TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

「陰謀論」について思う事~全てが「フェイク」というわけでは、多分ない。

昨今

公的に広く認められている認識異を唱えるような見解について

陰謀論

という言われ方をすることが、よくありますよね。

 

陰謀論と言われている見解の中で

どれが真実で

どれが荒唐無稽な空想話なのか

私には全くわかりませんけれど

 

ただ

ここ最近の風潮として

 

巷で囁かれているその手の言説を全部、十把一からげにして

陰謀論=頭のネジがふっ飛んだトンデモ話

という扱いにしてしまっている事に関しては

 

「野菜はみんな緑色」

「アイドルはもれなく全員美形」

 

なんていうのと同じように

 

案件や言説ごとの違いを全く無視したさ、乱暴

レッテル貼りによる思考停止を正しいと思い込んでしまっている浅薄

などを感じざるをえない──とともに

 

そういったことで安心しきってしまっている人の多いことに

「大丈夫か!?」

と、いささか危惧を抱いたりもしております。

 

ところで

 

陰謀論って言葉は

本来どういう意味なんでしょう?

 

Wikipediaによると

次のようになるそうです。

 

陰謀論 (いんぼうろん、 英: conspiracy theory )とは

 

なんらかの有名な出来事や状況に関する 説明 で

「邪悪で強力な集団(組織)による 陰謀 が関与している 」

と 断定 したり 信じたり するものである

「邪悪で強力な集団(組織)による 陰謀 の関与 」

との事ですが───

 

ある特定の人々を「邪悪」だと思うかどうかは

めいめい置かれた立場(その特定の人々と近しいかどうか)によって異なってくるんじゃないかと思いますが……

 

それはまあ、ともかくとして

 

陰謀論対象者となって

なにかしらの疑惑を囁かれているのは

強力な存在──という事になるみたいです。

 

たとえば

 

国家とか政治家とか

政治機関に大金を拠出しているような

大資本家とか

ある世界(学問の分野など)の

権威筋だとか

 

そういった所ですね。

 

 

ところでみなさん

 

世の中に

陰謀なんてものは無い

と思ってますか?

 

政治経済軍事的な事も

全ての事がらは、一般市民にオープンに知らされていて

裏に隠されている事なんかな~んも無し

公明正大清く正しく事が進んでる───って信じています?

 

もし、そう思っているとすれば

あまりにも純真無垢!!

 

言い方を変えれば

無防備過ぎて

危険と言わざるを得ませんよ!

 

オオカミの群れに放り込まれたヒヨコ同然

 

この世の中

善人ばかりではありません。

 

自分が良い思いをするために

他の人を出し抜いたり、利用したり、騙したりするやつらが

いたるところにウジャウジャしています。

 

人間世界には

ドロドロした汚い面がたっっくさんあるんです。

 

歴史を紐解いてみたってそうでしょう?

 

大化の改新本能寺の変第二次世界大戦

人間の歴史なんて陰謀だらけ。

陰謀に次ぐ陰謀の連続です。

 

 

人間が社会を形成しているところには

陰謀があるというのは

あたりまえ

 

そして

「あいつら陰謀を巡らしているんだろうな」

なんて、囁かれている側の人々(権力者側)が

「そんなものは無いヨ!」

打ち消しにかかるのも

 

これまた

当然と言えば当然の話。

 

誰だって、後ろ暗い企みや痛い肚なんか

探られたくないですからね。

 

 

つまりですよ

 

色々な事情があって

現時点では権力者側として

ど~~~うしても

公には認めるワケの行かない

 

そして、その一方で

 

一般庶民から見てみれば

「なんか怪しいな……」

と思う事

 

そんなあれやこれやの話が

陰謀論

として囁かれているってわけです。

 

 

権力の裏側に隠されているものに対して

あじゃないか、こうじゃないかと憶測する事陰謀論だと言うのなら

 

その情報には

確かなものもあれば嘘もある

情報自体は、玉石混交ってところが本当なんじゃないでしょうか。

 

世の中にはホラ吹きも確かに多いですけど

一方で

「火の無い所に煙は立たない」

なんてことも言いますしね。

 

 

そんな話題の中でも

この話は現在、絶対に白日のもとには晒せない

という

権力者側にとっては

絶対的に隠しておきたい話題

 

新聞やテレビなど、権力者側の息のかかった大手メディア

今の所は黙殺しておくしかない

というような話題は

 

臭い物には蓋

ということで

陰謀論=トンデモ情報」

というレッテルを貼りつけられ

 

メディア政治家によって

「そんな馬鹿馬鹿しい話を信じるのはバカ」

といったイメージ操作が大々的になされることとなります。

 

ここまで必死になって隠そうとするところに、むしろ

なにか本当にヤバいものがあるんじゃないか

かえって怪しさがプンプン匂ってきたりもしてしまうのですが……

 

隠ぺいレッテル貼りイメージ操作というのは

 

火消しをしたい権力者側がとる態度としては

当然といったところです。

 

 

ところで

みなさんは、これまでに

こんな経験をしたことってありませんか?

