TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

不思議な話や怖い話

宇宙人か!?未来人か!?1803年に茨城の海岸に謎の美女を乗せて漂着した円盤「うつろ舟」のこと

江戸時代の 享和3年(1803年)2月22日正午 常陸国(茨城県)「はらやどり浜」の沖合に 怪しげな乗り物が漂っている のが発見されました。 「ありゃ何だべ!」 地元の人々によって浜辺に引き上げられたその乗り物は 丸い形をしていて直径は3間(5.4m)ほど 上半分…

変幻自在のイリュージョニスト果心居士は戦国時代に実在した人物だった!?

私の「心のお師匠様」吉川英治の作品に 「神州天馬俠」 という少年向けの冒険時代小説があります。 神州天馬侠(一) (吉川英治歴史時代文庫) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1989/12/05 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ …

彼岸花の咲く季節になると、北原白秋の「曼珠沙華」というちょっと怖い詩を思い出します。

彼岸花の美しい季節ですね。 秋のお彼岸の時期(9月半ば過ぎ頃)に咲く事から名づけられた「彼岸花」という名称には 毒草であるために 「これを食べたら彼岸(あの世)に行ってしまう」 ということに由来している ──── と言う説があります。 また この花が水田の…

電動アシスト自転車で逗子までサイクリング。途中、お化けが出るという噂のトンネルも通ってきちゃいました。

昨日は 新しく買った電動アシスト自転車に乗って逗子までサイクリング に行ってきました。 先日 10年来使っていた子供乗せ自転車から電動アシスト自転車に買いかえた時 自転車屋の店員さんが 「電動アシスト使ったら、ここ(横浜南部)から逗子くらい、余裕で…

「遠野物語拾遺」から~芸達者な猫が逆上して取り返しがつかないほどブチ切れてしまう話の紹介

「遠野物語」に収めきれなかった話などをまとめて 昭和10年(1935) その続編のような形で出版されたのが 「遠野物語拾遺」です。 伝承の収集に多大な貢献をしてくれていた 協力者の佐々木喜善は その2年前 1933年に46歳の若さで病没してしまっていました。 「…

「遠野物語」の河童のお話~人間の娘と恋愛したり、悪さして村人に捕まったり。

「遠野物語」には幽霊だけではなく 天狗や座敷童、雪女なども語られているのですが 中でも有名なのが 河童の話です。 そこで今回は 「遠野物語」に語られている河童のお話 をご紹介しようと思います。 一般的に思われている河童の顔色は緑色ですが 遠野の河…

「遠野物語」とか「耳嚢」とか読むと幽霊って本当にいるんだろうなあって思います……。

今回は柳田国男(1875-1962)の名著 「遠野物語」と 江戸時代に書かれた巷話集 「耳嚢」とに ちょっと似通った幽霊譚 がありましたので それをご紹介いたします。 まずは「遠野物語」の概略と感想を ─── 民俗学者柳田国男が35歳(明治43年)の時に著したこの説話…

「機長の心理学」(デヴィッド・ビーティ著)の紹介~ほんのわずかな心の動きが重大事故をひき起こす!!

今回は 航空機事故の原因となる 「ヒューマンファクター(人的要因)」について 英国海外航空(ブリティシュ・エアウェイズの前身)の元機長であり心理学者でもある デヴィッド・ビーティ氏(1919-1999)が書き著した 「機長の心理学」 という本の ご紹介をいたし…

「耳嚢」から~江戸時代、箱根の山上に未確認飛行物体が現れたという話

今回もまたまた お奉行様根岸鎮衛(やすもり)が集めた江戸時代の巷話集 「耳嚢」から不思議なお話 をご紹介いたします。 今回はなんと 根岸鎮衛本人が怪しい未確認飛行物体と遭遇した!? とも取れる内容となっております。 参考文献は角川ソフィア文庫から出…

透明ガラス戸にぶつかる事って、意外と良くあるらしいから気を付けた方が良いですよ。

8月も、もう後半ですが 毎日暑い日が続いております。 こうも暑いと頭が霞んだように ボンヤリしちゃいますよね。 私などは ただでさえボンヤリしているというのに 暑さのせいでなおさら拍車が掛かってしまい 意識の明瞭度が冬期と比較すると 70%ぐらいしか…

パイロットって結構UFOを目撃しているらしいですよ。~旅客機パイロットのUFO目撃証言&日航機アラスカ上空UFO遭遇事件のこと~

ところで突然ですが みなさんはUFOの存在って信じてますか? 私は以前は半信半疑だったのですが 飛行機関係に興味を持って色々知って行くにつれ 今では UFOは絶対に存在する! という方向に断然心が傾いています。 以前こちらの記事でご紹介した 元A…

江戸時代末期の慶応2年(1866年)6月9日、大坂城のお堀に謎の巨大生物が出現していたらしい!

先日、三井記念美術館に 「日本の素朴絵展」を見に行った際 実は大変に気になる絵がありました。 それは 日本妖怪博物館から出展されていた こちらの絵なのですが 幕末 ───大政奉還が成る1年ちょい前の 慶応2年6月9日 大坂城の内堀に こんな怪獣が 現れたん…

脱力系の愛らしさ「日本の素朴絵展」を観てきました~地獄の獄卒に責められる亡者たちの余裕っぷりが素敵です。

「メスキータ回顧展」を見に行った同じ日に 日本橋の三井記念美術館で開催されていた 「日本の素朴絵」 という展覧会も観てきました。 「素朴絵」という言葉は 跡見学園女子大の矢島新教授が創出されたもので 「リアリズムを目指さない素朴でおおらかな具象…

夏なので怪奇話をご紹介~お奉行様がしたためた巷話集「耳嚢」より「菊虫の話」

江戸時代の中頃 根岸鎮衛(ねぎしやすもり) という旗本がいました。 佐渡奉行、勘定奉行、南町奉行を歴任した彼は 天保から文化まで 33年もの月日をかけて 知人や古老などから巷に伝わる話を聴き取り それを 「耳嚢」(みみぶくろ)という書物にまとめあげまし…

「人魚」って近頃は、普通に「職業」として認められてるらしいですよ。

長かった梅雨も明けて、いよいよ夏到来ですね。 夏と言えば海! 海と言えば人魚! ──という事で 今回は 人魚について語らせていただきます。 人魚といえば 若くて綺麗な女性 というイメージですが 私は昔から 人魚姫にだって お父さんやお爺さんはいるはず!…

簡潔で絶妙な文章で恐怖を表現!~「童話ってホントは残酷」という本のご紹介

今回は、文学博士三浦佑之先生監修 「童話ってホントは残酷」という本のご紹介をいたします。 グリム童話などを始めとして 「童話って本当はこんなに怖い話だったんだよ~」 というような事を紹介した本や漫画は 現在、いろんな出版社からわんさか出版されて…

「新聞錦絵の世界」~残酷場面と題字を掲げる天使のギャップがものすごい。

先日 高橋克彦著「新聞錦絵の世界」 という本を読みまして 私は多大なる衝撃を受けてしまいました。 ───ということで 今回はその 新聞錦絵についてご紹介をいたします。 新聞錦絵の世界 (角川文庫) 作者: 高橋克彦 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1992/0…