがあれば人間だって
泳ぐ時もっとずっとスピードが出せたでしょうに……。
なんだか、もったいない話ですねぇ。
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