 

── まず

ある不可解に思えるような

事件なり事象なりがあったりします。

 

 

当然

ジャーナリズムが騒ぎ出してしかるべき大問題だと思われるのに

 

一体どういう訳か

まるで緘口令でも敷かれているかのように

 

テレビや新聞などのメディアには

その話題は一切出て来ません

 

 

そればかりか

 

そのことに関する疑問さえ口にしてはいけないような雰囲気があって

 

ウッカリ、テレビでそれを口にしたタレントが、それ以後仕事を干されてしまったりして ───

 

いつの間にやら

その件に関する事は

放送禁止用語的な扱いとされていたりするんです。

 

 

 

こんな風になったら

 

何か裏がある

と考えて当然ですから

 

その怪しい事象を

ジャーナリズムがトコトン追求してくれるだろうと期待するのですが ───

 

 

テレビや新聞などの大手メディア

追求はおろか報道する事すら一切しようとはせず

 

むしろ権力側と一緒になって

「その話題は陰謀論

「もれなく全部トンデモ話だから絶対に信じるな」

なんてレッテル貼りに躍起になっている、という有様。

 

ジャーナリズムもへったくれもなく

完全に権力側に言うなりの

見事なまでの御用メディアっぷりです。

 

 

─── こんな感じの現象

 

私はここ20数年間の日本において

実際に何度か目にした事があります。

(毎度毎度ネット上では大騒ぎになるんだけれど、テレビも新聞も「報道しない自由」を駆使しまくるという……)

 

日本の大手メディアって

平時は保守だの革新だの色々あるようなティでいますけど

イザとなると、どういうわけか

右も左も一斉に同じような事言い出すんですよね。

 

たぶん、本質的には

太平洋戦争中とたいして変わっていないんだと思います。

 

これから先

権力やスポンサーの提灯持ちではない

真っ当なジャーナリズムが台頭してくれるといいですねえ……。

 

 

事象をひとつひとつ精査することなく

 

権力者大手メディア陰謀論と呼んでいる事を

そう呼ばれているがゆえに、そのイメージのみで

 

全て荒唐無稽のインチキ話

だと思い込んでしまっているような人は

 

そのことに関して

深く追及されたくない

という、権力者側の思惑

見事に嵌められているということです。

 

 

民は由(よ)らしむべし

知らしむべからず

 

これは論語の中に出て来る言葉なのですが

 

本来は

民衆を政治に従わせることは可能だが

なぜそうするのかという道理を理解させるのは難しい

という意味です。

 

それが、いつの間にか

民衆はおとなしく政治に従わせておれば良く

その道理など、いちいちわからせてやる必要は無い。

というように解釈されるようにもなり

封建時代の政治原理として使われたりしたのですが

 

現代日本民主主義国家。

 

「知らしむべからず」じゃ

ダメでしょ!?

 

……とはいうものの

 

一般庶民に知らされないように隠されながら、極秘裏に進められているようなマズ~い事って

 

実は結構

いっぱいあるんじゃないかと思いますよ……。

 



 

その他の記事のご案内

 

 

愛猫を亡くした悲しみの余り血圧が200を超えました……

todawara.hatenablog.com

 

「幸せ」になるためには「自由」や「便利」とどう向き合うべきか。

todawara.hatenablog.com

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

 

 

 

素敵な言葉〜「月下氷人」ってどんな人!?

月下氷人という言葉があります。

なんとなくロマンチックな響きが感じられる言葉ですが

 

月下氷人って

みなさん

どんな人だと思いますか?

 

 

月の下に咲く

月下美人の花みたいな

どこか神秘的な雰囲気の漂う人……?

 

たとえば

こんなイメージとか……?

