「kindleで小説本を出したけど、なかなか売れないなあ」
そう思っている作家さんは多いと思います。
私なども
まさにその一人
だったりする訳ですが
著者であると同時に読者でもある私が
純粋に娯楽として読みたい本をチョイスする際
無意識的に
ある判断基準に従っている事に気が付きました。
あくまで私個人の判断なので、
これが一般に広げて考えられるかどうかはわかりませんが
こういう風に考える
読書好きは結構多いのでは?
とも思いますので
今回はその事について記事を書いてみようかと思います。
きっかけは
ブログだったり広告だったり
kindleストアでの偶然の出会いだったりと色々ですが
な~んとなく気になる作家さんが出来たとして
「この作家さんの本を読んでみようかな」
と思った時
もしそこに
エッセイ、ショート・ショート、短編小説、長編小説
と並んでいたとしたら
私が一番最初に手に取るのは、おそらく
エッセイだと思います。
その人が作った虚構の世界よりも
まずは
その作家さんは、どんな人なんだろう?
って所が知りたくなるんです。
肩の凝らない雑談って、
気軽に楽しめていいですよね。
(ネットの掲示板を読む楽しさってこれに近くないですか?)
振り返って見ると、私の場合は
超有名な作家さんの本でも
エッセイはいっぱい読んでるのに、小説は1作も読んだ事がないっていうパターンが、かなり多いです。
エッセイと小説って、やっぱりちょっと異質なので
エッセイから入って
「面白い!」
と感じた作家さんには
ついつい次に読む物にも、エッセイを期待してしまう所があるんですよね……。
こういう読者って、結構多いんじゃないでしょうか。
エッセイを読んでると、その作家さんに対して親近感がわいてきますよね。
ただ
小説よりもエッセイを期待されてしまうというのが罠でもあるんですが……。
エッセイの次に取っ付きやすいのは
ショート・ショートです。
ショート・ショートって、手軽に読み始められて、いつでも切りの良い所で終えられるところが良いですよね。
ショート・ショートというスタイルは、通常の小説とはだいぶ異なっていますので、これを面白く作れるかどうかには、かなり適性が問われると思いますが
思わず唸ってしまうような、うまーいショート・ショートが作れる人って、本当に頭が良いんだろうなあ~と思って、尊敬してしまいます。
さて、その次に手を出しやすいのが
短編小説です。
初見の作家さんの場合
いきなり長~い長編小説から取り掛かるよりは
まずは
「短編でどんな感じのものを書く人かな?」
って、お試し感覚で読んでみたい気がします。
短編集として何作かまとめてあるよりは
(それだと長編とあんまり変わりませんから)
kindleだったら
短編1話で100円とかにしてくれた方が、気軽に読めて良いような気がします。
(既に有名な作家さんで、そういう売り方されてる方もいらっしゃいますよね)
ここで好みに合ったら、
次回は「長編も読んでみたいな」という気にもなるかも。
長編小説は
取っ付きやすさにおいては
残念ながら一番最後になってしまいます。
作者としては最も気合を入れて作ったものですから
一番読んでもらいたい所なんですけど
読者にとっては、取り掛かるのに
ちょっと覚悟がいるんですよねえ。
また
私は結構ドケチなので
500円以上すると二の足を踏んでしまう所があります。
(ここは個人的感覚です。ど~しても欲しくなったら買いますが)
なので
長編小説をストアに並べてるんだけどなかなか売れてくれないなあ
と思う作家さんは
エッセイや短編小説を
99円とか100円のお手頃価格で並べてみてはどうでしょう?
エッセイは読まれるけど
小説は読まれない
というパターンは結構多いと思うので
それが必ずしも長編小説の売り上げに繋がるかどうかはわかりませんが(^^;)
(でも、親しみは持ってもらえるかも)
短編小説の読者さんが長編小説へ向かう
っていうのは、結構ある得るんじゃないでしょうか?
長編小説だけを並べている時よりは
何かしらの動きが出て来るかも知れませんよ。
エッセイやショート・ショートや短編小説を出して
「それでも売り上げが全く微動だにしない」
という場合は…………
(そういう事もあり得ますよねぇ……)
ブログでの宣伝を
頑張りましょう!
私はやっぱり
小説の宣伝に一番向いているのはブログだと思うんですよね。
しっかり運営していれば、多少更新期間が間遠になっても
ちゃんと宣伝し続けてくれますから。
(SNSは常に発信し続けなきゃならないから、面倒じゃないですか?)
ただ、せっかくブログを運営していても
過去記事が読みづらい事になったりしていると
ものすご~く勿体ないですよ。(>_<)
カテゴリーと月別アーカイブを設置して
読者が目指す記事に、すぐにたどり付けるようにしておいた方が良いと思いますよ。
(ブログはエッセイみたいなものですから)
こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。
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