 

 

な~んて思うかもしれませんが

 

月下氷人というのは

実は

恋(結婚)の仲立ち、縁結びをする人

 

つまり

仲人(なこうど)さんの事を指す言葉なんです。

 

この言葉は

「月下」の部分と

「氷人」の部分

 

それぞれ2つの昔話からなる言葉が合体して出来ています。

 

 

まず一つめ

「月下」の部分のお話

どんなものかというと───

 

-----

 

昔々、中国が唐だった時代。

韋固(いこ)という独身青年が、宋城という地を旅していました。

 

ある夜のこと

彼は、月光の下で大きな袋にもたれながら読書をしているお爺さんに出くわします。

 

韋固がお爺さんに、袋の中から出ている赤い縄について尋ねたところ

「これは縁結びの縄じゃ~。これで足を繋がれた男女は必ず夫婦になるんじゃよ~」

お爺さんはそう言って、彼の未来の妻となる少女を教えてくれました。

 

そして、その数年後

韋固は本当に、その少女と結婚する事になったそうです。

 

この話は

李復言が著した唐の伝奇小説集

「続玄怪録」(続幽怪録ともいう)が出典となっています。

 

このことから

中国では男女の仲を取り持つ人が

月下老人

と呼ばれるようになりました。

 

 

そして、二つ目

「氷人」の部分のお話

次のようになります。

 

-----

 

晋の時代に狐策(こさく)という人がいました。

あるとき、彼は

氷の上に立ち、氷の下にいる人と話をしている

──という不思議な夢を見ました。

 

……変な夢だなあ。一体、どんな意味があるんだろう?

 

そう思った彼は

有名な占い師索紞(さくたん)に

この夢の意味を解いてもらうことにしました。

 

索紞いわく

「氷の上と下は陰陽をあらわしております──これはあなたが結婚の仲立ちをする、という予兆ですな。して、氷が溶ける頃合いには、その結婚は成立することでしょう」

 

果たしてその言葉通り

狐策はその後、太守の息子の仲人をすることになり

その結婚は無事に成立したという事です。

 

 

こちらの話は

唐の時代に成立した晋朝の歴史書

「晋書」

の中に書かれています。

 

月下老人と同じように

氷人という言葉にも

仲人・媒酌人などの意味がありまして───

 

───つまり

月下老人氷人

そして、それを合体させた

月下氷人

み~んな

仲人さんってことなんですね!(^^)

 

 

ところで

 

韋固君の未来のお嫁さんを言い当てた

月下老人さん

 

 

この方は

縁結びの神様として

中国、台湾、韓国で篤く信仰されています。

 

日本においても

たとえば

横浜中華街にある媽祖廟(まそびょう)とかにも祀られていて

 

恋愛方面のご縁

もちろんのこと

 

様々なご縁を

良い方向に結びつけてくれる

ということですよ!

 

ありがたや~~~……!!!!

 

 

 

 

関連記事のご案内

 

 

横浜中華街に行った時には、ゴマ団子がおススメ!

todawara.hatenablog.com

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

 

 

 

ペットロスで高血圧~愛猫を亡くしてから1年。

愛猫のミータ(享年10歳11か月)

昨年の11月29日

腎臓病の悪化により急逝してしまってから

今月末ではや

1年が経とうとしております。

 

 

彼を失った寂しさ、哀しさからは未だ少しも立ち直れてはおらず

ありし日の写真を見ていると、ほぼ100%の確率で涙が出てきてしまいます。

 

そんな

精神的大ダメージも影響しているのでしょうか

 

最近、体に異変が出ている事に気が付きました。

 

血圧を測ってみたところ

 

なんと

 

ギャァァァァー!!

 

 

こんな風に

上が200を超えてしまう事が珍しくないんです……。

(下の数字もたいがい凄いですけどね……)

 

2022年現在

高血圧の基準値

収縮期血圧130 / 拡張期血圧85

となっています。

 

家庭で測った場合には

125 / 下80

とさらに低く設定されていますので……

 

私の場合なんかは

下(拡張期)の血圧がすでに

上(収縮期)の高血圧基準を軽~く超えてしまっているという

デンジャラスっぷりです。(T_T)

 

 

友人から

「私、昔血圧200になった時、倒れたよ!?

そんなに恐ろしい数字で、眩暈とかの自覚症状ないの!?」

って言われたんですけど

 

自覚症状、無いんですよね……。

(まさにサイレントキラー……)

 

2か月ほど前、実家に行った時に母が血圧を測っているのを見て

「試しに私も測ってみよっかな ♫」

なんて軽い~気持ちで測ったら

トンデモナイ高血圧だったという事が判明した次第でして……。

 

それからというもの

 

煮出したパックの杜仲茶を水代わりに飲むことにし

 

血圧改善サプリフェルラ酸サプリ

 

トマトジュース(無塩) 黒酢 豆乳

バナナ アボカド アーモンド

納豆 カカオ70%チョコレート

などといった

 

高血圧に良いと言われているものを、毎日とるようにしているのですが

 

2か月たってもいまだ

夕方になると200近くまで上がって来ちゃうんですよね……。

(私はたぶん夜間高血圧)

 

 

 

私の場合

高血圧になっている原因

 

おそらく

肥満のせい、というわけではないので(普通体形なので)

 

なかなか簡単には下がらないのかも知れませんね……。

 

加齢にくわえ

ストレスも高血圧の原因になりうる───という話なので

 

ミータを失った精神的ダメージ

かなり影響あるんじゃないかな……と思っています。

 

 

そんなこと

どうでもいいから

早よ、医者に行け!

 

とも言われるのですが

 

女性の場合は

更年期高血圧

という可能性もあって

 

その場合

単に降圧剤血圧を下げればいい、ってワケじゃない───というか

むやみに降圧剤で血圧を下げると、余計に具合が悪くなってしまう──なんて事もあるらしいんですよ。

女の人の血圧って、元々

女性ホルモンのエストロゲンが血管をやわらかくしてくれるお蔭で

男の人よりも低めになるようになってるんですけど


更年期に入ると

そのエストロゲンが減ってきてしまう

自律神経も何かと乱れがち。

 

さらに

家族のことや仕事のことなんかで

ストレスを感じる事の多い年代、ということもあり

 

結果

血圧が上がりやすくなっちゃうんだそうです。

 

 

私なんかも

年齢的に、更年期高血圧は非常~に疑われる所なので

 

命の母(更年期の漢方薬)を飲んで

しばらく様子をみてみようと思っています。

 

 

ところで

 

高血圧の基準値って

今でこそ

収縮期血圧130 / 拡張期血圧85

ってことになってますけど

(1987年より以前)

「年齢+90」の値が目安とされ

だいたい160mmHgまでは

正常値とみなされていたんだそうですよ。

 

それが

 

1987年に旧厚労省

180 / 100を高血圧の基準としたのを皮切りに

2000年に日本高血圧学会が

140 / 90という基準値を打ち出し

 

2014年には

135 / 85

年々ずいずい下げられてるんです!

(みなさん、知ってました?)

 

現行の130 / 85っていう基準は

正直

かなり厳しいなあ~

と思うんですけど

(60代以上の日本人の平均血圧は、男女とも上は130を超えてるので、かなりの割合の方が高血圧ってことに……)

 

1987年180 / 100っていうのは

これまた、ずいぶんと緩やかでしたねえ。(^^;)

 

でも

 

これってその当時は

「それくらいまでは正常値」

って見なされてた

って事なんですよね?(・∀・)

 

 

いきなり、キビシイ現行の基準値内に収めようとするのは

私の場合、ちょっと無理がありそうなので

 

とりあえずのところは

せめて

1987年の基準内に収まるように

 

血圧対策

頑張って行こうと思います……。

 



 

 

 

関連記事のご案内

 

 

愛猫ミータとの永別……

todawara.hatenablog.com

 

虹の橋のたもとできっとまた逢えると思っています。

todawara.hatenablog.com

 

猫を失ったダメージを癒してくれたのは、やっぱり猫でした。

todawara.hatenablog.com

 



こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

「ロビンソン漂流記」~この世をサバイバルするための知恵が満載!

今回は、イギリスの作家

ダニエル・デフォー(1660-1731)

が59歳にして初めて書いた小説

「ロビンソン漂流記」(1719年刊)

をご紹介いたします。

 

 

《内容》

 

中流家庭に生まれ、それなりの商才や経営の才に恵まれながらも

冒険心があまりにも強すぎて、安定した境遇に落ち着くことができないロビンソン・クルーソー青年。

 

そのせいでこれまでにも何度も手痛い目にあった───にもかかわらず

再び性懲りもなく危険な航海に乗り出し

挙句の果てに

難破して無人島に漂着

 

そこで二十数年にも及ぶ

孤独なサバイバル生活を送り

 

五十代半ばにして英国船をつかまえ

ようやく島を後にする

(英国船に乗るまでも、ヨーロッパ世界に戻ってからもハラハラものの冒険の連続)

───というお話です。

 

 

もし自分が、たった一人

どこか知らない島に漂着したとしたら?

 

たとえどんなに好奇心が強く

人一倍の度胸を誇っていたとしても

すぐに

「探検だ~」

なんてフラフラ無防備に出歩いちゃダメですよ!

 

獰猛な野獣がいるかもしれない!

 

足場や頭上が危険な所かもしれない!

 

猛毒植物が生えているかもしれない!

 

常に「~かもしれない」を心に留めて

ありとあらゆる危険を想定して行動しないといけません。

(車の運転と同じです)

 

「かもしれない運転」で、常に安全を心がけましょう。

 

また

 

もし、が手に入ったとしても

舟さえあれば脱出できるってわけじゃないんですよ。

 

季節や時間帯によって刻々と変わりゆく潮流だとか

海底にある岩礁の位置

なんてものも

ちゃんと抑えておかないと

 

海に乗り出した途端

今度こそ本当に

一巻の終わりとなってしまいます!

 

そして

 

大きな船が近くに来たからと言って

それが必ずしも救いになるとも限らないんです

 

だって

 

それに乗っているのが

善人だとは限りませんから……。

 

 

ロビンソンもそうなんですけど

 

冒険家って実際の所

ものすご~く慎重です。

 

危険で壮大な大冒険を企てたりはしますけど

その実行にあたっては

これでもかってほど、細心の用心を重ねます。

 

だって、そうでないと

すぐに死んでしまって

冒険はそこで終了してしまいますから……。

 

何の危険があるはずもないのに、危険の予感が生じた時は、我々は決してそれを軽視してはならない。

そういう経験は物事を少し弁えている人間であるならば、誰にでもあることと思うが、それがある一つの、我々が知らない世界からの知らせであり、何等かの霊的な存在の呼びかけであることを疑う事はできない。

 

「ロビンソン漂流記」より

 

 

ロビンソン青年

孤島でのサバイバル生活を

二十年以上にわたって地道に続け

 

難破船から逃れた(の子孫)

そして

現地で捕まえたオウム家族として

 

穏やかで満ち足りた生活を送る

ロビンソンおじさんになりました。

(人間とは一切交流しなくても、犬と猫とオウムがいるから全然寂しくないそうです)

 

実は、猫は殖え過ぎてしまったために、ちょっと悲惨な事になったりもしたんですが……。

 

船から持ち出した聖書を心の拠り所とし

自暴自棄に陥らず

神の摂理をひたすら信じ───

 

という

精神的な所も

とても深いものがあって、考えさせられる所が多かったのですが

 

生き延びるためには

何をどうしたら良いのか

 

という

実際的な技術面

非常にたくさん、こと細かに書かれていますので

 

これ、本当にサバイバル生活を送るようになった時には、かなり参考になるんじゃないですかね!?

 

 

あまりにも真に迫った内容だったので

絶対に

作者の実体験でしょ!

思ってしまったのですが 

 

この物語は

実話ではなくフィクションです。

 

ダニエル・デフォー(1660-1731) ロンドンの新興ブルジョア階級出身。メリヤス商や煉瓦製造業など様々な仕事につき、大もうけしたり破産したりしました。政治好きで血の気の多そうな性格。ジャーナリストとして活躍。

 

とはいっても

 

全くの空想、というわけではなく

色々な人の無人島漂着体験談を素として作られた物語なんだそうです。

 

素材となった漂流体験者の中でも

スコットランド生まれの船乗り

アレキサンダー・セルカーク(1676-1721)

は殊に有名で

 

現在

ロビンソン・クルーソーのモデル」

として、よく語られている存在です。

 

(セルカークが無人島で4年間を過ごした体験談は本書「ロビンソン漂流記」より7年前になる1712年に発表されています)

 

 

「ロビンソン漂流記」の舞台となっている

こちらのモデルは

 

カリブ海に浮かんでいる

トバゴ島(トリニダード・トバゴ)

という説が有力なのですが

 

アレキサンダー・セルカークがサバイバル生活を送った

チリ沖合の島(ファン・フェルナンデス諸島で2番目に大きな島)

マサティエラ島という島が

 

1966年、チリ政府によって

ロビンソン・クルーソーと名付けられています。(観光のため)

 

 

この本が刊行された1719年

日本で言えば

江戸時代の享保4年となります。

 

まだアメリカが建国される、ずっと以前のお話です。

(アメリカ独立宣言は1776年)

 

初版の正式タイトルは以下の通り。

 

「自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と不思議で驚きに満ちた冒険についての記述」

(The Life and Strange Surprizing Adventures of Robinson Crusoe, of York, Mariner:Who lived Eight and Twenty Years, all alone in an un‐inhabited Island on the Coast of America, near the Mouth of the Great River of Oroonoque;Having been cast on Shore by Shipwreck, wherein all the Men perished but himself. With An Account how he was at last as strangely deliver’d by Pyrates)

 

───って

長すぎるだろ!

ラノベか!!

 

 

この物語が世に出てから7年後の

1726年

同時代人ジョナサン・スウィフト(1667-1745)による

ガリヴァー旅行記

が出版されました。

 

こちらの正式な題名タイトルは

 

「船医から始まり後に複数の船の船長となったレミュエル・ガリヴァーによる、世界の諸僻地への旅行記四篇」

Travels into Several Remote Nations of the World, in Four Parts. By Lemuel Gulliver, First a Surgeon, and then a Captain of Several Ships

 

ジョナサン・スウィフト(1667-1745) アイルランドのダブリン生まれ。性格はナカナカ難しそう。

 

スウィフトデフォーより7つ年下なんですが

二人とも血の気が多い上に政治好き

代表作となる小説の骨組みも

 

冒険好きな主人公が航海の旅に乗り出し

船が遭難した挙句

見知らぬ場所に一人で漂着~。

非常に似たところがあります。

 

しかしながら

実録風

「ロビンソン漂流記」

奇想天外

ガリヴァー旅行記

 

内容は極めて対照的

 

皆さまはどちらがお好みでしょうか?(^_^)

(私は、物語はどちらも好きですが、お友達になるならデフォーがいいです)

 

そして、もう一つ

対照的なことと言えば

 

同じ島国でありながら

ガンガン海外に進出しまくっていた

この当時のイギリス

鎖国政策を敷いていた

当時の日本

 

これもまた

非常に対照的で、面白いですよね。

 

 

 

 

 

関連記事のご案内

 

 

スウィフトの「ガリヴァー旅行記」、結構怖い話なんですよコレが……。

todawara.hatenablog.com

 

船に乗る素敵な英国紳士!ヴェルヌ「八十日間世界一周

todawara.hatenablog.com

 

もし無人島でお宝を発見したとしても、実はたいした儲けにはならない、というツマラナイ現実。

todawara.hatenablog.com

 

日本人が大海原に乗り出さなかったのは、遣唐使が大変過ぎたからかも?

todawara.hatenablog.com

 

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

カゴメのサルサソースで作るメキシカントースト!

最近、このサルサソースを買ってみたら

見事にハマってしまいました。

 

サルサソースっていうのは

タコスなんかのメキシコ料理でよく使われている

トマトベース玉ネギ唐辛子(ハラペーニョ)とかが入っている、トロッとしたソースなんですけど

 

トマト好きで辛いもの好きな人でしたら

も~たまらん♡

って感じですよ。

 

 

ということで

 

今回はこの

カゴメ「ザク切り野菜のサルサ

を使った

超自己流メキシカントーストの作り方

をご紹介しようと思います。\(^_^)/

アミーゴ!!

BGMはマリアッチで ♪


www.youtube.com

 

材料 (食パン4枚分)

玉子     2個

アボカド   1個

トマト    1個

スライスチーズ 1枚

食パン    4枚

 

 

調味料

ケチャップ

マヨネーズ

カゴメ「ザク切野菜のサルサ

 

 

作り方

 

まずはトマトを洗って

 

 

好きなように切りまーす。

 

 

次に

アボカドを洗って剥きます。

 

アボカドって

どうやって剥くんだ!?(; ・`д・´)

って

戸惑ってしまう方も多いかと思いますが

 

 

縦半分に切るように

種の周りにグルッと切れ込みを入れ

 

両手に持って軽くひねる

こんなふうにパカッと割れます。

 

 

皮は薄くて硬く

対して、果肉の方は柔らかいので

 

外側から軽くモミモミして、皮と果肉を離し加減にし

そうした後に

皮と果肉の間にグリ~ッと差し入れてやる

手で皮を外す(剥く)ことができますよ ♪

 

種も手で取っちゃいます。

 

もちろん、手は綺麗に洗っておきますヨ!

 

これを

好きなようにカットします。

 

 

玉子

油を引いたフライパンに割って入れ

 

 

加熱しながら

箸でカシャカシャかき混ぜて

 

 

スクランブルエッグにします。

(味付けは特にしなくてオッケー)

 

 

食パン

両面を軽く焼いておきます。

 

我が家では、パンはいつも

コンロの下に付いているグリルで焼いてるんですが

オーブントースターでもフライパンでも

焼ければ何でもいいです!(^_-)

 

 

焼いたパンの上に

マヨネーズとケチャップを掛けます。

 

 

スライスチーズ

4分の1にしたのを乗せ

(ゴージャスにしたかったら、丸ごと一枚でももちろんOK)

 

トマト、アボカド、玉子も

それぞれ4分の1ずつ上に乗っけます。

 

 

仕上げに、上から

「ザク切野菜のサルサ

ティースプーン1杯ぶんくらい

トロッと掛けまーす。

 

 

私は、温かい状態で食べたいと思うので

この後、グリルで再びほんのり軽~く焼いているんですけど

 

焼かないでこのままでもOKです。

 

これにて完成!

 

辛いのがお好きな方はタバスコを掛けてもgoodですよ!

 

 

ご覧いただいてわかります通り

具がてんこ盛りになるので

いささか食べづらいです……。

 

モスバーガー並みに

手がベショベショになってしまうんですが

 

でも美味しいですよ!

 

よかったら試してみて下さいね。(^_-)-☆

 



 

関連記事のご案内

 

 

タコスも、このサルサソースを使えばもっと手軽に作れそう……。

todawara.hatenablog.com

 

缶入りトマトソースでポークビーンズ

todawara.hatenablog.com

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

 

 

「幸せ」に関しての「自由・不自由」「便利・不便」問題について考えてみた。

幸せであるためには

ある程度の自由が必要。

 

でも

自由はえてして

不便が付き物だったりもする。

 

不便すぎてサバイバル過多な状態は

幸せだと感じる余裕もなくなってきたりして……

 

───というように

 

「幸せ」という事を考えていると

「自由・不自由」

「便利・不便」

この両者のバランスに悩まされる事になりがちです。

 

という事で今回はこの

「自由・不自由」「便利・不便」問題について考えてみました。

 

 

「自由・不自由問題」とは

 

自分が他の人から

管理されていたり

監視されていたり

縛られていたり

しているか、そうでないか?という所です。

 

とはいえ

 

人間社会の中でその一員として生きている以上

ほとんど全ての人々が、何かしら(共同体・会社・学校・家族などなど)に縛られている状態なのではないでしょうか。

 

この縛り

キツかったり、納得できないものだったりすると

不自由だと感じてストレスになってしまいがち。

 

逆に

緩やかだったり、納得できるものなら

比較的自由だと感じられて居心地が良かったりして。

 

つまり

 

自由だと思える度合いが高いほど

幸せにも感じられ

不自由で窮屈だと思うほど

不幸だと感じられる。

 

そういう傾向にあるんじゃないかと思います。

 

 

「便利・不便問題」とは

 

衣住食とか

移動の自由とか医療など

生きて行くのに必要な事に不足があるかないか、簡単にアクセスできるかどうかといった所です。

(お金があれば解決する事柄も多いため、経済的な問題と重なってくる所もあります)

 

たまに

不便なことがむしろ楽しい!

なんてタイプの人も、中にはいたりもしますけど

 

一般的大多数の人は体力的、気力的、性格的に

不便な事を不幸

便利な事を幸せ

感じる傾向にあるんじゃないでしょうか?

 

 

そこで

これらを掛け合わせて

幸福度合い低い順から並べてみますと

以下のようになるかと思います。

 

不幸「不自由かつ不便」

 「自由でも不便」

 「便利でも不自由

幸せ 「自由で便利」

 

 

以下に一つ一つ考察してまいります。

 

不自由かつ不便》 

 

ガチガチに縛られていて、なおかつ不便ときたら

まず快適さなんて望めませんよね。

 

イメージとしたら

強制収容所地獄。

 

こういう状態を「好き」とか「幸せ」と思う人なんて、普通はまず、いないんじゃないかと思います。

(一刻も早く脱出すべし!!)

 

因習に凝り固まったど田舎のコミュニティなんてのも、ここに入ってきちゃうかも知れませんねぇ……。( ;∀;)

 

 

自由でも不便

 

こちらのイメージは

誰からも干渉される事のない

自給自足生活です。

 

一見、理想的にも思えますけど

実際にやるとなると

かなりのサバイバル

 

相当な気力・体力・知力が必要とされる上、余暇を楽しむ余裕まではあるかどうか……。

 

こういう生活って、ちょっと憧れたりもしますけど

実の所、かなりきちんと自分を律することのできる人でないと成り立たないんじゃないでしょうか?

 

ともすると、ホームレスと区別がつかなくなってしまうかも……。

 

 

《便利でも不自由》

 

イメージとしては

個人に関するデータのすべてが国家に把握されている高度IT社会です。

手ぶらの顔認証で買い物もできるし電車にも乗れて超便利!

 

しかしながら

 

買い物履歴預金残高電気使用量現在の居場所インターネット使用履歴

何もかもがぜーんぶ「管理者(国家)」に丸見えで、まさに生殺与奪の権ガッチリ握られている状態です。

 

世の中には

「自由過ぎるのはある意味辛い。ほどほどに管理されている状態の方が気楽で良いや~」

と考える人も結構多いので

この状態を快適だと感じる人も意外と多いかもしれません。

 

たしかに

管理者(国家)がシッカリしてて民主的な時には良いかもしれませんけど

為政者がいつでも、いつまでも善政を行なうとは限らないのが世の常なんですよねぇ……。

 

いつなんどき、ふとした理由で

銀行口座が凍結されてしまうかも……。

一切のサービスが受けられなくなってしまうかも……。

 

というわけで

為政者次第では

アッという間に牢獄と化してしまう危険性をはらんでいるのがこの状態です。

 

 

《自由で便利》

 

買い物や暮らしに不自由することなく、誰からも束縛される事のない暮らし。

 

これが一番理想なんですけど

なかなか実現は難しそうですよねぇ……。(^^;)

 

でも

完全に自由とか

すっごい便利とかを目指さず

ほどほどの所で妥協できるんだったら

意外と

実現できそうな気もしませんか?

 

自分にとって程よい位の「自由」や「便利」の度合いで

そこで「足る事を知って」満足できるなら……。

 

ここで

もっと便利に!

なんて欲を出してしまうと

 

今の時代、ことによると

交換条件として

自由を引き渡さなくてはならなくなるかもしれませんので要注意……。(-"-;)

 

 

 

 

 

 

関連記事のご案内

 

 

ラッセル先生の実用的な「幸福論」

todawara.hatenablog.com

 

アラン先生の楽観主義な「幸福論」

todawara.hatenablog.com

 

幸せは今ここにある…。立原道造の詩「夢みたものは…」

todawara.hatenablog.com

 

ほどほどで満足できる、って事は結構大事だと思います。

todawara.hatenablog.com

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。

 

 

「三すくみ」~ナメクジは本当にヘビより強いのか!?

じゃんけんにおける

「石」「紙」「ハサミ」みたいに

三者それぞれに得意、および苦手とする相手がいて、身動きが取れなくなってしまう状態 ───

これを

「三すくみ」

と言います。

 

 

そして

古来より「三すくみ」として良く語られていますのが

カエル・蛇・ナメクジ

という

三種の生き物の組み合わせです。

 

それは一体どういったものかと言いますと

 

 

カエルナメクジを食べますが

ヘビには丸呑みされてしまいます。

(ヘビ>カエル>ナメクジ)

 

 

ところがヘビ

なんと

ナメクジ粘液で

溶かされてしまう

というんです!!!!

(ナメクジ>ヘビ>カエル)

 

 

ここで誰しもが

おい、

それ本当かよ!?

疑問に思うのではないでしょうか……。

 

カエルがナメクジを食べるのは

わかる。

 

ヘビがカエルを食べるのも

わかる。

 

だけど

ナメクジがヘビを溶かすっていうのは

どうなの!?

 

 

 

結論から申しあげますと

 

ナメクジの粘液というのは非常に強い粘着力を持つものではありますが

あれでヘビが溶かされてしまう

 

なんてことはありません。

 

それどころか

 

エクアドルの沿岸地帯には

ナメクジやカタツムリを好んで食べているヘビがいるくらいです。

 

 

───という事で

実際には

カエル・ナメクジ・ヘビの三すくみ

なり立たないのですが

 

これは

日本最古のじゃんけん遊び

「虫拳(むしけん)」

というものが由来になっておりまして

※ヘビは人差し指・カエルは親指・ナメクジは小指

 

昔は、そういうものって考えられていたんでしょうねえ……。

 

 

……ところで

 

ナメクジって、ああ見えて

なかなかスゴイ能力を持った生き物らしいですよ。

 

彼らは結構賢くて

学習能力もあったりするようなのですが

 

触覚が切断されたり、脳みそが破壊されたりしても

ずいずい再生してしまうんだそうです。

また

 

ナメクジは陸に棲息している貝の仲間なので

食べられるかも?

なんて思ってしまう方もいるかもしれませんが

ナメクジやカタツムリには

「広東住血線虫」(カントンじゅうけつせんちゅう)

という

コワーい寄生虫が潜んでいる場合があるので

 

絶対に

で食べては

いけませんよ!!

(最悪の場合死んじゃう事もあるので)

 

万が一食べる場合には

加熱必須です!!

 

彼らが通ったあとのネバネバ粘液でも感染する事がありますので

触ってしまった時にはよー--く手を洗うことが大切です。

 

こんな事をするのは超危険!!!!



カエル・ナメクジ・ヘビからなる三すくみは

中国の

「関尹子」(かんいんし)

という書物が元ネタになっています。

 

そこには

螂蛆

螂蛆、互相食也」

と書かれてありまして

 

この「螂蛆」というのが

日本ではずっと

「ナメクジ」と解されてきたわけですが

 

実の所

本当は

「ムカデだよ!」

という説もあります。(^^;)

 

巨大なムカデは蛇を食べる事もあるそうですよ。



 

関連記事のご案内

 

 

霊力のある不思議な植物「マンドラゴーラ」について

todawara.hatenablog.com

 

毒を持った鳥が実在する!?

todawara.hatenablog.com

 

 

こちらは私の本になります。よろしくお願いいたします。